アルバイトから正社員に登用されるには|登用されやすい人や注意点を解説
- 現在アルバイト探しをしているものの、ゆくゆくは正社員になりたいと考えているなら、アルバイトからの正社員登用を狙うのも1つの手段です。アルバイトとして職場での経験を積みながら正社員を目指すことで、転職活動するよりも早く正社員になれる可能性もあります。
本記事では、アルバイトの正社員登用とは何か、具体的なメリット・デメリット、登用されやすい人の特徴などについて解説します。
- アルバイトの正社員登用とは、非正規雇用であるアルバイトから正社員に雇用形態を変更することです。正社員になると、収入の安定やキャリアアップが期待できます。ただし、アルバイトと正社員では雇用条件や仕事内容が異なるため、正社員登用制度の利用前に違いを理解しておきましょう。
アルバイトと正社員の違いについて、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
アルバイトと正社員の違いは?それぞれのメリット・デメリットを解説
- 正社員登用制度や実際の登用実績の有無は、企業によって異なります。多くの登用実績がある企業もありますが、コスト削減や正社員数の抑制を理由に、正社員登用制度を設けていない企業も存在します。また、正社員として求められるスキルや経験の観点から、アルバイトからの正社員登用が行われないケースもあります。
- 厚生労働省の「労働経済動向調査(令和4年2月)の概況」によると、「正社員登用制度あり」と回答した企業は全体の75%で、そのうち49.3%の企業では過去1年間に登用実績があります。さらに、「登用制度がない」と回答した企業でも、30.4%は正社員への登用実績があると答えています。
※参考:労働経済動向調査(令和4年2月)の概況|厚生労働省
- アルバイトと正社員には、雇用期間や待遇、仕事内容などの違いがあります。ここでは、アルバイトと正社員の違いを解説します。
- アルバイトの多くは有期雇用ですが、正社員は無期雇用です。正社員には賞与や退職金の支給がある企業でも、アルバイトには支給されないケースもあります。また、社会保険や年金の手厚さや福利厚生の内容が、正社員とアルバイトで異なる場合もあるでしょう。
ただし、不合理な待遇差は法律で禁止されています。そのため、正社員とアルバイトの雇用条件の違いが大きすぎる場合は、改善を求めることもできます。
- 正社員にはアルバイトよりも業務上の裁量が広く与えられ、人材育成のための研修・教育制度も手厚い傾向があります。一般的に、正社員にはアルバイトよりも厳しく成果が求められますが、その分昇進のチャンスが多く、長期的なキャリアを形成しやすいといえるでしょう。
- 以下では、アルバイトから正社員へ登用されることのメリットを3点解説します。
- アルバイトとしてすでに働いている職場であれば、企業の方針や雰囲気、人間関係が把握しやすいため、「雰囲気が合わない」、「人間関係がうまくいかない」といったミスマッチを避けられます。また、周囲の社員や企業側も能力や人柄をあらかじめ理解していることから、企業としてもミスマッチのリスクを軽減できるメリットがあります。
- アルバイトとして働いていれば職場での業務内容をすでに理解しており、その職場特有の仕事の進め方にも慣れているため、即戦力として組織に貢献できます。アルバイト時代の経験を活かしながら、さらに業務範囲を広げ、スキルアップを図ることもできるでしょう。
- 現在アルバイトで働いている場合、転職活動をして、他社で正社員採用を目指すのはハードルが高いこともあります。現在の職場でスキルや仕事ぶりが評価されていれば、正社員登用を前向きに検討してもらいやすく、他社への転職を目指すより正社員になれる可能性が高くなります。
- アルバイトから正社員に登用されることでさまざまな環境が変わるため、デメリットを感じる場合もあります。
- 企業によっては、正社員登用の実績がほとんどないなど、選考基準が厳しい場合もあります。正社員登用への積極性は職場によって異なるため、まずは制度の有無や実績を確認しましょう。
- 正社員になると、アルバイトよりも責任のある仕事を任されやすくなります。責任ある仕事をやりがいに感じる人もいますが、過剰なプレッシャーを感じてしまう場合もあるでしょう。また、アルバイト時代と比べて業務内容が大きく変わることもあるため、よく確認しておきましょう。
- 正社員になると、別の部署や事業所への異動が発生する可能性もあります。辞令が出た際に異動や転勤に対応できるか、また雇用契約や就業規則上はどのような異動が発生する可能性があるのか、事前に確認しておくと安心です。
