バイトの志望動機がないと採用されない?志望動機の重要さや見つける方法などを徹底解説
- バイトに採用されるためには、履歴書の提出や面接を実施して選考を通過する必要があります。志望動機は、バイトの採用を決める大事な要素の1つです。そのため、志望動機がないままバイトに応募すると、採用のチャンスを逃してしまう可能性があるので、しっかり考えておかなければなりません。
この記事では、バイトの志望動機について、重要性と考え方、例文、ポイントなどを解説します。ぜひ参考にしてください。
- バイトは、正社員などとは違って気軽に始められますが、志望動機がない状態で何となく応募してもなかなか採用されません。志望動機がないと、バイトに応募した動機が伝わりにくく、バイト先の担当者も採用の判断がしにくくなるためです。
志望動機は、採用担当者に、自分がどんな人物なのかを伝えるために重要な要素です。採用の段階から志望動機などで手を抜いていると、印象が悪くなってしまう可能性があります。
- 採用する側は、できるだけ意欲のある人材を雇いたいと思っているところがほとんどです。そのため、選考の際には、応募者の意欲を探るために、志望動機を重視する傾向にあります。
また志望動機は、これまでの経験などを掘り下げるきっかけ作りにもなるため、面接での話題の種にもなります。志望動機でよい印象が伝えられれば、ぐっと採用に近づけるでしょう。
バイトの志望動機についての記事はこちら
- バイトに応募したいが、志望動機が思いつかないという場合、バイトの目的とそのバイト先を選んだ理由を掛け合わせて考えてみてください。以下で詳しく解説します。
- バイトをしたい理由を考える
まず、なぜバイトを始めたいのかを考え、その理由を志望動機につなげましょう。バイトを始める理由には、以下のような例が挙げられます。
- バイトを始める理由が漠然としていると、働く意思を伝えにくくなります。バイトをする理由をはっきりさせていれば、説得力のある志望動機を考えやすくなるはずです。
- そのバイト先を選んだ理由を考える
目的が明確になったら、その目的に沿って、なぜそのバイト先なのかを考えます。バイト先を選んだ理由には、目的によって以下のようなケースが考えられます。
- そのバイト先を選んだ理由が曖昧だと、他のバイト先でもよいのではと思われてしまうので、しっかり考えてみてください。ただし、選んだ理由がバイト先の環境と噛み合っていない場合は、アピールにならないので注意が必要です。
- ここからは、バイトの志望動機が思いつかない人向けに、理由別の例文をご紹介します。
- 通いやすい場合の志望動機
通いやすいという理由を志望動機に盛り込むと、長く働けたり、シフトに多く入れたりするメリットを伝えられます。徒歩や自転車での通勤が可能など、交通費が不要である部分も伝えられるとよいでしょう。
【例】
「自宅からも学校からも通いやすい場所にあるため、シフトに入りやすいと思い志望しました」
「自転車で通える距離なので通いやすく、長く働けると思い志望しました」
- 稼ぎたい場合の志望動機
学費や生活のために稼ぎたいという理由の場合、素直に書くと「どこでも良かった」とも捉えられてしまう可能性があります。業界への興味や続けやすさなど、他の理由も一緒に伝えられると、長く続けてくれそうな印象になるでしょう。
【例】
「自分の力で学費を稼ぎたいと思い、以前から興味のあった飲食店でもあるこちらに志望いたしました」
「1人暮らしを始めるためにお金を貯めたいと思っており、通いやすくシフトに入りやすいこちらに志望しました」
- 業務内容に興味がある場合の志望動機
バイト先の業務に興味があるという志望動機は、意欲を伝えるのに効果的です。なぜ興味があるのか、将来にどう活かしたいのかなど、具体的なエピソードを添えて伝えられるとよいでしょう。
【例】
「小さいころから家族と外食するが好きで、いつか自分も飲食店で働いてみたいと思っていたため、こちらのレストランに志望いたしました」
「将来トリマーを目指しているため、少しでも雰囲気を感じてみたく、ペットショップに加えトリミングを受け付けている貴社に応募しました」
- スキルをアピールしたい場合の志望動機
