バイトを掛け持ちしたいときの履歴書の書き方|職歴・本人希望欄・志望動機を解説

  • バイトを掛け持ちしたいとき、どのように履歴書を書くか悩む人も多いのではないでしょうか。基本的に、バイトを掛け持ちする場合は、履歴書や面接でその旨を伝える必要があります。

    本記事では、バイトを掛け持ちするときの履歴書の書き方を解説します。ぜひ参考にしてください。



バイトの掛け持ち希望は履歴書や面接で伝える

  • 前提として、バイトを掛け持ちする際は、双方のバイト先にその旨を伝えることが重要です。掛け持ちをすると伝えておくと、シフト調整の際に融通してもらえるうえに、年末調整が円滑に進む可能性があるためです。
    また、年末調整は原則として1つの職場で行うため、事前に掛け持ちを伝えておけば適切な処理が可能となり、後々のトラブルを防げます。

    バイトを掛け持ちしている旨を伝えたい方は、以下の記事をご覧下さい。
    バイトの掛け持ちが嫌がられる理由は?掛け持ちするメリット・デメリットも解説!


【履歴書の職歴欄】バイトを掛け持ちしたいときの記載内容

  • バイトを掛け持ちしたいときの職歴欄への記載内容を解説します。過去に掛け持ちの実績がある場合も、アピールのために伝えましょう。



現在すでにバイトをしていると伝えるとき

  • 現在働いているバイト先がある場合、以下のように職歴欄にそのバイト先の正式名称を記載し、下に「現在に至る」もしくは「在職中」と記載しましょう。

    ▼履歴書の記入例①



  • ▼履歴書の記入例②





過去に掛け持ち実績があるとアピールするとき

  • 過去に掛け持ち実績がある場合、職歴欄の書き方は以下のとおりです。


  • ・バイト先別に入社・退職を記入する書き方
    ・1行に同じバイト先の入社と退社の情報をまとめる書き方
    ・時系列で記入する書き方


  • それぞれの詳細を以下に示すので、参考にして職歴欄を記載しましょう。


  • 【パターン①:入社と退職を時系列で記入】



  • 【パターン②:会社別に入社と退職を記入】



  • 【パターン③:()を活用して入社と退職を記入】





【履歴書の本人希望欄】バイトを掛け持ちしたいときの記載内容

  • バイトを掛け持ちしたいときの、本人希望欄の記載内容を解説します。職歴欄とあわせて、掛け持ちしたい旨を明確に伝えましょう。



バイトの掛け持ちを希望していること



現在のバイト先が掛け持ちOKであること

  • 現在のバイト先が掛け持ちを許可している旨を応募先に伝えておくと、より好印象を与えられます。バイト先に無断で掛け持ちをすると、さまざまなトラブルが発生する可能性があるためです。例えば、掛け持ちが発覚した時点で、最悪の場合、後で働いた方のバイトを辞めるよう求められる恐れがあります。

    掛け持ちに関してしてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
    パートを掛け持ちする際に知っておくべき注意点|掛け持ちのメリット・デメリットも解説


勤務可能な曜日や時間帯

  • 掛け持ちを理由に働ける曜日や時間帯が限られる場合は、前もって履歴書に記載しておくと、スムーズに面接できます。事前に履歴書で情報を提供しておくと、採用担当者は応募者の状況を理解したうえで質問を準備でき、より効率的な面接が可能になります。

    ▼勤務可能な曜日や時間帯の記入例



通勤手段や通勤時間

  • 応募するバイト先までの通勤手段と所要時間を履歴書に記載しておくと、面接がよりスムーズに進行します。現在のバイト先や自宅からの移動が無理なく行える場合、長期的に勤務可能と判断され、採用の可能性が高まるでしょう。特に、交通費支給のあるバイト先において、通勤手段は採用を検討するうえで重要なポイントとなります。


バイトをスムーズに掛け持ちする手順

  • 以下では、バイトをスムーズに掛け持ちする手順を解説します。まずは、現在のバイト先が掛け持ちを認めているかを確認しましょう。



現在のバイト先の掛け持ちに関するルールを調べる

  • 掛け持ちが禁止されている場合もあるため、必ず現在のバイト先の就業規則を確認してください。一方で、条件付きで掛け持ちを認めている職場も多くあります。例えば、同業でなければ許可する、勤務時間が重複しなければ認める、事前申告を条件に認める、などのケースが見られます。

    掛け持ち後、どちらか片方の勤務先をやめる予定の方は、以下の記事もご確認ください。
    バイトの掛け持ちで片方をやめる理由は?判断基準や注意点なども解説!


