バイトの掛け持ちは職場に言う必要あり|言うタイミングや好印象な伝え方も解説

  • バイトの掛け持ちを職場に言う必要があるか、悩んでいる人もいるかもしれません。結論として、バイトの掛け持ちは職場に言うべきです。この記事では、バイトの掛け持ちを言うべき理由や、面接で好印象を与える伝え方などを解説します。ぜひ参考にしてください。

バイトの掛け持ちは言う必要あり

  • バイトを掛け持ちするときは、いずれのバイト先にも言う必要があります。詳しくは以下で解説しますが、掛け持ちを隠して働くと、自分とバイト先の両方に不利益が生じるためです。

    バイト先が掛け持ちを認めていないと、隠したくなるかもしれません。しかし、掛け持ちが発覚した際にペナルティを受ける恐れがあるため、必ず報告しましょう。

    バイトの掛け持ちについての記事はこちら

    パートの掛け持ちについての記事はこちら
  • バイトの掛け持ちを言うべき理由
    バイトの掛け持ちを言うべき理由は、バイト先ごとにルールが異なるためです。掛け持ち自体を認めないバイト先もあれば、同じ業種でなければ認めるバイト先もあります。掛け持ちが許されていると決めつけずに、バイト先の許可を得てからにしましょう。

    また、バイト先としても、どの程度シフトに入ってもらえるかを見積もるために、掛け持ちしているかの情報を把握したいと考えています。

    加えて、年末調整の観点からも掛け持ちについて言っておく必要があります。年末調整が複数のバイト先でなされてしまうと、課税額が適正に算出されないためです。

    年末調整についての記事はこちら

バイトの掛け持ちを言うタイミング

  • 新しいバイト先に応募するときは、履歴書や面接で「採用してもらえた場合、バイトを掛け持ちして働く」と報告してください。「掛け持ちなら、こちらのシフトに入ってもらえないのではないか」と、応募先に思われないように、時間の余裕や働く意欲があることを面接で伝えておきましょう。

    同時に、今のバイト先にも他のバイトを始める旨を伝えておいてください。

バイトを掛け持ちするメリット・デメリット

  • バイトを掛け持ちするメリット・デメリットを解説します。掛け持ちするか決めていない人は、それぞれを見比べて検討しましょう。
  • バイトを掛け持ちするメリット
    バイトを掛け持ちするメリットは、以下のとおりです。

    ・収入が増える
    ・人脈が広がる
    ・スキルの幅が広がり経験が身につく

    今のバイトのシフトを増やすよりも、あえて掛け持ちで働いた方が出会いのチャンスが増えます。新しく始める仕事によっては、スキルと経験も豊かになるでしょう。
  • バイトを掛け持ちするデメリット
    バイトを掛け持ちするデメリットは、以下のとおりです。

    ・スケジュールが煩雑になる
    ・疲労がたまる
    ・プライベートや家庭の用事をこなせなくなる恐れがある

    働く時間が増えると、スケジュール管理や体調管理が必要になります。無理なく働くにはトータルでの仕事量を調整しましょう。

バイトの掛け持ちを成功させるコツ

  • スケジュールや体調に気を配らないと、上手くバイトを掛け持ちできません。バイトの掛け持ちを成功させるコツを解説します。
  • メインバイトとサブバイトを決める
    掛け持ちしているバイトの時給やスケジュール、仕事内容などを見比べて、メインバイトとサブバイトを決めましょう。どちらの仕事を優先するか決まっていれば、スケジュールを組みやすくなります。例えば、シフト固定の仕事をメインバイトにすると、空いている時間にサブバイトや他の予定を入れられるため、比較的スケジュール管理が容易です。

    なお、シフト固定のバイトと組み合わせやすいサブバイトには、24時間営業の店舗でのバイトや、短期・単発のバイトなどが挙げられます。
  • 短期や単発のバイトを探す
    短期・単発のバイトなら気軽に始められるため、本格的に掛け持ちしてバイトをする前に、お試し感覚でスケジュール管理や体力面の調整を体感できます。バイトを掛け持ちすると、スケジュール管理や体調管理が難しいものです。短期でバイトをしてみることで、自分に合う仕事が見つけられるでしょう。

    短期・単発OKの求人
  • 体調やメンタルを考慮する
    バイトを掛け持ちすると心身に負担がかかるため、バイトを入れすぎないように注意してください。体を休ませたり、趣味に勤しんだりして、リフレッシュできる日を適度に確保しましょう。

