パートの自己PRはどう書けばよい?例文付きで書き方やポイントを解説!

  • パートに応募する際、履歴書に記載する自己PRの内容に悩んだことのある方は、少なくないでしょう。自己PR欄は、たとえ未経験であっても空欄にせず、自分の強みをしっかりと書いておくほうが合格に近づきやすくなります。

    この記事では、パートの履歴書における自己PRの書き方やポイントについて、例文付きで詳しく解説します。パートに応募する際に、ぜひ役立ててください。


パートの履歴書における自己PR欄には何を書けばよい?


  • 自己PR欄は、仕事に応募する際に誰しも一度は迷う項目です。まず、応募先において必要なスキルを考慮してから、記載内容を考えるとよいでしょう。とりわけ応募先の職種が未経験の場合は、これまでの仕事やプライベートでの経験から、応募先に活かせる長所を見つけられるかどうかがポイントとなります。

    一方で、応募先の職種に似たパートの経験がある場合は、その経験をもとに活かせる長所や仕事において大切にしていることを、具体的に伝えると効果的です。


  • 自己PRと志望動機の違い
    自己PRの論点の中心は、応募先の企業です。これに対して、志望動機の論点は自分自身にあります。

    自己PRは、自分が応募先の企業に提供できる価値をアピールする項目であり、自身のスキルや経験が企業にどのような利益をもたらすかといった内容の記載が必要です。一方、志望動機では、その企業や職場を選んだ理由や、そこで実現したい将来像など、自身の意欲やビジョンを伝えることが求められます。

    バイト・パートの志望動機についての記事はこちら


採用担当者から見る自己PRの重要性


  • 採用担当者は、自己PRを通じて応募者の人柄や能力、企業との相性、そして将来の貢献可能性を見極めます。したがって、自己PRを書く際には、自身の強みや特性を具体的にアピールし、それが仕事にどのように役立てられるかを明確に伝えることが重要です。仕事の内容を把握すると共に、自分のスキルがどのようにマッチするかをよく分析しましょう。


【例文付き】パートにおける職種別の自己PR


  • パートに応募するにあたって、自己PR欄は応募する職種によっても、理想的とされる書き方が異なります。ここでは、おすすめの自己PR例文を職種別に紹介します。


  • 飲食店(接客)
    飲食店・カフェでは、コミュニケーション力、チームワーク、臨機応変な姿勢が求められます。未経験の場合、他の仕事で培った同様のスキルを活かせることをアピールしましょう。

    <例文>
    前職では、5年間営業事務として法人のお客様とのやり取りを行い、契約のとりまとめ、請求書の管理などを行っていました。丁寧なコミュニケーションと業務の優先順位を意識することが得意です。

    飲食・フードのアルバイト特集


  • スーパー(レジ・品出し)
    スーパーのパートに申し込む場合、正確で迅速な作業能力と柔軟性が求められます。未経験者は、作業スピードや正確性をアピールするのがおすすめです。

    <例文>
    学生時代にアパレルショップで接客のアルバイトを経験しました。メモを取りつつ仕事を覚え、いつも丁寧さを意識してきたため、正確さには自信があります。


  • 一般事務
    一般事務職の仕事内容には、来客対応、書類作成、受付などが含まれます。丁寧なコミュニケーション能力や正確さ、パソコンスキルが求められるため、それらの能力やスキルをアピールするとよいでしょう。

    <例文>
    前職では、デパートの販売業務に携わっておりました。PTA活動でWordやExcelを使った作業も経験しており、資料作成や、簡単な会計処理も対応可能です。

    事務のアルバイト特集


  • 販売スタッフ
    販売スタッフは接客業務が中心で、コミュニケーション力や柔軟な提案スキルが求められます。商品を熟知している必要もあるため、商品への興味をアピールすると、より魅力的です。

