複数のバイトに応募するのはアリ?メリットやデメリット、辞退する際の例文など解説
- バイトを早く始めたい、などの事情により、複数の求人に応募しようと考える人もいるでしょう。複数のバイトに応募することはメリットがありますが、さまざまな点への注意も必要です。
この記事では、複数のバイトに応募するメリット・デメリットを解説します。よくあるケースとその対処法についても解説するため、ぜひ参考にしてください。
- 基本的に、複数のバイトへの同時応募には特に問題はありません。ただし、選考のスケジュールの管理や電話の連絡におけるマナーなど、気をつけるべき部分はあります。応募先へ迷惑をかけたり、失礼な対応をしたりしないよう注意しながら、複数のバイトの選考を受けましょう。
- 複数のバイトに応募したらバレる?
複数のバイトの求人に応募した場合、その事実が応募先に伝わる心配はありません。応募者がほかのバイト先に応募しているかどうかの情報は、どこかから漏れて伝わるような内容ではないからです。
そもそもバイトの応募に関する情報は個人情報でもあるため、企業は慎重に管理する必要があります。
- 複数のバイトに応募すると、さまざまなメリットがあります。応募しても必ず採用されるとは限らないため、複数に応募したほうが採用に至る確率は高くなります。ここでは、複数のバイトに応募するメリットを詳しく解説します。
- メリット1.採用される可能性を高める
すでに触れたとおり、複数のバイトに応募すれば、採用の可能性を高められます。さまざまな企業の求人を探すと、自分に最も合う企業を見つけやすくなるからです。同じ業界や職種でも、募集している企業によって仕事内容や職場の雰囲気などはそれぞれ異なります。自分に適した職場を見つけたいなら、積極的に複数の求人をチェックしましょう。
- メリット2.アルバイトの面接に慣れる
複数のバイトに応募すると面接を受ける回数も増え、慣れていきます。面接は採用可否に直結する重要なものであり、緊張してうまく話せないという人も少なくありません。しかし、複数のバイトの面接を経験すれば、面接を受けるハードルを下げられます。慣れてくると自然に話せるようになり、自信にもつながります。
- メリット3.バイト先を比較・検討しやすい
複数のバイトに応募してそれぞれから採用の通知を受けた場合、雇用条件の比較ができます。勤務時間、労働条件、職場の雰囲気などを比べ、自分が求める条件を最も満たしている仕事を選択できます。よく検討したうえでバイトを選べるため、長く働きやすくなるでしょう。
- メリット4.バイトを早く始められる
複数のバイトに同時に応募すると、より早くバイトを始められる可能性があります。応募先によって選考のスピードは異なるからです。複数応募した求人の中でスピーディに選考を進める企業があれば、選考に受かった場合、早い時期にバイトを始められる可能性があります。
- メリット5.精神面での負担が少ない場合も
複数のバイトに応募すると、精神面の負担も減らせます。たとえば1社のみに応募した場合、選考に落ちれば少なからずダメージを受ける人がほとんどです。しかし、複数のバイトの選考を同時期に受けていると1社落ちてもほかにまだ候補が残っているため、それほど落ち込まずに済みます。選考に落ちる不安がある人は、複数に応募すると一喜一憂する必要がなくなるでしょう。
- デメリット1.スケジュール管理が難しくなる
複数のバイトに応募する場合は、スケジュール管理に注意が必要です。応募書類の提出期限や面接日などのスケジュールをバイトごとに把握し、それぞれ対応する必要があります。スケジュール管理を怠るといつの間にか書類提出の期限が過ぎていたり、面接への参加を忘れたりする恐れがあります。
- デメリット2.応募先の勤務条件などの管理が大変
勤務条件は、それぞれのバイトによって異なります。そのため、各バイトの勤務条件の違いをよく理解する必要があります。しかし、同時に複数のバイトに応募すると、各バイトの勤務条件を混同する可能性もあるでしょう。面談や面接などで聞いた内容についてメモをとる場合もあり、情報の管理が大変です。
- デメリット3.辞退などの対応の手間が増える
複数のバイトの中から最終的に1つを選ぼうと考えている場合、辞退する手間がかかります。辞退の連絡は、第一希望のバイトに受かったタイミングでまとめて行うケースが多いです。複数の応募先に個別に連絡する必要があるため、応募したバイトの数が多いほど辞退の際の手間が増えるといえます。
