バイトを始める前に必要な身分証明書は?準備の仕方や確認ポイントなどを解説
- バイトを始める際には、身分証明のために書類をいくつか提出する必要があります。また、満18歳未満の場合、年齢を証明する書類や保護者の同意書も求められます。バイト先によっては、採用してすぐに手続きをする場合もあるため、事前に準備できるものはしておくとよいでしょう。
本記事では、バイト先に提出する書類や、契約の際に必要な持ち物などを解説します。何も指示がなかったときの対処法も解説するため、ぜひ参考にしてください。
バイトを始める際に必要な身分証明書1.マイナンバー
- マイナンバーとは、日本に住民票がある人に割り当てられる、12桁の番号です。社会保障制度、税制、災害対策など、法令や条例で定められた事務手続きを行う際には、マイナンバーが必要です。マイナンバーがあることで速やかに個人を特定し、行政機関の間で個人に関する情報の連携ができるようになります。
※参考:マイナンバー制度とは|デジタル庁
- バイト先にマイナンバーを提出しなければならない理由
バイト先には、行政機関に提出する各種書類に、雇用する従業員のマイナンバーを記載する義務があります。例えば、社会保険や税金の手続きの際に必要です。また、バイト先で働きはじめるときや、退職する際の社会保険の手続き、金融機関への届出の際などにも、マイナンバーが使用されます。
バイト先で働く際に必要な書類には、雇用保険被保険者資格取得届・喪失届、健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届・喪失届、源泉徴収票、支払調書などがあります。マイナンバーは、年齢や雇用形態に関係なく提出を求められるため、未成年やバイトでも提出することが不可欠です。
※参考:社会保障・税の手続書類へのマイナンバー(個人番号)の記載について、事業主・従業員の皆さんのご協力をお願いします。|厚生労働省
※参考:マイナンバー制度とは|デジタル庁
バイト先でのマイナンバー提出は義務?提出方法や注意点などを解説!
- バイト先へのマイナンバーの提出方法
バイト先へマイナンバーを提出する際は、原則としてマイナンバーの持ち主が本人であるかを確認できる身元確認と、番号確認ができるものの2種類が必要です。マイナンバーカードを持っていれば、身元と番号がどちらも確認できるため、1枚で提出が完了します。そのほかに、マイナンバーを提出する方法として、以下の方法が挙げられます。
・通知カード(番号確認)と運転免許証など(身元確認)
・マイナンバーが記載されている住民票の写し(番号確認)と運転免許証(身元確認)
身元確認ができるものとして、運転免許証のほかにもパスポート、健康保険証、年金手帳などがあります。
※参考:よくある質問:民間事業者における取扱いについて|デジタル庁
- バイト先へのマイナンバーの提出を断るとどうなる?
マイナンバーを提出しなかったからといって、従業員が罰則を受けることはありません。マイナンバーを提出しないことで、バイト先から賃金不払いなどの不利益や解雇を受けることは、労働関係法令に違反、もしくは民事上無効となる可能性があります。
しかし、前述のとおり、社会保険や税の手続きの際には、関係書類にマイナンバーを記載することが、企業に義務付けられています。必要な手続きを速やかに行うためにも、バイト先にマイナンバーの提出を求められた際には、迅速に応じましょう。
※参考:社会保障・税の手続書類へのマイナンバー(個人番号)の記載について、事業主・従業員の皆さんのご協力をお願いします。|厚生労働省
※参考:よくある質問:民間事業者における取扱いについて|デジタル庁
バイトを始める際に必要な身分証明書2.本人名義の銀行口座の情報
- バイトを始める際に必要な書類の2つ目は、本人名義の銀行口座情報です。以下で、詳しく解説します。
- バイト先に銀行口座の情報を提出しなければならない理由
労働基準法第24条では、賃金は労働者本人に直接支払う旨が定められています。以下は、厚生労働省のWebサイトに記載されている内容です。
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Q.賃金の支払方法に関する法律上の定めについて教えて下さい。
A.賃金については、労働基準法第24条において、(1)通貨で、(2)直接労働者に、(3)全額を、(4)毎月1回以上、(5)一定の期日を定めて支払わなければならないと規定されています(賃金支払の五原則)。
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上記は年齢や雇用形態にかかわらず適用されるため、未成年がバイトをする際でも、保護者の口座に賃金を振り込むことはできません。未成年がバイトをする際は、本人の口座情報を提出する必要があります。
バイトで必要になる銀行口座の作り方とは?必要な理由や方法など徹底解説!
