こんな景色、見たことない!山小屋で夏の思い出☆富士山バイトの体験談
山のリゾートバイトの決定版といえば山小屋バイト!世界遺産に登録されたことで注目が集まる、富士山のバイト体験談を大公開♪
リゾートバイトの夏、いよいよ本格到来!あなたは海派?山派?せっかくだから、とびっきりの思い出作っちゃいましょ♪ 今回は山小屋オブ山小屋、世界遺産に登録されて大注目、富士山でのバイト体験者の方に、夏の山小屋バイトについて語ってもらいました!
山小屋アルバイトに応募したい!
山小屋アルバイトっていつ募集しているんですか?
だいたいの山小屋は、登山期間に合わせて営業されます。富士山の場合、シーズンが始まるのは山開きの7月1日から。(2014年からは登るルートによって、山開きの日が変更されました。)アルバイトもそこに合わせて募集されます。夏の登山シーズンとなる7月8月、特にお盆のシーズンは登山ラッシュ。多くの人手を必要とするので、その時期を含めてアルバイトできる人が優先されます。
富士山のアルバイトって競争率が高そうですね。
夏の山小屋バイトの募集を始めるのは、だいたい6月以降というところが多いですね。富士山に限らず山小屋バイトは倍率が高めの人気アルバイトなので、夏休みなどで長期間働ける人が優先されるようです。
富士山には登山ルートが4つあって、関東からもアクセスの良い「吉田口」が一番人気でした。この登山口は登山ルートの中でも山小屋の数が最も多いので、アルバイトでも人気のエリアなんですよ。
ちなみに私は、知り合いに富士山の山小屋を経営している人がいたので、直接紹介をしてもらいました。一度働いた人からの知り合いを紹介する形で求人をまかなっている山小屋も少なくないので、もし募集を見つけたらチャンスです!
山小屋アルバイトってどんなお仕事?
山小屋のアルバイトは、具体的にどんな仕事をするんですか?
登山ルートにある山小屋で待機して、宿泊準備や整備などを行います。小屋の掃除は電気を使わずに、ほうきや雑巾で掃除していました。1日1回、ふもとからブルドーザーが来て荷物や資材を運搬してくれます。その荷物を倉庫に入れるのも、アルバイトの仕事です。
それから、登山してきたお客様の接客ですね。ご来光(朝日)を見るための登山客は、深夜1時頃から登ってきます。暇な時間帯もありますが、24時くらいまでは登山客がやってきます。大きい山小屋では班をつくってシフト交代しますが、小さい山小屋ではてんてこまいです。私は、朝の5時から夜9時までが基本の勤務スケジュールでした。
バイト代っていくらぐらいなんですか?
だいたい、日給6000~10000円ぐらいが相場だと思います。富士山は山小屋によって給料が違って、頂上に近い山小屋ほど給料が高くなるんです。それだけ、頂上で働くのは体力的にも厳しいって事ですね。他にも、河口湖口など景色の良い、人気の山小屋は少し高いらしいです。
バイト期間中はお金を使う機会もないので、働いた分だけ貯まりますよ。私の場合はだいたい1ヶ月働いて、25万円くらいだった覚えがあります。長期間でまとめて稼げるので、山好きにはもってこいのバイトだと思います。
山小屋ではどんな人が働いているんですか?
富士山の山小屋は、登山口にある旅館が登山シーズンに運営させている形が多いとのことでした。なので従業員は家族や親族が多く、ほとんどが家族経営。その中に、私たちアルバイトが混じる感じです。規模の大きい山小屋ではアルバイトの数も多く、なかでも学生のアルバイトが目立ちます。シーズン中に長く働ける人が優先されるので、長期休みで元気いっぱいの学生が多くなるようです。
基本的に皆元気が良く、話しやすい人ばかりです。男子は肉体労働が期待されるので、体力のない細身の男性には厳しいかもしれませんね。女性のアルバイトも結構いましたよ。とはいえ、実は山小屋のお風呂事情は深刻。私のいた山小屋では風呂の水は雨水頼りだったので、週1ペースでした。山の上は涼しく、湿気も少なくサラリとしているので汗をかくことも下界よりは少ないのですが…やっぱり少し気になっちゃいますよね。また、洗濯に関してもブルドーザーの集配にお願いしていました。なので、そのあたりが気にならない女性じゃないと、ひと夏働くことは難しいと思います(笑)。
※記事に使用されている画像はイメージです。本文と直接の関係はありません。
写真:アフロ 他
働く時間でバイトを検索する