アルバイトで必要な書類とは?種類・内容を解説!事前に知って早めに準備しよう
- アルバイトを始める際は、面接時や採用時にいくつかの書類を用意する必要があります。面接の直前や採用が決まってから準備しようとしても、時間が足りずに焦ったり間に合わなかったりする可能性があるため、事前に準備しておきましょう。本記事では、アルバイトの面接や採用時に必要となる書類、面接時に必要な持ち物などを解説します。
- アルバイトの面接では、履歴書や身分証明書など、必要書類の提出を求められることがあります。
- 履歴書
アルバイトの面接では、履歴書の提出を求められることが一般的です。履歴書を折らずに入れられるサイズの封筒に入れてから持参すると、きれいな状態で提出できます。さらにクリアサイズに入れると、移動中の折れも防止できます。履歴書は記入事項が多く、証明写真が必要になるケースも多いため、早めに準備しておきましょう。
以下の記事では、履歴書の書き方や注意点などを解説しています。
バイト履歴書の書き方とは|学歴や志望動機、自己PRなどの記入方法を完全解説
- 身分証明書
本人確認をするために、身分証明書が必要となる場合もあります。身分証明書とは、有効期限内の免許証・健康保険証・マイナンバーカードなどです。いずれも現住所が記載されているものを用意します。学生の場合は、学生証の提出を求められることもあります。身分証明書は、可能な限り写真付きのものを用意しましょう。
- アルバイトの面接では、提出を求められた必要書類のほかに、持っていると便利な持ち物があります。
- A4サイズの書類が入るカバン
面接時は、A4サイズの書類が入るカバンを選ぶのがおすすめです。履歴書のサイズはA4サイズが多く、小さくてもB5サイズが一般的だからです。また、面接時に渡される各種書類も、A4サイズが多い傾向にあります。
普段、小さなサイズのカバンしか使用しない人は、100円ショップなどで販売されている、トートバッグなどを用意してもよいでしょう。大切な書類を汚したり折ったりすることなく持ち歩けます。
- スケジュール帳
スケジュール帳や手帳を使っている人は、面接時に持参しましょう。アルバイトの場合、面接時に採用が決まることもあり、いつから研修や出勤できるかを確認される可能性があるからです。スケジュール帳を持っていない人も、面接前に予定が入っている日を確認しておくと安心です。予定を把握しておくと、採用後の予定もスムーズに決められます。
- 面接担当者の連絡先
アルバイトの面接に行く際は、面接担当者の氏名や連絡先もメモして持参しましょう。面接現場の受付で、担当者の名前を伝えなければならないケースもあるからです。万が一面接に遅刻しそうになっても、面接先の電話番号を把握しておけばすぐに連絡できます。連絡する際は、担当者の氏名を伝えた方がスムーズにつなげてもらいやすくなるでしょう。
- アルバイトの面接では、気持ちにも時間にもゆとりを持つことが大切です。ここでは、アルバイト面接を受ける際のポイントを解説します。
- 志望動機・自己PRを事前に練習する
面接では志望動機を質問されたり、自己紹介とともに自己PRをするよう求められたりすることがあります。事前にしっかり考えておいても、面接時は緊張しやすくなるため、忘れてしまうかもしれません。
志望動機や自己PRの練習をして、入室から退室までのイメージトレーニングをしておけば、自信を持って挑めるため面接が受かりやすくなります。志望動機が思いつかずに困っている人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
バイトの志望動機がないと採用されない?志望動機の重要さや見つける方法などを徹底解説
- 時間に余裕を持って行動する
面接に遅刻すると印象が悪く、不採用となってしまう可能性が高まります。渋滞や電車の遅延、想定外のトラブルが発生する可能性も考慮して、早めに家を出るなどしましょう。時間に余裕があれば、落ち着いて行動できます。面接の前に、身だしなみをチェックする時間も確保しておくとよいでしょう。
バイトの面接には何分前までに行くべき?声掛けのタイミングや遅刻の対処法も解説
- スマートフォンをマナーモードにする
面接中にスマートフォンの通知音が鳴ってしまうと、面接担当者からの印象が悪くなる可能性があります。自分でも通知音が鳴ったことに対して焦ってしまい、伝えたいことや確認しておきたいことを忘れてしまうかもしれません。スマートフォンは、面接現場に入る前にマナーモードにしておくようにします。
- 面接に合格し、アルバイトとして採用されることになった場合に必要となる書類も、さまざまです。必要書類は、法的に義務付けられているもの、会社が独自に設定しているものなど、会社によって異なる場合があります。採用が決まったときに、メモしておくとよいでしょう。
- 雇用に関する必要書類
従業員の採用時は、労働条件が詳しく記載された労働条件通知書の交付が、義務付けられています。労働条件通知書とは従業員が安心して働いたり、トラブルを防いだりする目的で交付する書類です。労働条件通知書の代わりに、労働条件が記載された雇用契約書が用いられることもあります。
アルバイトを始めるうえでは、応募したときの条件と記載されている内容に違いがないかなど、詳しくチェックしておくことが大切です。
※参考:労働条件通知書|厚生労働省鳥取労働局
- <労働条件通知書・雇用契約書の違い>
前述したとおり、労働条件通知書は交付が義務付けられていますが、雇用契約書は義務ではありません。また、適用される法律や合意の必要性も異なります。ただし、雇用契約書に労働基準法で定められた労働条件の項目を追加すれば、労働条件通知書を兼ねることができます。雇用契約書に関しては、以下の記事をチェックしておきましょう。
アルバイトに雇用契約書は必要?注意点や労働条件通知書との違いも解説!
