ピッキング作業における腰痛対策や仕事のきついところを紹介
- ピッキング作業での仕事を考えているが、腰痛になるのではと不安を感じている人もいるでしょう。ピッキング作業は重い荷物を扱うケースもあるため、腰痛になる場合もあります。この記事では、ピッキング作業における腰痛対策について解説します。ピッキング作業のきついところややりがいなども解説するため、参考にしてください。
- ピッキング作業とは、用意されているリストに従って商品を探して指定の場所に集めてくる作業のことです。「Picking(選ぶ)」という英語からきているもので、ピックアップ作業と呼ばれるケースもあります。
倉庫内にあるさまざまな商品のなかから、必要な商品だけを効率的に集めてくることが求められます。リストどおりに集めた商品は、検品や梱包などの次の工程に受け渡されます。ピッキングで扱う商品は、日用品や電化製品、食品などさまざまです。
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- ピッキング作業は、腰痛になりやすいといわれています。ピッキング作業では、商品を持ち上げたり下ろしたりする動作があるため、足腰の負担になりやすいです。また、商品を持って倉庫内を歩き回ることになるため、人によっては腰痛になってしまう可能性があるでしょう。
厚生労働省でも、「重い荷物を頻繁に取り扱う」「腰を深く曲げたりひねったりすることが多い」作業の場合には、腰痛になりやすいと言及されています。ピッキング作業は、バイト先によっては重い荷物を取り扱うことがあり、荷物の上げ下ろしで腰を曲げることが多いため、腰痛になりやすいとされています。
※参考:腰痛対策 | 厚生労働省
- 「労働災害分析データ」によると、倉庫業における災害発生件数は年々増加しているという結果が出ています。令和5年度時点での災害発生件数は863件となっており、令和4年度の821件よりも多くなっています。
倉庫業における労働災害のうち、腰痛の原因として考えられる「動作の反動・無理な動作」については転倒の次に多い件数です。労働災害でもっとも多いのが転倒であるため、腰痛も労働災害のなかでは高い割合を占めています。
労働災害分析データ(倉庫業) | 中央労働災害防止協会
- ピッキング作業で腰痛にならないようにするためには、日頃からのケアやストレッチが欠かせません。ケガや腰痛などの防止のために、作業前にストレッチをしておくなどして、身体の調子を整えておきましょう。
少しでも腰の調子が悪いなら、早い段階で専門医や整体院などに相談することも大切です。調子が悪い状態を放置したままでいると、腰痛が深刻化してしまう可能性もあります。そのため、早めのケアが重要です。また、物を抱えたまま腰をひねる動作は、できるだけ控えたほうがよいでしょう。
※参考:腰痛予防対策 | 厚生労働省
- ピッキング作業で腰痛になった際には、場合や条件によって労災認定される可能性があります。労災認定されるかどうかは厚生労働省によって基準が決められており、腰痛の認定基準は2種類に区分されています。厚生労働省の2つの認定基準は、以下のとおりです。
- また、労災補償の対象となるには、医師によって療養の必要があると診断された場合に限ります。
※引用:腰痛の労災認定 | 厚生労働省
- ピッキング作業は人によってはきついと感じることもあります。ここでは、腰痛以外のきつい部分を解説します。
- ピッキング作業は倉庫内での作業になります。勤務する作業場にもよりますが、夏は暑く冬は冷え込むなど作業環境が快適ではないケースもあるようです。そのため、熱中症や風邪などの体調不良になってしまう可能性もあるでしょう。立ち仕事でもあるため、デスクワークなどと比較すると体力的な負担は大きくなります。
腰痛対策だけでなく、体調管理は必須です。暑さ対策や寒さ対策を徹底して、快適に働けるように自己管理をしましょう。
- ピッキング作業は、リストに沿って商品をピックアップして指定の場所に集めるというルーティン作業です。単純作業になるため、飽きるとつらく感じることもあります。変化の少ない仕事になるため、仕事にやりがいや変化を求める人は、きついと感じるケースもあるようです。
単純作業でも自分なりに仕事を楽しくする工夫が必要です。たとえば、効率的にピッキングする方法やどうやって数を多くこなすかなど、自分でルールを設定してクリアするなど、やりがいを自分で作りましょう。
- ピッキング作業はきついと感じる人もいますが、やりがいと感じる人もいます。ピッキング作業のやりがいは、以下のとおりです。
- ピッキング作業はルーティン作業であり、作業内容自体は難しくありません。また、特別なスキルや資格、経験なども必要ないため、未経験であっても挑戦しやすいでしょう。
始めたばかりの頃は、商品の位置や効率的に商品を集める方法などがわからずに戸惑うこともあるかもしれません。しかし、特別覚えるべきスキルなどもないため、慣れてくればスムーズに作業を進められるようになり仕事をしやすくなります。
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- ピッキング作業は適度な運動になるため、運動不足解消につながります。リストに沿って荷物を探して指定の場所に集める仕事で腰痛のリスクはありますが、歩き回ることになるため運動になります。体を動かしながら仕事をしたいという場合にもよいでしょう。
ただし、無理はせず、シフトも自分のペースで入ることをおすすめします。無理をしてシフトを入れすぎてしまうと負担が大きくなり、肉体的にきつくなることがあるため注意しましょう。
- 人間関係のストレスが少ないこともメリットです。ピッキング作業は1人でコツコツと作業を進められるため、そこまで深く人と関わることがありません。そのため、人間関係がうまくいかないなどのストレスを感じにくいでしょう。
人付き合いがあまり得意ではない、職場の人間関係が負担となった経験があるという人にとっては、不安材料が少ないです。必要以上に人と関わることがないため、ある程度のマナーがあれば働きやすい仕事です。
- ピッキング作業に向いている人の特徴としてはまず、体力がある人です。ピッキング作業は体力を使う仕事のため、体力に自信がある、運動も兼ねて仕事がしたいという人にもよいでしょう。また、単純作業が好き、集中力がある人にも向いています。
向いていない人の特徴としては、体力に自信がない人です。歩き回ったり荷物を運んだりするため、ある程度体力があったほうがよいでしょう。ピッキング作業はルーティン作業になるため、単純作業が苦手な人にもあまり向いていません。
- ピッキングの仕事を探すのならシフトワークスがおすすめです。シフトワークスは、シフトや時間から仕事を探せる求人サイトです。自分の空き時間やライフスタイルに合った仕事を探しやすいでしょう。
シフトワークスでは、ピッキング作業の求人を多く取り扱っています。また、ピッキング以外にもさまざまな軽作業の仕事を扱っているため、ピッキングや軽作業の仕事に興味がある、挑戦してみたいという場合はぜひご活用ください。
シフトワークス
- ピッキング作業は重い荷物を取り扱うこともあるため、腰痛になりやすい仕事です。腰痛対策として、ケアやストレッチをする、調子が悪いときは専門医に相談するなどしましょう。ピッキング作業は作業環境がつらいと感じる人もいますが、作業内容がシンプルで人間関係のストレスが少ない仕事でもあります。スキルや資格も必要ないため未経験でも挑戦しやすいです。
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