    <例文>
    大学時代の4年間、雑貨店でアルバイトを経験しました。北欧雑貨を取り扱うのははじめてですが、積極的に学びながら商品のよさをお客様に伝えたいです。

    販売系のアルバイト特集


  • コールセンター
    コールセンターでは、正確な情報取得と冷静な対処能力が求められます。営業経験などを活かしてアピールすると、効果的な自己PRになるでしょう。

    <例文>
    大学卒業後の5年間、営業職の経験を積み、お客さまからのさまざまな要望に臨機応変に対応できるよう努力してまいりました。誠実な対応を強みに、コールセンターの仕事でも成果につなげたいと考えております。


【例文付き】未経験の業種に応募する場合の自己PR


  • 未経験の業種に応募するには、アピールポイントを見つけるためのコツを知っておくと役立つでしょう。以下では、自己PRの作成方法と、具体的な例文を紹介します。


  • 業種に共通するスキルをアピールする
    まったく経験がない仕事でも、これまでの経験から共通する部分を見つけ、応用できるスキルを見つけることが重要です。過去の経験との共通点をたくさん書き出し、その中で最も役立ちそうな経験やスキルを自己PRに含めましょう。

    <例文>
    パートとしてカフェで接客経験があり、スーパーではレジ打ちの経験もあります。これらの接客経験を活かしてお役に立てると思い、応募しました。


  • 向上心・意欲をアピールする
    未経験でもスキルを身につけたいという意欲や向上心を強調し、前向きな気持ちを伝えることが重要です。

    <例文>
    これまで事務職として働いてきましたが、スーパーで販売職における接客スキルを身につけたいと思い応募しました。事務職でお客様対応の経験があるので、柔軟性には自信があります。


  • 企業に貢献する意欲をアピールする
    「頑張りたい」という気持ちを具体的に表現し、企業に貢献する意欲を伝えるのもおすすめです。自己PRを一言で終わらせず、具体的な努力目標を含めることで、よい印象を与えられます。

    <例文>
    前職では、営業事務の仕事をしていました。販売スタッフは未経験ですが、大変興味をもっています。早く仕事を覚えて、お店に貢献できるように頑張ります。


  • 高校生・大学生の場合
    過去にアルバイト経験がある学生は、その経験が今回のパートやアルバイトに、どのように活かせるかを強調するとよいでしょう。アルバイト経験がない場合は、自身の長所や学校生活での成果をアピールします。

    <例文>
    学校では、サッカー部の副キャプテンとして活動し、練習メニューの調整や練習場の手配を担当してきました。この経験で養ったコミュニケーション能力や問題解決能力を仕事に役立てられます。

    学生歓迎のアルバイト特集


【例文付き】経験がある業種に応募する場合の自己PR


  • パートの履歴書に書く自己PRでは、前職での経験や自身の強みを具体的に示し、どのように企業に貢献できるかを明確にすると効果的です。

    <例文>
    前職では、3年間営業アシスタントとして働き、顧客対応やデータ管理を担当してきました。丁寧なコミュニケーションと細やかな気配りが求められる業務を通じて、迅速かつ正確に仕事をこなす能力を培いました。これらのスキルを活かし、顧客対応や事務作業を円滑に進めることで、貴社の業務に貢献できると考えています。


【例文付き】バックグラウンド別の自己PR


  • パートを探す理由には、自分のバックグラウンドが関係していることも少なくありません。ここではバックグラウンド別に、効果的な自己PRを例文付きで紹介します。


  • 結婚により働き方を変更したい場合
    結婚を機に働き方を変更したい場合は、家庭生活とのバランスを取りつつ、これまでの仕事で培ったスキルや強みをどのように活かせるかをアピールします。

    <例文>
    結婚を機に、家庭と仕事のバランスを考えながら働きたいと思い、応募しました。前職では5年間営業アシスタントとして働き、顧客対応やスケジュール管理を担当してきました。これらの経験を活かし、効率的かつ丁寧な仕事を心掛け、貴社に貢献できると考えています。