- 社会保険に関する必要書類
勤務時間や日数、年収などの条件を満たせば、アルバイトでも社会保険に加入できるケースがあります。社会保険に関する必要書類は、マイナンバー・年金手帳・雇用保険被保険者証です。
年金手帳は、基礎年金番号の確認のために必要です。以前働いていたことがあり、雇用保険に加入していた人は、被保険者番号を確認するために雇用保険被保険者証が必要になります。失くした場合は、以前働いていた会社やハローワークで確認することが可能です。
アルバイトも社会保険の対象?加入条件やメリット・デメリットを解説
- 税務に関する必要書類
税務に関連する必要書類には、給与所得者の扶養控除等(異動)申告書と源泉徴収票が含まれます。いずれも年末調整で使用するため、アルバイトの開始時期によっては、早めの提出が必要です。源泉徴収票は、その年の途中まで他の会社で働いており、会社が年末調整を行う場合に求められます。前の会社を辞めてから1か月以上経っていれば、送付されているはずです。
- 給与振替に関する必要書類
給与の振り込み先を登録するために必要なのが、給与振り込み口座の登録申請書です。振り込み口座は、アルバイトをする本人名義のものでなければなりません。また、会社から振り込み先の銀行を指定されるケースもあります。指定の銀行に口座がない場合は、早めに口座を開設しましょう。ただし、給与が現金手渡しであれば必要ありません。
- 通勤に関する必要書類
電車・バス代やガソリン代など、通勤時に費用が発生し、交通費が支給される場合は、通勤手段や経路、交通費を申請するための書類が必要となります。通勤手段や会社までの距離によっては非課税になることがあるため、正確に算出しましょう。徒歩や自転車などで費用が発生しない場合は、提出する必要はありません。
なお、交通費が支給される際は、現住所を確認するために、住民票記載事項証明書の提出が求められます。
- 18歳未満や外国人がアルバイトをする際は、上記以外にも必要となる書類があります。
- 18歳未満のケース
18歳未満・未成年でアルバイトをする場合は、本人のマイナンバー、本人名義の銀行口座、雇用契約書、年齢証明書、親権者または後見人の同意書が必要です。年齢証明書には、住民票記載事項証明書や戸籍抄本などがあります。同意書は、アルバイト先に必要事項や書き方を確認して作成します。未成年は、親権者または後見人の同意を得なければ雇用契約を結べません。
※参考:労働基準法の概要(年少者の労働基準)|厚生労働省 静岡労働局
- 外国人のケース
外国人がアルバイトをする場合は、滞在するために正規の手続きをしているか、どのような仕事ができるかを確認するために在留カードが必要です。留学生の場合は、資格外活動許可申請もしなければなりません。申請をしても、在留資格によって働ける時間は異なるため、注意しましょう。
※参考:資格外活動許可申請|法務省 出入国在留管理庁
- アルバイトをする場合は、必要になる書類がいくつかあります。免許証や健康保険証などの身分証明書は手元にあるケースも多いですが、現住所が記載されているか、有効期限が切れていないかなど見直しておきましょう。会社によって必要となる書類が異なることもあるため、応募時や面接時に確認することが大切です。
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