学校で学んだ知識や過去のバイトで得たスキルなどが活用できる業種なら、志望動機でのアピールになります。直接は関係がなくても、部活や私生活などの経験のなかで、役立つスキルがあれば盛り込みましょう。
【例】
「教員を目指しており、教育学部に通っています。学んだ知識を実践で活かしてみたいと思い、こちらの学習塾のバイトに応募しました」
「以前も飲食店で働いていた経験があり、その際に学んだ接客やドリンク提供のスキルが活かせると思い、志望いたしました」
- 希望のバイト先で採用されるためには、志望動機を考える際に、以下の3つポイントを押さえる必要があります。それぞれのポイントについて、以下で詳しくみていきましょう。
- 志望動機がないまま応募しない
志望動機が特にない場合でも、履歴書を空欄で出したり、考えないまま面接に挑んだりするのは避けるべきです。志望動機を書く欄がない履歴書を選ぶのも1つの方法ですが、ほとんど面接では志望動機を質問されます。志望動機がないと、意欲がないと思われてしまったり、対応に困ったりする可能性があります。
最初は志望動機がなくても、バイトを始める理由とバイト先を選んだ理由を結び付けて、簡単でもよいので考えておくようにしましょう。
- 自分の言葉でポジティブに伝える
志望動機は、特別な事情がなければ、他の応募者と似てしまう可能性があります。そのため、定型文をそのまま使うよりも、自分の言葉で素直に伝えることが大事です。
また、マイナスイメージを持たれないように、できるだけポジティブな言葉遣いを心掛けるようにしましょう。
- 具体的なエピソードがあると伝わりやすい
志望動機には、具体的なエピソードや経験が添えてあると、説得力が増します。志望動機に盛り込むエピソードには、以下のような例があります。
・以前、客として利用した際の対応に感動した
・販売している商品をプレゼントでもらった経験があり、今では愛用している
・関連する資格の取得を目指している など
- バイト先の書類や面接で志望動機を伝える際には、以下の3点に注意しましょう。
- 言葉遣いやネガティブなワードに注意する
乱暴な言葉はもちろん、間違った言葉遣いは避け、丁寧な文章で志望動機を伝えられるように心掛けます。特に、ネガティブなワードを使うと、印象が悪くなる可能性があります。
もし、ネガティブに捉えられてしまう理由がある場合は、違う言葉に置き換えましょう。たとえば、「お金がない」という理由でバイトを始めたい場合は、「将来のために貯金を始めたい」など、できるだけポジティブに捉えてもらえるように置き換えると、好印象を与えられます。
- 相手に伝わるように内容をまとめておく
志望動機がまとまりのない文章や話になっていると、相手にうまく伝わらない可能性があります。熱意があったとしても、相手に伝わらないと意味がありません。
そのため、要点をまとめ、簡潔に伝えられるように準備しておきましょう。まずは、結論から伝え、続けて理由を述べるのがコツです。理由が複数ある場合は、箇条書きにして簡潔にまとめてみてください。
- 履歴書の内容と面接の内容を一貫させる
履歴書で書いた内容と面接で答える内容に相違があると、一貫性がなく不信感につながってしまいます。そのため志望動機も、まったく同じ文面でなくても、理由や目的は合わせて伝えなければなりません。
履歴書に書いた志望動機の内容をしっかり覚えておき、面接用に伝え方を練習しておきましょう。
- 適当さやネガティブさが伝わってしまうと、採用から遠ざかってしまいます。以下のような志望動機だと、印象が悪くなってしまう可能性があるので、避けるようにしましょう。
【志望動機のNG例】
「業務内容が簡単なので、自分でもできると思い志望しました」
→ネガティブに捉えられてしまう可能性がある
「お金を稼ぎたいので、家から近いバイトに応募しました」
→「どこでも良かったのでは」と思われてしまう可能性がある
- 希望するバイト先で採用されるには、応募時の志望動機が重要です。志望動機がない場合は、バイトを始めたい理由や、そのバイト先を選んだ理由を改めて考え、説得力のある志望動機を考えてみましょう。本記事で紹介した例文やNG例を参考に、自分に合った志望動機を考えてください。
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