バイト・パートの志望動機の書き方とは?ポイントや例文を解説

  • バイトに応募する際は、履歴書に志望動機を記入する必要があります。また、面接を受けるときは大抵の職場で志望動機を尋ねられます。働く意気込みを感じる、職場に貢献してくれそうなどと応募先に感じてもらうために、志望動機をしっかり考えておきましょう。

    本記事では、バイト・パートの志望動機を考えるポイントや注意点を解説します。ぜひ、参考にしてください。


バイトの志望動機を考えるときのポイントとは


  • 具体的な志望動機が浮かんでこない人もいると考えられます。バイトの志望動機を考えるポイントを解説します。


  • 自分を採用するメリットを考える
    応募先の立場になり、採用するメリットをイメージしやすい志望動機を考えましょう。例えば、職場が家から近いから通いやすい」という志望動機なら、「急なシフト調整にも対応できる」「交通費がかからない」などのメリットにつなげられます。


  • 過去の経験と意欲をもとに考える
    仕事に役立つスキルや資格があれば、志望動機と絡ませて伝えるとアピールになります。例えば、「学生時代のバイトでの接客経験で、臨機応変さを身につけた」「育児経験から、子どもたちとのコミュニケーションに自信がある」といった具合です。


  • ポジティブに伝えることが大切
    志望動機はできるだけポジティブな表現で伝えてください。特にお金に関する内容については、「会社員に戻るために必要な資格取得費用を稼ぎたい」のように、キャリアやスキルにつながる伝え方にすると好印象です。


  • 100文字~200文字程度で考える
    応募先から特に指示がない場合は、志望動機は100文字~200文字程度で簡潔にまとめましょう。長すぎる文章は読みにくく、要点がぼやけてしまう恐れがあります。


  • 複数の理由を組み合わせる
    複数の志望動機を上手く組み合わせると、「働きたいと真剣に考えている」と応募先に感じてもらえる可能性があります。例えば「時給が高い」のみを志望動機に挙げるより、「時給が魅力的なうえに、経験を活かして貢献できると感じた」と伝える方が、仕事への意気込みを感じさせます。


バイトの志望動機を書くときの注意点とは


  • 履歴書はバイト先に自分をアピールする大切な書類です。履歴書にバイトの志望動機を書くときの注意点を解説します。


  • 口語にならないように気をつける
    履歴書で口語を避けてください。口語とは、話し言葉のことです。「それで」「だから」「なので」などは、口語です。「したがって」「そのため」など書き言葉に変換しましょう。「食べれる」のような「ら抜き言葉」や、「話してる」のような「い抜き言葉」も修正して、正しい日本語を用いて履歴書を作成します。


  • 手書きの場合は丁寧に文字を書く
    履歴を手書きする場合は、1文字ずつ集中して丁寧に書きます。おすすめの筆記用具は0.5〜0.7mmの黒色のボールペンです。使い慣れたもので、文字のつぶれやかすれがないものを選んで書きましょう。なお、応募先から指定がない場合はパソコンで履歴書を作成しても構いません。


  • 面接と一貫性を持たせる
    履歴書に記載した志望動機は、面接であらためて聞かれる場合もあります。尋ねられた場合は、履歴書に記載した内容に合わせて回答しましょう。履歴書をコピーしておけば、面接直前まで内容を確認できて安心です。

    履歴書に書いた内容を覚え、一言一句同じことを答えなければならない訳ではありません。一貫性がなくならないよう注意しつつ、履歴書に書き切れなかった部分を補えるように心がけましょう。


  • 空欄で提出しない
    なかなか志望動機が思いつかない場合でも、空欄はおすすめできません。応募先に働く意欲が低いと判断されかねないためです。前述した志望動機を考えるポイントを参考に、採用したいと思ってもらえるような内容を考えましょう。


【例文あり】今から使える一般的なバイトの志望動機


  • 一般的なバイトの志望動機を例文つきで解説します。参考にして志望動機をまとめてみましょう。


  • 志望動機1:バイト先に通いやすい
    「バイト先に通いやすい」は、応募先にもメリットがある志望動機といえます。

    「バイト先から家が近く、徒歩だと10分程度で通える距離です。急なシフト調整にも柔軟に対応したいと考えております。」


  • 志望動機2:生活費を稼ぎたい
    「生活費を稼ぎたい」は、ポジティブな伝え方が求められる志望動機です。稼ぐ目的や、稼ぎたい金額を交えて志望動機をつくりましょう。

    「生活費として月8万円を目標に働きたいです。飲食店なら、会社員時代の経験を活かして働けると考えました。」


  • 志望動機3:自分の好きな店である
    「自分の好きな店である」と伝えたいときは、商品やブランドへの感想で終わらないように、バイトで実現したい内容も交えて働きぶりをイメージできる内容にしましょう。

    「長年このブランドが好きです。先輩スタッフのようにあたたかい接客を意識して働きたいです。」


  • 志望動機4:シフトに入りやすい
    「シフトに入りやすい」は応募先にとってうれしい志望動機です。なぜシフトに入りやすいか理由を伝えると説得力が増します。

    「平日は幼稚園に子どもを通わせており、同居の祖母も子どもを見てくれます。そのため、柔軟にシフトに入れます。」


  • 志望動機5:時給が魅力的
    「時給が魅力的」な職場では、よい条件が見つかったらすぐやめるのではと思われないように、長く働く意思を伝えます。

    「子どもの高校、大学進学費用を増やしたいと思い応募しました。家事・育児の時間を確保しつつ長く働けそうな環境に魅力を感じています。」


  • 志望動機6:制度が充実している
    「制度が充実している」というときは自分本位になりすぎないように、採用するメリットを添えましょう。

    「子どもがいる女性に優しい制度が充実しており働きやすいと感じました。家から近く、急なシフトの穴埋めにも対応できると思います。」


  • 志望動機7:扶養内で働く
    労働時間を調整する観点から、扶養内で働きたければ早めに希望を伝えましょう。将来的にフルタイムに変更したい人は、その旨を伝えると好印象です。

