アルバイト履歴書における「資格・免許」の書き方や注意ポイントを解説!

  • アルバイトに応募するうえで、採用の合否に大きく関わる要素の1つが履歴書です。アルバイトの履歴書には、応募者の資格・免許を記入する「免許・資格欄」が、設けられています。資格・免許は応募先へのアピール材料となるため、しっかりと記入し、自分の特技や強みを伝えましょう。

    本記事では、アルバイトの履歴書における免許・資格欄の書き方、おさえておくべきポイントや注意点を解説します。ぜひ参考にしてください。

アルバイトの履歴書に資格や免許を記入するメリット

  • 自分の技術や知識をアピールするうえで、履歴書に資格・免許を記入すれば、説得力を高めることが可能です。例えばパソコン系のスキルがあるなら、取得した資格を記入することで、パソコンを使う職場に採用されやすくなるでしょう。

    また、資格を取得していることで、目標達成のため自発的に行動できる向上心が高い人物であると、判断してもらいやすくなります。応募先の業務に直接関係はない資格であっても、免許・資格欄に記入しておけば、努力家としてよい印象を与えられる可能性が高まるでしょう。

アルバイトの履歴書における「免許・資格欄」の書き方

  • 一般的に、免許・資格欄には、資格や免許の取得年月日と名称を記入します。

    【記載例】
  • 以下では、アルバイトの履歴書における「免許・資格欄」の書き方を解説します。
  • 応募職種に関連する資格や免許は優先して記入する
    資格・免許を履歴書に記入する際は、取得した時系列で免許、資格の順番で書き入れることが一般的です。しかし、少しでも応募先にアピールするため、資格・免許の書き方を工夫することもできます。

    例えば競争率が高い応募先だと、多くの履歴書が寄せられます。応募職種に関連する資格・免許を優先して記入すれば、自分の履歴書が応募先の目に留まりやすくなるでしょう。とはいえ、資格・免許の書き方で悩んだ際は、基本的な書き方を尊重し、取得した順番に記入すれば問題ありません。
  • 年表記を統一する
    履歴書を書く際は、年表記を統一するよう意識してください。資格・免許の記入はもちろん、履歴書全体を通して年表記をそろえておく必要があります。1枚の履歴書で西暦・和暦が混在していると、仕事が雑な印象を与えてしまう可能性があります。

    基本的に、西暦・和暦のどちらを採用しても問題ありません。和暦で記入するなら「H」「R」などと略さず、「平成」「令和」と正式な年号を書き入れましょう。応募先によっては西暦・和暦を統一して使用している場合もあります。例えば外資系の企業なら、西暦を採用しているケースが多いでしょう。迷った場合は、応募先の求人内容や公式ホームページを確認することをおすすめします。
  • 持っている資格や免許をすべて記入する必要はない
    履歴書には、取得した資格・免許をすべて記入する必要はありません。特に、持っている資格が多い場合は、書き込むものを絞るよう意識しましょう。多数の資格を履歴書に羅列していると、かえって印象が薄くなってしまいます。

    例えば、IT企業に応募する際は、書道の資格やダイビングライセンスなど、業務との関連性が低いものは省略することがおすすめです。応募先の業務に役立つような資格に絞って記入することで、効果的にアピールできます。

免許・資格欄を書く前におさえておくべきポイント

  • 免許・資格欄を書く前におさえておくべきポイントは、下記のとおりです。

    ・言葉の使い分け
    ・資格・免許の正式名称

    以下では、免許・資格欄を書く前におさえておくべきポイントについて、それぞれわかりやすく解説します。
  • 「取得」「合格」「修了」の使い分け
    免許・資格欄には資格や免許の名称とともに、「取得」「合格」「修了」のいずれかのワードを記入します。それぞれ意味が異なるため、しっかりと理解したうえで、資格や免許の種類に応じて使い分けましょう。使い分けの判断基準は、下記のとおりです。

    【使い分けの基準】
    ・取得:点数(スコア)がつく・免許証が発行される
    ・合格:一定基準を満たす必要がある・合格証が発行される
    ・修了:研修・講座などを受け、一定の課程を終える必要がある・修了証が発行される

    書き方で悩んだ際は、上記を基準に、履歴書を記入してみてください。
  • 資格や免許の正式名称
    資格・免許を記入する際は略称を用いず、正式名称を書き入れましょう。下記は、略称に対応する正式名称の例です。

    【略称・正式名称】
  • 履歴書の作成時は、自分が持っている資格・免許の正式名称を確認することが重要です。

資格や免許を持っていない場合、履歴書にはどう記入すべき?