どちらをメインのバイトにするかを決める

  • 掛け持ちを始める際は、現在のバイト先、新たに応募するバイト先のどちらをメインとするか決めましょう。メインのバイト先で安定したシフトを確保したうえで、サブのバイト先に柔軟なシフト調整が可能な職場を選ぶと、全体的なスケジュール管理がしやすくなります。


掛け持ちするバイトを探す

  • 掛け持ちが認められているバイト先に絞って、新しい仕事を探しましょう。これからサブバイトを選ぶ場合は、メインのバイト先のスケジュールに合わせやすい仕事が理想的です。週末の短期・単発のバイトや、シフトを柔軟に選択しやすいバイトなどが、サブバイトにおすすめです。


無理なく掛け持ちできそうかイメージする

  • 掛け持ちしたいバイト先を絞ったら、身体的・精神的な負担や時間的な制約をイメージしてみましょう。例えば、スケジュール管理や睡眠時間の確保、学業や家事との両立が可能かを検討してみてください。問題なく両立できそうと判断した時点で、応募を開始しましょう。


【履歴書の志望動機欄】バイトを掛け持ちしたいときの具体例

  • 履歴書の志望動機欄では、自分の状況や目標を正直に伝えて構いませんが、前向きな姿勢やアピールポイントが伝わるよう心がけましょう。ここでは、バイトを掛け持ちしたいときの志望動機の具体例を、学生と主婦(主夫)の2つの立場を想定して紹介します。



お金が必要なとき

  • 「金融機関に就職したいため、学生のうちにファイナンシャルプランナーの資格取得を目指しています。資格取得費用を捻出するため、この仕事に応募しました」

    「子どもが私立の高校に進学したため、学費を稼ぐために応募しました。以前と比べて育児に手がかからなくなったため、柔軟に働けます。土日祝日もシフトに入れます」

    お金が必要というだけで掛け持ちを希望すると、採用担当者によい印象を与えません。お金が必要な理由や、仕事に活かせる資格や経験などを挙げ、雇用するメリットを伝えるよう心がけましょう。


経験やスキルの幅を広げたいとき

  • 「現在、調理師専門学校に通っており、将来は飲食店を開きたいです。ここでの仕事を通じて、実践的なスキルを磨きたいと考えています」

    「現在、事務の仕事をしています。キャリアの幅を広げるため、接客スキルの向上を目指して、コールセンターでの仕事を希望しました。こちらの仕事は週末のみの勤務も可能とのことで、現在の平日の仕事とスケジュールの両立が可能です」

    経験やスキルの幅を広げたいという志望動機は、採用担当者に前向きな印象を与える可能性があります。経験やスキルをどのように活かしたいか、目標や将来のビジョンも伝えると、志望動機の説得力が増します。


時間を有効活用したいとき

  • 「今年4月に大学に入学し、当初は学業との両立に不安があったため、週末のみ働いていました。半年間の大学生活を通じて、平日の夕方も働く余裕があると分かったため、この仕事に応募しました。ここは大学から近く、授業終了後すぐにシフトに入れます」

    「現在、平日の午前中に3時間・週4日間のペースで働いています。家族がいない平日の午後に余裕があるため、時間を有効活用したいと思い応募しました」

    週や月単位で確保できる時間や、勤務地の近さなどに触れつつ、問題なく掛け持ちできる旨を説明しましょう。ただし、時間の余裕が一時的なものと見なされると、早期退職のリスクを懸念され、採用に不利になる可能性があります。長期的に働ける見込みがあるかも、明確に記載する必要があります。


過去の経験を活かして働きたいとき

  • 「かつてアパレルブランドの販売店で働いた経験があります。この仕事でも、基本的な接客や商品のディスプレイ、在庫管理などの経験を活かしたいです」

    「かつて事務職と倉庫作業を同時に掛け持ちしていた経験があります。出産と育児のため、一時的に働く時間を減らしていましたが、子育ても落ち着き時間的余裕ができたため、再び掛け持ちして働きたいと思い応募しました」

    同じ職種で働いた経験があれば、即戦力として採用されやすくなります。掛け持ちをしていた経験がある場合も、スケジュール調整や自己管理能力をアピールするために記載しましょう。


まとめ

  • バイトを掛け持ちするときは、履歴書の職歴欄や本人希望欄に掛け持ちを希望する旨を記載しましょう。志望動機欄には、採用担当者に好感を与えられるように、前向きな姿勢やアピールポイントが伝わる内容を記載してください。

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