寝坊でバイトが終わっていたらどうする?電話のかけ方・信頼回復方法などを解説

  • 人はミスをするものです。どんなに気をつけていても、ミスや失敗をする可能性はゼロではありません。たとえば、寝坊して気がついたら、バイトに行く予定の時間が終わっていることもあるかもしれません。この記事では、寝坊してバイトに遅れたり、すでにシフトの時間が終わっていたりした場合に取るべき行動や、電話のかけ方、信頼回復方法などを解説します。


寝坊でバイトが終わっていた場合の対応


  • バイト先は、その日にあなたがいる前提でシフトを組んでいます。そのため、寝坊したと気づいた時点で、一刻も早くバイト先に連絡することが必要不可欠です。寝坊自体は、自分の落ち度だとしても、その後の対応次第で心証は変わります。


寝坊でバイトが終わっていた場合に電話で伝える手順


  • いざ寝坊をしてしまって、バイトが終わった時間に気がついた場合は、迅速に対応することが大切です。ここでは、寝坊でバイトが終わっていた場合に電話で伝える手順を解説します。


  • 1.謝罪の言葉
    寝坊でバイトが終わっていた場合、まずは謝罪をする必要があります。ただし、電話をかける前に一呼吸おきましょう。焦って謝罪をしても、なかなか相手に謝罪の気持ちや言っている内容がうまく伝わりません。落ち着いたら電話をかけ、謝罪の言葉を述べてください。


  • 2.遅刻・欠勤の理由
    遅刻や欠勤した理由については、下手な言い訳をしないことが大切です。寝坊したのなら、「寝坊しました」と正直に伝えるようにしてください。また、長々と状況を説明すると、かえって心証が悪くなるため、注意が必要です。


  • 3.到着予定時刻
    シフトの時間をすでに過ぎていた場合は、電話で謝罪をして終わります。一方、寝坊して遅れることが明らかでも、残りの時間の勤務はできる状況のときもあるでしょう。シフト中に到着できる見込みがある場合は、到着予定時刻を伝えてください。電話口でまごつかないよう、到着できる時間を計算してから電話をかけることが、ポイントです。


寝坊でバイトに遅れる・終わっていた場合の謝り方


  • 以下では、寝坊でバイトに遅れたりバイトの時間が終わっていたりした場合の謝り方を解説します。寝坊で謝罪をする際に役立ててください。


  • 遅れるがシフト中には到着できる場合の謝り方
    1時間以上遅刻してしまうと、バイト先では問題になる可能性があります。お叱りを受けることも予想できますが、シフト中に到着できる場合は、以下のように謝るとよいでしょう。

    「申し訳ありません。昨夜は遅くまでレポートの作成をしており、寝坊してしまいました。1時間後には到着できる見込みですが、これから向かってもよろしいでしょうか。」

    謝罪の気持ちを伝えるのはもちろん、理由も端的に伝えます。シフトに影響を及ぼしている可能性もあるため、今後の行動はバイト先の指示に従いましょう。


  • すでにバイトが終わっていた場合の謝り方
    すでにバイトの時間が終わっていた場合も、無断欠勤に対する謝罪と寝坊をした理由を端的に伝えます。頻繁に寝坊するようでは自己管理ができていない印象を与えてしまうため、今後は気をつける旨も伝えたうえで、再び謝罪しましょう。例文は以下の通りです。

    「本日◯◯時からシフトに入っていたのですが、疲れのせいか寝坊してしまいました。無断で休んでしまい、申し訳ありませんでした。今後はこのようなことがないよう気をつけます。本当に申し訳ありません。」


バイトで寝坊した際の7つの注意点


  • バイトで寝坊した際、信頼を損なわない対応をしなければなりません。以下では、バイトで寝坊した際の注意点を7つ解説します。


  • 1.電話で状況を報告する
    普段使用するコミュニケーションツールが、LINEやメールという人は多いかもしれません。しかし、寝坊したときの連絡や謝罪は、リアルタイムで直接話ができる電話で報告することが重要です。電話がつながらない場合、可能ならメッセージを残したうえで、LINEやメールでフォローしてください。その後、折り返しの着信や返信がないかを確認してから行動しましょう。


  • 2.寝坊したと正直に報告する
    謝罪の電話で大事なのは、嘘をつかないことです。思いがけず寝坊してしまうと、なんとかごまかしたいと考える人もいるかもしれません。しかし、嘘が発覚すると信頼関係が失われてしまいます。寝坊した事実は、正直に報告しましょう。


  • 3.自分のシフトがすでに終わっていても電話をかける
    自分のシフトがすでに終わっている場合、勤務状況としては無断欠勤となってしまっているはずです。無断欠勤を謝罪するために、やはり電話をかけなければなりません。欠勤の理由が寝坊だと知らないバイト先では、何かあったのかと不安を感じている可能性も高いでしょう。なぜ欠勤することになったのか、きちんと状況を説明する必要があります。