- バイト代の振り込みに必要な口座情報
バイト代を振り込んでもらう際に、必要な口座情報をバイト先に伝える方法はいくつかあります。例えば、バイト先専用の用紙に口座番号を記入して提出する方法や、キャッシュカードや通帳のコピーを持参する方法などです。提出方法はバイト先によって異なるため、バイト先の指示に従いましょう。以下に、口座情報を提出する際に必要な項目を解説します。
- <銀行口座>
各金融機関の銀行口座を使用する場合、提出が必要な情報は、以下の5つです。
・金融機関名
・支店名、支店番号
・預金種目
・口座番号
・口座名義
- <ゆうちょ銀行口座>
ゆうちょ銀行の場合、他の銀行と記載方法が少し異なるため注意しましょう。提出が必要な情報は、以下の4つです。
・店名(3桁の番号)
・預金種目
・口座番号
・口座名義
- 未成年で口座開設したい場合はどうする?
初めてバイトをするケースにおいて、本人が未成年の場合、銀行口座を作らなければなりません。未成年が本人名義で銀行口座を開設する場合は、子ども本人と親権者等の代理人の確認書類が必要です。ただし、口座開設の詳しい方法は金融機関によって異なるため、各金融機関のWebサイトや窓口で確認しましょう。
※参考:お子様の口座も開設できます!|一般社団法人 全国銀行協会
※参考:口座開設時の本人確認書類|ゆうちょ銀行
バイトを始める際に必要な2つの雇用に関する書類
- バイトを始める際は、主に労働条件通知書と雇用契約書の2つの書類が必要です。以下では、それぞれの書類の意味と違いについて解説します。
- 労働条件通知書と雇用契約書の違い
労働条件通知書と雇用契約書の違いは以下のとおりです。
- 労働条件通知書は厚生労働省のWebサイト、雇用契約書は独立行政法人中小企業基盤整備機構のWebサイトにフォーマットがあるため、あらかじめどのような内容なのかを確認しておくとよいでしょう。
※参考:令和6年4月から労働条件明示のルールが改正されます|厚生労働省
※参考:労働契約書を交わす|独立行政法人中小企業基盤整備機構
※参考:アルバイトに雇用契約書は必要?注意点や労働条件通知書との違いも解説!