  • 履歴書の免許・資格欄が空欄だと、資格・免許を持っていないのか、書き忘れなのか応募先には判断できません。記入する内容がなければ、免許・資格欄には「特になし」と書き入れます。

    まだ取得していない資格・免許でも、取得に向けて勉強しているなら記入が可能です。書き入れる資格・免許は、応募先の業種に関連のあるものが望ましいでしょう。例えば事務職への応募なら、「Microsoft Office Specialistを〇月に受験予定」と書くことで、アピールにつながります。

アルバイトの履歴書で好印象な資格や免許の例

  • アルバイトの履歴書で好印象となりやすい資格・免許の例は、下記のとおりです。

    ・普通自動車運転免許
    ・語学系
    ・パソコン関連
    ・趣味・特技関連

    以下では、アルバイトの履歴書で好印象となりやすい資格・免許について、それぞれ解説します。
  • 普通自動車運転免許
    普通自動車運転免許とは車を運転するために必要な資格です。配送や外回りの仕事なら特に、活用できる場面が多いでしょう。普通自動車運転免許を取得していなければできないような業種もあります。普段は運転をしない人でも、普通自動車運転免許を取得しているなら履歴書への記入がおすすめです。業務で運転が必要なくても、将来的なキャリアに活かせる可能性があります。
  • 語学系の資格
    語学系の資格にはさまざまな種類がありますが、認知度・アピール効果が高い代表的なものは、TOEICや英検などです。応募先の立地・業種によっては中国語やスペイン語など、英語以外の言語の資格も評価を受けやすくなります。例えば、外国からの観光客が多いエリアの接客・受付業では、語学系の資格が役立つでしょう。

    アピールのために必要なスコア・級の基準は、応募先によって異なります。例えばTOEICだと、通常の企業なら600点以上、外資系企業なら700点以上から評価されることが一般的です。
  • パソコン関連の資格
    パソコン関連の資格として代表的なものは、MOSやITパスポートなどです。パソコン関連の資格は、特に事務職やコールセンターのバイトなどで役立ちます。パソコン作業は正確性や速さが求められ、効率的に業務を進めるにはスキルや知識が必要です。資格を取得していれば、パソコンの取り扱いに慣れていることを客観的に証明できます。汎用性が高い資格なので、業種を問わず重宝されやすいでしょう。
  • 趣味・特技に関する資格
    応募先の業務に直接関連がないような趣味・特技に関する資格でも、履歴書に記入することでアピールに役立つかもしれません。例えば、温泉ソムリエ・美術検定などの珍しい資格は印象的なので、面接時に話のネタになりやすいでしょう。会話が弾むことで好印象を与えられれば、採用につなげられる可能性があります。業務に無関係だからと省略せず、記入することも選択肢です。

アルバイトの履歴書に資格や免許を記入する際の注意点

  • アルバイトの履歴書に資格・免許を記入する際の注意点は、下記のとおりです。

    ・持っていないものを記入しない
    ・取得した理由を考えておく

    ここでは、アルバイトの履歴書に資格・免許を記入する際の注意点について、詳しく解説します。
  • 持っていない資格や免許は記入しない
    履歴書に持っていない資格・免許を記入すると経歴詐称となります。たとえ悪意のないミスであっても、経歴詐称を疑われる原因となるため、提出前には履歴書の記入内容をしっかりと確認しましょう。もしも採用後に資格・免許を取得していないことが発覚すれば、解雇される可能性があります。
  • 資格や免許を取得した理由も考えておく
    履歴書に記入した資格・免許に関しては、面接時に取得理由を尋ねられる場合があります。事前準備がないとスムーズな回答が難しいため、あらかじめ理由を考えておいてください。特に、応募先の業務との関連性が低い資格・免許を記入していると質問を受けやすくなります。また、勉強中の資格・免許に関しても、取得目的や合格の見込みを尋ねられる可能性が高いでしょう。

アルバイトの履歴書における免許・資格欄以外のアピールポイント

  • 資格・免許はバイト応募時の重要なポイントですが、履歴書を書く際は、他の項目もアピールにつながります。
  • 職歴(アルバイト経験)
    今までにどのような仕事をしてきたか記入する職歴は、アルバイトを応募するうえでの大きなアピールポイントです。特に、応募先の業務に関連するアルバイト経験があれば、知識やスキルを評価してもらいやすいでしょう。また、長く続けていたり、フルタイムで働いていたアルバイトがあったりすれば、積極的に記入しましょう。
  • 志望動機
    志望動機を充実させれば、応募先に対して自分の熱意を伝えられます。取得している資格・免許と志望動機を関連付けられれば、さらに説得力が増すでしょう。例えば英検を持っていて、かつ英語が必要な職場に応募すれば、志望動機が具体的になります。英語が好きで資格を取得し、アルバイトに募集したというストーリーが組み立てられ、応募先にアピールできます。

    バイトの志望動機についての記事はこちら
  • 自己PR
    自己PRによって応募先に自分の長所・特技をうまく伝えられれば、面接官への効果的なアピールが可能です。志望動機と同様に、自己PRでも持っている資格・免許を関連付ければ、履歴書に説得力が生じます。自己PRは積極的に書き入れ、自分の魅力を発信しましょう。

    バイトの自己PRについての記事はこちら

まとめ

  • アルバイトに採用されるためには、履歴書をしっかり作成する必要があります。特に、免許・資格欄は応募先から重視される項目なので、正しい書き方を把握し効果的なアピールにつなげましょう。持っている資格・免許の種類はもちろん、取得した目的も評価を得るうえでのポイントです。また、履歴書を作成する際のマナーもおさえておく必要があります。

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