  • 4.今日は欠勤してよいと勝手に決めつけない
    シフトがすでに終わったタイミングで起きてしまった場合、当然その日はバイトには行けないでしょう。しかし、無断欠勤はバイト先に迷惑をかけるため、何の連絡もせずに欠勤してよいと勝手に判断してはいけません。寝坊で遅れてバイト先に行くのは気まずいかもしれませんが、後々の人間関係を考えると、潔く謝罪したほうが賢明です。


  • 5.寝坊後の出勤時・退勤時に直接謝る
    電話で謝罪し終わっていても、その後出勤した際に、重ねて謝罪するようにしてください。直接顔を合わせて謝罪すると、反省の気持ちも伝わりやすくなります。出勤時はバイト先が忙しくしている可能性もあるため、なかなか謝るタイミングがないこともあるかもしれません。出勤時に謝罪できなければ、退勤時などにあらためて謝罪しましょう。


  • 6.自身の落ち度を受け止めて冷静に仕事に取り組む
    寝坊してバイトに遅刻したり、シフトに間に合わなかったりすると、気持ちが穏やかでいられなくても不思議ではありません。ただ、気持ちに焦りがあると、業務でミスをするリスクもあります。ただ、反省の気持ちがあれば、仕事ぶりでも相手には伝わるはずです。落ち着いて周囲を観察したうえで、普段以上に仕事に励むことが重要です。


  • 7.連絡しにくい場合でもバイトを無断で辞めない
    なかには寝坊したことで気まずくなり、連絡しにくいと思うこともあるでしょう。しかし、寝坊に限らず、いわゆる「ばっくれ」は、バイト先に迷惑をかける行為です。そもそも自分から連絡をしなかったとしても、無断欠勤すればバイト先から確認の連絡が入る可能性があります。連絡しにくくても、無断で辞めるようなことは絶対にしてはなりません。

    バイトのばっくれについての記事はこちら


寝坊でバイトが終わっていたときのリスク


  • 寝坊でバイトが終わっていたとき、場合によってはリスクを負うこともあるでしょう。寝坊でバイトが終わっていたときのリスクは、主に以下の2点です。


  • クビになるリスク
    たとえ無断欠勤したとしても、寝坊が一度だけならクビになる可能性は低いでしょう。しかし、遅刻や無断欠勤が度重なり、何度も繰り返しているようなら信頼を失いかねません。状況によっては、クビになる場合も考えられます。クビにはされなくても、寝坊を理由に待遇に差がでる可能性もあるため、対処をしっかりすることが大事です。


  • 損害賠償を請求されるリスク
    一度の寝坊による無断欠勤の場合、損害賠償請求されるリスクは低いでしょう。ただし、民法709条では、不法行為による損害賠償について記載されており、連絡せずに辞めたことで勤務先に損害が生じた場合、バイトであっても損害賠償を請求される可能性があります。

    また、ロッカーの鍵や制服などを返却していなければ、実費の請求をされることもあるため、注意してください。


寝坊でバイトが終わっていた場合に信頼を回復するコツ


  • 寝坊でバイトが終わっていたとしても、その後の対応次第で信頼を回復し、バイト先で働き続けられることも少なくありません。ここでは、信頼を回復するコツについて解説します。


  • 寝坊対策をする
    主な寝坊対策として、以下の方法が挙げられます。自分にとって取り組みやすい方法から試しましょう。

    ・目覚ましやアラームの活用:セットの確認。複数設定する。起き上がらないと止められない場所に目覚ましを置くなど。
    ・就寝時間の管理:規則正しい生活を送り、十分な睡眠時間を取る。毎日同じ時間に寝る。睡眠アプリを活用するなど。
    ・生活習慣の見直し:夜遅くまでお酒を飲まないようにするなど。
    ・前日に準備しておく:持ち物や着ていく服などを前日に準備し、当日はスムーズに準備できるようにするなど。


  • 今まで以上にバイト先に貢献する
    繰り返しになりますが、バイトで寝坊をしてしまった場合は、何よりも仕事面で信頼を取り戻そうとする意識を持つことが重要です。形だけの謝罪をしただけや、お詫びの品を渡しただけでは、バイト先のスタッフが納得してくれないことも考えられます。特に、欠勤した日にフォローしてくれたスタッフに対しては、仕事に対する貢献で誠意を見せたほうがよいでしょう。


寝坊で解雇された場合でも働いた分の給与は支払われる


  • 度重なる寝坊によって解雇された場合でも、働いた分の給与は支払われます。なぜなら、労働基準法第24条の定めにより、働いた分の賃金は労働者の権利として請求できるからです。働いた分の給料が支払われないようなら、気まずくても連絡を取ってみましょう。ただし、就業規則などに罰則が記載されている場合は、懲戒処分として減給されるケースもあります。

    労働基準法第24条(賃金の支払)について|厚生労働省


まとめ


  • 誰にでも寝坊をしてしまうことはあります。ただ、バイトの予定が入っているときに寝坊をしてしまった場合は、誠意のある対応をすることが大事です。対応次第でリスクを負ったり、信頼を回復できたりすることもあります。もし、寝坊してしまったら、ここまで解説してきた内容を参考に、誠実な対応をしてください。

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