- 必要書類には捺印やサインが求められる
上記で解説した必要書類には、本人が確認したのちに、捺印やサインを求められることがあります。バイト先は、従業員を雇用する際に基本的なシフトや賃金、交通費などの規定や手当てなどの条件を従業員に通知する義務があり、お互いが合意したことを残す必要があるからです。
捺印やサインは、働く本人が行わなければならないため、労働条件は本人がきちんと確認しましょう。採用後にバイト先に初めて向かう際は、印鑑を持参しておくと安心です。
満18歳未満でバイトを始める際に必要な身分証明書1.年齢証明書
- 満18歳未満でバイトをする場合は、上記の書類に加え、年齢証明書を提出する必要があります。年齢証明書について、以下に詳しく解説します。
- 年齢証明書とは
年齢証明書とは、労働者本人の氏名と生年月日が正しいことを、地方自治体などが証明する書類のことです。法律上、学生証や保険証のコピーは、年齢確認ができるものとして認められていないため、バイト先には年齢確認書を提出する必要があります。
年齢確認書の取得先は、お住まいの市区町村の役所です。手続きに必要な書類は、各自治体のWebサイトに記載されているため確認しましょう。年齢確認書として使用できる書類には、住民票記載事項証明書や戸籍抄本なども含まれます。
※参考:労働基準法の概要(年少者の労働基準)|厚生労働省 静岡労働局
- バイト先に年齢証明書を提出しなければならない理由
労働基準法では、満18歳未満の未成年を雇い入れる際、雇用者は労働者の年齢を証明できる書類を保管することが義務付けられています。年齢証明書を提出しない場合は、バイト先が労働基準法違反となってしまうため、年齢証明書は必ず提出しましょう。
※参考:労働基準法の概要(年少者の労働基準)|厚生労働省 静岡労働局
- <住民票記載事項証明書>
年齢確認書として使える書類の1つに、住民票記載事項証明書があります。住民票記載事項証明書とは、住民票に記載されている内容を証明するものです。申請者が希望する項目のみを表示することもできます。住民票記載事項証明書は、お住まいの市区町村の窓口に発行申請書を出すことで発行してもらうことが可能です。
※参考:労働基準法の概要(年少者の労働基準)|厚生労働省 静岡労働局
バイト先に住民票の提出は必要?提出する理由や提出方法、発行場所などを徹底解説
- <戸籍抄本>
戸籍抄本とは、戸籍に記載されている内容のうち、必要な情報のみを表示する書類です。戸籍とは、自身の出生や婚姻など、身分や親族関係を証明するもので、戸籍に関するすべての情報が記載されています。戸籍抄本は、本籍地がある市区町村で発行されるため、注意しましょう。
※参考:労働基準法の概要(年少者の労働基準)|厚生労働省 静岡労働局
満18歳未満でバイトを始める際に必要な身分証明書2.親権者等の同意書
- 満18歳未満でバイトをする場合、年齢確認書のほかに親権者の同意書も必要です。また、通っている学校の学校長の証明書が必要な場合もあるため、バイト先に確認しておきましょう。親権者の同意書について、以下に詳しく解説します。
- バイト先に親権者等の同意書を提出しなければならない理由
バイト先に、親権者の同意書を提出することには、以下の目的があります。
・労働契約が未成年者に不利と認められるときは、労働基準法58条2項によって労働契約を解除できる
・雇用者と労働者との間で起きたトラブルを解決しやすくする
※参考:労働基準法|e-Gov法令検索
- 成年年齢が18歳に引き下げられても親権者等の同意書は必要?
2022年4月1日より、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。成年年齢の引き下げに伴い、未成年が働く際の保護者の同意を見直す動きも出てきています。2024年6月現在、保護者の同意書に関する判断は各企業に委ねられているため、バイト先への確認が必要です。
※参考:18歳から“大人”に!成年年齢引下げで変わること、変わらないこと。|政府広報オンライン
- 親権者等の同意書の記入の仕方
親権者等の同意書の記入の仕方がバイト先で決まっている場合は、バイト先のフォーマットに従って記入します。特に指定がない場合、下記の項目を順番に記載し、フォーマットを作成するとよいでしょう。
・一番上の中央に「同意書」
・バイト先の会社名「株式会社 〇〇」
・バイト先の代表者名「代表取締役 〇〇様」
・「下記の者が貴社で働くことに同意します。」
・本人の名前
・本人の住所
・本人の生年月日
・記入年月日
・保護者の氏名・捺印
・本人との関係
・保護者の住所
この他にも、インターネットで検索するとさまざまなフォーマットが出てくるため、参考にしてみてください。
まとめ
- バイトをする際は、マイナンバーをはじめ、いくつか身分証明書の提出が必要です。満18歳未満の場合は、さらに年齢証明書や保護者の同意書の提出も求められることがあるため、準備しておくとよいでしょう。どの書類を用意したらよいか迷った場合は、バイト先に確認すれば間違いありません。
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