    また、平日は事務作業で休日は飲食店のホールスタッフというように、仕事内容が異なるバイトを掛け持ちすると、体を適度に休ませられ気持ちの切り替えにも効果的です。ただし、人によっては仕事内容が異なるバイトの両立が難しい場合もあります。かえって心身の負担にならないように、自分にとっての向き・不向きを重視してバイトを選びましょう。
  • 予定は1つのツールにまとめる
    バイトやプライベートの予定をまとめて見られなければ、ダブルブッキングが発生しやすくなります。スマートフォンのアプリや手帳など、どのツールでも構いませんが、予定を管理するものを1つに絞っておきましょう。
  • 休みを取りやすい職場で働く
    バイトの掛け持ちを成功させるためには、休みの取りやすさも重要です。掛け持ちして働く人は、ただでさえ休日が少なくなりがちです。休日が少なければ、突発的な用事に対応できないかもしれません。

    休みを取りやすいバイトなら、家庭の用事や突発的な子どもの病気にも対応できます。また、土日休みのバイトに絞って選ぶと、家族のスケジュールに合わせやすくなります。

バイトを掛け持ちする際の注意点

  • バイトを掛け持ちする前に、勤め先のルールや税金、保険料などについて把握しておきましょう。ここでは、バイトを掛け持ちする際の注意点を解説します。
  • バイト先が掛け持ちを認めているか確認する
    前述のとおり、新しく始めるバイト先にはもちろん、今のバイト先にも掛け持ちすることを伝える必要があります。

    スムーズに報告するために、事前にバイト先が掛け持ちを認めているか確認しておきましょう。雇用条件を確認したり、直接店長などに聞いてみたりすると、掛け持ちが認められているか確認できます。
  • 税金や保険料の支払いが必要になる場合がある
    自治体により正確なボーダーは異なりますが、年収100万円前後から住民税の納税義務が生じます。年収103万円以上を超えると所得税も支払わなくてはいけません。さらに、年収106万円以上なら社会保険料も支払う可能性が出てきます。

    また、自分の年収が増えると、家族が配偶者控除や配偶者特別控除、扶養控除を受けられなくなる場合もあります。働きすぎると世帯年収がマイナスになる恐れがあるため、年収見込みを計算して計画的に働くとよいでしょう。

    税金についての記事はこちら

    ※参考:年収の壁・支援強化パッケージ|厚生労働省
  • 同じ業種の掛け持ちが認められない場合もある
    「競業避止義務」が明示されたバイト先では、同じ業種の掛け持ちができません。同じ業種での掛け持ちが禁止される理由は、繁忙期の重なりや情報漏洩を防ぐためです。契約書を確認し、競業避止が義務づけられていた場合は業種の異なるバイトを探しましょう。

バイトを掛け持ちする際の働き方

  • 掛け持ちする際のバイトの組み合わせ方を紹介します。スケジュール調整が比較的容易になるように、掛け持ちするバイト先を決めましょう。
  • メインバイトの休日にサブバイトで働く
    メインバイトの休日にサブバイトを入れると、働く時間がかぶることなく効率的に働けます。ただし、サブバイトを入れすぎるとリフレッシュする時間を取れなくなります。無理なく掛け持ちを続けるために、意識して休日を確保しましょう。
  • 日中と夜間に分けて働く
    日中と夜間に分けて働くと、プライベートや学校、家事・育児の時間を確保しやすくなります。例えば、朝に家事をこなしてから午前中から昼すぎにかけて働き、昼から夕方を家事・育児に充て、夜に別のバイト先へ向かう人もいます。

掛け持ちバイトの面接で好印象を与える伝え方

  • 新しいバイト先の面接では、掛け持ちをする目的を正直に伝えましょう。掛け持ちバイトの面接で、好印象を与える伝え方を解説します。
  • 収入を増やしたい場合
    掛け持ちにより収入を増やしたい場合は、生活費を得たい、学費を自分で稼ぎたいなど、働く理由を明確に伝えると好印象を与えられます。

    ただし、働く時間を増やしたい人に対して、応募先は「この職場で、しっかりシフトに入ってもらえるだろうか」と心配するかもしれません。どの程度シフトに入れるかを伝え、掛け持ちしていても職場に貢献できると印象づけましょう。
  • スキルや仕事の幅を広げたい場合
    高めたいスキルや、そのスキルにこだわる理由、応募先に興味を持った理由などを伝えて、仕事に前向きな姿勢をアピールしてください。

    同業種で掛け持ちする場合は、これまでの経験を上手く伝えることがポイントです。具体的なエピソードを挙げると働きぶりをイメージでき、採用するメリットを感じてもらいやすくなります。

まとめ

  • バイトを掛け持ちするときは、いずれのバイト先にも掛け持ちすることを言う必要があります。バイト先が掛け持ちを知らなければ、発覚したときにペナルティを受けたり、年末調整が適切になされなかったりする恐れがあります。

    仕事量を調整したいときも、事前にバイト先に言っておけば理解を得やすくなります。バイト先によって掛け持ちに関するルールは異なるため、掛け持ちするバイト先を見つける前に雇用条件を確認しておきましょう。

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