- 複数のバイトに応募するときは注意したほうがよいこともあります。以下で詳しく解説します。
- 本命のバイト先から応募する
複数に応募するつもりでも、本命のバイト先から応募することが大切です。希望する職種や業界から複数のバイト先の候補を選び、優先順位をつけましょう。まずは優先順位が高いバイトから応募し始め、同時に対応できる範囲で複数に応募するとよいです。応募先の数は多くても5つまでに絞り込むことをおすすめします。
- 短期間に集中して応募する
複数のバイトに応募するなら、短期間で集中して応募しましょう。同じ時期に応募すれば、合否の結果が通知される時期も揃うからです。各バイトの結果が分かる時期がバラバラでは、そのバイトで働くべきかどうかの判断が難しくなる可能性があります。自分にとってベストな回答をするためにも、複数のバイトへの応募は集中的に行いましょう。
- 採用後のスケジュールを確認する
バイトに応募する際は、採用後のスケジュールについても確認しましょう。バイトは複数掛け持ちもできます。たとえば、2つのバイトに採用された場合、スケジュールの調整ができれば両方のバイトをすることも可能です。ただし、両方の仕事を覚える必要があるため、無理せず対応できるかどうかをよく考える必要があります。
バイトの掛け持ちについての記事はこちら
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【例文付き】複数のバイトに応募した際によくあるケースと対処法
- 複数のバイトに応募すると、疑問や悩みが生じるケースもあります。ここでは、よくあるケースと対処法を解説します。
- 1.複数受かってしまい、いくつか辞退しなければいけない場合
複数のバイトに受かってどれかを辞退したい場合は、優先順位が高いバイトの採用通知がきた時点で速やかに連絡する必要があります。連絡が遅れたりそもそも連絡をしなかったりすれば、その企業に迷惑がかかります。辞退が発生すると、企業は改めてほかの人を採用する必要があるからです。言い出しづらい場合も、可能な限り早く連絡を入れましょう。
- <辞退したい場合の例文>
「アルバイトの採用のご連絡をいただいた〇〇と申します。大変恐れ入りますが、すでにほかのアルバイトについても採用のご連絡をいただいており、そちらでお世話になることになりました。お忙しいところ面接のお時間を頂戴したにもかかわらず、申し訳ございません。」
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- 2.本命のバイト先からの合否がまだなので、ほかを保留にしたい場合
本命のバイト先からの合否がまだきていない中で、ほかのバイト先から内定の連絡がきた場合、本命の合否が分かるまで保留にしたいと考える人は多いでしょう。この場合は「第一希望の結果を待ちたい」という表現は避け、「ほかの企業の結果を待ってから判断したい」という意向を伝え、あくまでも相談ベースで話すのがマナーです。
- <内定承諾の保留をしたい場合の例文>
「採用のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。大変申し訳ありませんが、勝手ながら他社の結果を待ったうえで判断したいと思っております。○月×日までお返事を待っていただけないでしょうか。」
- 3.バイトの面接で複数に応募しているか聞かれた場合
複数のバイトに応募していることは、必ずしも伝える必要はありません。ただし、応募先から質問されたときは、隠さずに事実を伝えましょう。また、採用の連絡を受け、他のバイトの選考の結果も踏まえて回答したい場合も、複数のバイトに応募していると正直に伝えたほうが誠意ある対応になります。
- <複数応募に関して質問された場合の回答例文>
「はい。現在、他のバイトにも応募しております。なるべく早い時期にバイトを始めたいと思い、複数のバイトに応募する決断に至りました。」
- 同じ時期に複数のバイトに応募することは可能です。ただし、スケジュールの管理を徹底し、無理なく対応できるようにする必要があります。なお、複数のバイトで採用されれば、掛け持ちも可能です。
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