  • 子育てが一段落し再就職したい場合
    子育てが一段落し再就職を希望する場合は、育児期間中に得たスキルや強みを活かして、仕事に取り組む意欲を伝えることが重要です。

    <例文>
    子育てが一段落し、再び働きたいと考えています。育児を通じて、時間管理や問題解決能力が向上しました。前職での事務経験と育児で培ったこれらのスキルを活かし、貴社の業務に貢献したいと思っています。


  • 長いブランク後に再就職したい場合
    長いブランクがある場合は、その間に行った自己啓発や新たに習得したスキルについて触れ、再就職への強い意欲を示すとよいでしょう。

    <例文>
    長いブランクがありましたが、その間にパソコンスキルを独学で習得し、最新の業務ツールに対応できるようになりました。前職では総務として働き、多岐にわたる業務を担当していたため、ブランクを乗り越え、貴社で再び活躍できると考えています。


  • 子育て中だが問題なく働ける場合
    子育て中でも仕事に問題なく取り組める場合は、そのことを強調し、これまでの経験やスキルを活かして、どのように仕事を進めるかをアピールしましょう。

    <例文>
    現在も子育て中ですが、家族の協力を得て働くことができます。前職では接客業をしており、お客様とのコミュニケーションや柔軟な対応が得意です。これらのスキルを活かし、貴社でお客様に満足していただけるサービスを提供したいと考えています。


自己PRの悪い例と改善方法


  • 自己PRに適していない書き方をしてしまうと、採用が厳しくなってしまう可能性があります。たとえば以下のようなものは自己PRとして不適切です。

    <悪い例>
    「頑張ります。よろしくお願いします。」

    <問題点>
    この自己PRは非常に短く、具体性がありません。文面から応募者のやる気やスキルについて何も伝わらないため、面接官にとっては、応募者の能力や意欲を判断する材料が全くないPRだといえます。

    <改善例>
    「前職では3年間、接客業を担当し、顧客対応や問題解決能力を培いました。特に、顧客からのフィードバックを基にサービス改善を行うことで、売上向上に貢献しました。これらの経験を活かし、貴社での接客業務においてもお客様に満足いただけるサービスを提供し、貢献したいと考えています。」

    <改善ポイント>
    改善例では具体的な経験とスキルを挙げています。さらに、それがどのように貢献につながるかを明確に示しているため、面接官は応募者の能力や意欲を理解しやすくなるでしょう。


好印象を与える自己PRを書くポイント


  • 以下では、好印象を持ってもらえる自己PRを書くポイントについて、詳しく解説します。


  • 具体性を持たせる
    自己PRには、具体的なエピソードや実績を含めると、能力を理解してもらいやすくなります。たとえば、前職で達成したプロジェクトや改善した業務プロセスなどの事例を、具体的に記述することで、採用担当者に自分の強みやスキルを明確に伝えることが可能です。


  • 企業に対する貢献を明示する
    企業に対する貢献をアピールするために、自分のスキルや経験が、応募先の企業にどう役立つかを具体的に示しましょう。たとえば、「前職で培ったコミュニケーションスキルを活かし、貴社で顧客満足度を向上させることができます」のように、自分がもっているスキルと企業で求めているスキルを、合致させることがポイントです。


  • ポジティブな姿勢を強調する
    自己PRでは、前向きな態度や向上心をアピールすることも効果的です。たとえば、「新しいスキルを積極的に学び、チームの一員として成長していく意欲があります」などと伝えることで、採用担当者に好印象を与えることができるでしょう。


まとめ


  • パートでも、履歴書の自己PR欄をしっかりと埋めて提出することで、採用してもらいやすくなります。採用担当者から見れば、自己PRは応募者の採用可否を見極める大切な情報の1つです。自分のスキルや経験を、企業への貢献という主旨つなげられるよう工夫して、できるだけ具体的に記載しましょう。

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