    「1日5~6時間を目安に扶養内で働きたいと思っています。2年後に子どもが中学に上がるため、フルタイムも視野に入れています。」


将来を考えたバイトの志望動機の例文


  • 将来を考えた志望動機はポジティブな印象を与えます。例文を紹介するので参考にしてください。


  • 志望動機8:社会経験を積みたい
    「社会経験を積みたい」は、向上心を感じさせる志望動機です。また、扶養内のバイトでも社会経験は積めます。

    「社会経験を積み、いずれ会社員にチャレンジしたいと思い応募しました。これまでのバイトとはジャンルが異なりますが、精一杯努力します。」


  • 志望動機9:仕事自体に興味がある
    応募先の仕事内容と自分の将来を結びつけた志望動機は、熱意を感じさせます。

    「将来は実家の飲食店を継ぎたいと考え、これまでも多くの店舗で働いてきました。働きつつ多くを学ばせていただきたいと思っています。」


自分の特技・経験をアピールする場合の例文とは


  • 他の人と違う志望動機をつくれると、応募先に自分を印象づけられます。特技・経験をアピールする場合の例文を紹介します。


  • 志望動機10:特技を活かすことができる
    特技を志望動機と絡ませるときは、具体的なエピソードを交えると説得力が増します。

    「主人の転勤が多く、各地で交友関係を築いてきました。コミュニケーションスキルを活かして接客したいです。」


  • 志望動機11:経験を活かすことができる
    学生時代の経験や育児での経験などを伝える志望動機もおすすめです。応募先の仕事内容と関連づけ、貢献してくれそうと感じてもらいましょう。

    「以前のバイト先で介護スタッフとして働きました。相手に配慮する姿勢はこの職場でも役立つと思っています。」


職業別にバイトの志望動機の例文を紹介


  • 職業別にバイトの志望動機の例文を紹介します。職業ごとに意識したいポイントを押さえておきましょう。


  • 飲食店の志望動機
    飲食店に応募する際は、ホールとキッチンのどちらを希望するかが重要です。ホールなら接客経験の有無、キッチンは料理経験を伝えましょう。

    「キッチン希望です。かつてカフェのキッチンで働いており、オリジナルメニューが好評でした。」


  • 一般事務の志望動機
    一般事務では、パソコンの操作スキルが重視されます。ブランクがあれば、その期間にどのようにスキルアップしていたか伝えましょう。

    「事務は未経験ですが、エクセル・ワードの基本操作は身についています。出産後退職してからは、在宅でデータ入力をしていました。」


  • アパレル販売の志望動機
    アパレル販売に応募する際は、接客経験の有無を伝えます。未経験の場合は、別のアピールポイントが求められます。

    「ブランドの世界観が好きで応募しました。アパレル販売経験を活かして、積極的にお客さまとコミュニケーションを取っていきたいです。」


  • 学童・保育の志望動機
    幼児や子どもとふれ合う学童・保育の仕事に応募する際は、過去の経験や保有する資格を伝えるとアピールになります。

    「以前、塾講師をしていました。子どもの心に寄り添うことを大切にして働きたいです。」


  • 映画館スタッフの志望動機
    映画感スタッフに応募する際は、繁忙期(土日祝日、連休)にシフトに入れるかがポイントです。

    「映画や、映画館の居心地のよさが好きです。土日祝日、連休にもシフトに入れます。」


  • 清掃スタッフの志望動機
    清掃スタッフに応募する際は、清掃業務の経験があれば伝えましょう。未経験の場合は、家庭での掃除で気をつけていること、感じたことなどを交えます。

    「未経験ですが、家の掃除には慣れています。経験を活かしてスキルアップできるよう頑張ります。」


バイトの志望動機が思いつかない場合の対処方法とは


  • どうしてもバイトの志望動機が思いつかない人もいるかもしれません。志望動機の欄を空欄にしないための対処法を紹介します。


  • バイトを始めたいと考えたきっかけを書き出す
    どうしてバイトをしようと考えたのか、きっかけを思い返してみましょう。頭に浮かんだことを紙にひたすら書き出します。並んだ理由のなかで自分にとって重要なものを、志望動機の中心に据えてください。

    応募先にとってのメリットと結びつけられないか、ポジティブな言い方に変換できないか、などと考え志望動機を練り上げていきましょう。


  • 志望先を訪ねてみる
    考えても志望動機が浮かばない場合は、志望先を訪ねてみるのも1つの方法といえます。お客として店舗を利用すると、さまざまな気づきを得られるでしょう。

    気配りのある接客を心地よく感じた、活気ある店舗で自分も働きたいなど、訪問時の魅力をもとに志望動機を考えてみてください。


まとめ


  • バイトに応募すると、履歴書や面接で志望動機を問われます。志望動機を空欄にしたり、面接で上手く答えられなかったりすると、採用で不利になる恐れがあります。本記事を参考に、志望動機を考えましょう。

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