- 以下のような特徴や性格を持つ人は、正社員に登用されやすくなるでしょう。
- ・仕事で成果を上げている
・勤務態度が真面目
・職場で円滑にコミュニケーションが取れている
・スキルアップに積極的で向上心がある
・人として信頼できる
・正社員になりたい意思を伝えている
- 成果を上げているだけでなく、働きぶりが真面目で、コミュニケーションが円滑に取れる人は好感を持たれやすく、正社員登用の可能性が上がります。また、「正社員になりたい」という希望があると周囲の社員が認識していれば、チャンスが巡ってきやすくなるでしょう。
- 正社員登用の基準は企業によって異なりますが、ここでは一般的な手段を紹介します。
- 正社員登用制度の有無や内容は職場によって異なりますが、一般的には勤務態度や勤続年数が考慮されます。条件を満たしたうえで選考試験を受け、合格する必要がある場合もあります。
- 職場での仕事ぶりが評価されている場合や、企業が正社員を積極的に採用している場合などは、企業側から正社員登用を打診されることもあります。日頃から「正社員になりたい」と希望を伝えておけば、優先的に声がかかることもあるでしょう。
- 具体的なプロセスは職場によってさまざまですが、一般的には以下の流れで登用されます。
- 多くの場合、正社員登用制度を利用するには勤続年数や実績などの条件があります。まずは制度の内容をよく読んで、自分が条件を満たしているか確認しましょう。
- 次に、正社員登用後の労働条件が希望に合っているか確認しましょう。正社員登用後は無期雇用になり、長期にわたって働くことが想定されるため、慎重に検討することが大切です。
- 正社員登用制度を利用する条件や登用後の待遇に問題がなければ、正社員登用制度を利用したい旨を伝えて選考を受けましょう。選考方法の例としては、ペーパーテストや面接などが挙げられます。
- 無事に選考に合格して正社員登用が決まったら、新しく雇用契約を締結しましょう。雇用契約書にサイン・押印する前に、待遇などに問題がないか最終確認することが重要です。
- 正社員登用制度の利用には注意点もあります。事前によく理解しておきましょう。
- アルバイトからの正社員登用制度があっても、契約社員など正社員ではない雇用形態での登用となる場合もあります。登用後の契約期間は有期なのか無期なのか、また最初は契約社員だとしてもその後正社員になれる道はあるのかなど、条件を事前によく確認しましょう。
- 正社員に登用されるには、アルバイトとしての一定の成果が求められるケースが一般的です。また、職場のルール遵守といった勤務態度も影響するでしょう。正社員登用を目指すなら、日頃から真剣に業務に取り組み、向上心を示しましょう。
- 契約期間が5年を超えた場合、「無期転換ルール」が利用可能です。ただし無期転換後の雇用形態は企業によりさまざまで、正社員になれるとは限りません。アルバイトのまま契約期間が無期になるといったケースもあるため、正社員を目指すなら条件をよく確認しましょう。
※参考:契約社員・アルバイトのみなさまへ!|厚生労働省
- 幅広い業種の企業が正社員登用を行っていますが、特に医療・福祉、不動産、物品賃貸、製造などの業種は正社員登用実績のある企業の割合が多い傾向があります。
正社員登用制度があるにもかかわらず、実際には登用実績がほとんどない企業も存在するため、実際に正社員登用実績があるかどうかが重要です。業績がよい企業や成長中の企業は、積極的に正社員を雇用しているケースが多く、長期的に安定して働ける可能性も高いでしょう。
また、正社員になると一般的にはアルバイトよりも長期間同じ企業で働くため、職場や仕事内容が自分に合っているかどうかを見極めることも大切です。
- もし現在の職場に正社員登用制度がなくても、正社員の求人を出していれば採用試験を受けられることがあるため、まずは上司や人事担当者に確認してみましょう。
現在の職場で正社員になることが難しい場合は、他社への転職も有効です。転職サイトで正社員求人を探すか、正社員登用実績が豊富な職場にアルバイトとして応募するのも、1つの方法です。自分で情報収集や面接対策を行うハードルが高いと感じているなら、就職エージェントのサポートを受けるのもよいでしょう。
- アルバイトから正社員への登用を目指すなら、まずは現在の職場の制度や実績を確認してみましょう。正社員登用を視野に入れて、登用実績の多い企業へアルバイトとして応募するのも有効な方法です。
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