せめてパンツだけは…!配送バイト、人気の裏に潜む裏話アレコレ

運送、引っ越し、フード配送。集金や回収など『運送・配送・デリバリー』系アルバイトは、職種も求人も多種多様。そんな大注目のデリバリー業の猛者に、デリバリーの魅力や裏話を聞いてみました!

近年『運送・配送・デリバリー』系アルバイトは、色々な業界が宅配サービスを始めたこともあり、バイト募集もうなぎのぼり。なかでもデリバリーサービスは、ピザやお寿司などはもちろん、ファーストフードからスーパーマーケットまで幅広くカバーしている、アツい旬の業界なのです。

デリバリーってどんな仕事?

今回取材に答えてくれたのは、自称"さすらいの配送人"Tさん(38歳・男性)。

さすらいの配送人

「"ご趣味は"と聞かれて、"デリバリーを少々たしなんでおります…"と答えられるくらい、色々なデリバリーをやりましたよ。」

しゅ、趣味ですか?

「ピザ、寿司、蕎麦の基本デリバリーから、ファミリーレストランやデパートのお中元。 宅配便に引っ越し、病院の検体回収なんかもやりましたね。」

デリバリーってそんなに種類があるんですか・・・!Tさんが勤務されたのは、フード系のデリバリーが多いようですね。

「そうですね、自宅から通える距離の求人の数も多いですし。あと、一度フードデリバリー経験ができると、他のフードデリバリーにいっても大歓迎なので。」

ピザデリバリーから寿司デリバリーにいっても歓迎されちゃうんですか?

「フードデリバリーの流れは、まずお客様からのご注文を受けてキッチンスタッフが店舗で調理、それらを僕らデリバリースタッフがご指定の場所までお届けします。なるべく早くお届けしなければいけないので、土地勘があったり地図を見慣れている経験者のほうが、よりスムーズに配送することができるんですよ。
だから、一度フードデリバリー業を経験すると、他のフードデリバリーに移ってもすぐベテランの仕事ができるようになるので、どこにいっても引く手あまたなんです。」

土地勘というと、自宅近所のほうが仕事しやすいのでしょうか。

「フードデリバリーはじめ宅配系は、地図を見ながら住所をたよりに配送先を探すので、近所のほうがより有利だとは思います。
でも大概のデリバリー業は、細かく番地まで掲載された近距離地図を支給される場合が多いので、よほどの方向音痴でなければ問題ないですよ。」

でも、配送の時は一人なんですよね。迷子になったらピンチですね……。

「そういう場合は、お客様に直接お電話してお届け先の目印などを聞いてしまうか、店舗にヘルプするかですね。
出先でも措置がとれるように、携帯電話など連絡手段が用意されているところが大半です。ヤバい!と思ったら、早めに対処しちゃいましょう(笑)」

仲間と連携して、道を、街を攻略せよ?!

仲間と連携して、道を、街を攻略せよ

「住宅街に夜の配送だったりすると、街灯もおぼろげで玄関の表札が読めなかったりするんですよね。でも難易度の高いところは、先輩や同僚が出発前に教えてくれるからだいたい何とかなりますよ。"今日の配送は行き止まりトラップがあるぞ!気をつけろ!"とか。」

そんなアドバイスが!なんだかゲームの攻略みたいです。

「デリバリースタッフ間で連携したり、近道を覚えたり、運転しやすいルートを開拓したり…確かに攻略っぽいかもしれないです。運転の効率があがって、一度に配送できる件数が増えると、ちょっとしたオリエンテーション感がありますね。"すごい!あの件数を30分で帰ってきた!"って驚かれたりします。」

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写真:アフロ 他