パートに出戻りするメリットやデメリットとは?向き不向きや注意点も解説

  • パートの出戻りとは、以前働いていた職場で再び働くことを指します。「もう一度あの職場で働きたいけれど同じ職場に戻るべきか、新しい職場を探すべきか」と迷っている人もいるのではないでしょうか。この記事では、パートに出戻るメリットやデメリット、出戻りに向いている人、出戻りする場合の注意点などを解説します。

パートの出戻りとは

  • パートの出戻りとは、一度辞めた職場で再度働くことをいいます。退職した後は、ほかのパートをしたり、育児や介護をしていたりと、出戻り前の状況はさまざまです。事情があり退職したものの、状況が変化したため再び働きたいと考えるケースは珍しくありません。その際、知らない職場で働くよりも、以前働いていた職場のほうが安心できると感じる人も多いでしょう。

パートの出戻りを考える理由

  • パートの出戻りを考える理由は人によって異なります。どのような理由で出戻りを考えるケースがあるのでしょうか。
  • 育児や介護が一段落したため
    妊娠や出産をきっかけに一度退職した場合、「子どもが大きくなった」「小学校に入学した」などの理由で、出戻りを考えることがあります。これまでは子どものために使う時間が多かった人も、子どもがある程度成長して育児が落ち着くと時間にゆとりができるからです。親の介護が一段落して再びパートに出戻るケースもあります。
  • 以前のパート先から声がかかったため
    退職後しばらくして、以前のパート先から声がかかり出戻りを考える人もいます。職場で人が足りなくなったり、職場の規模が大きくなったため人を探していたり、声がかかる理由はさまざまです。以前働いていた人なら安心して仕事を任せられるなど、パート先のメリットもあるため、辞めたパート先に声をかけることがあります。
  • パート先の環境に魅力を再確認したため
    同じ場所で働いているとその環境が当たり前になり、不満のほうが目に付いてしまいがちです。働いているときはわからなかったパート先の環境の魅力を再確認して、パートの出戻りを考えることもあります。給与や勤務時間など何らかの不満があって辞めた場合も、福利厚生が充実していることを再認識して出戻りを考える人もいます。

パートに出戻りするメリット

  • パートに出戻りすると、仕事をしやすかったり仕事探しの時間を短縮できたりするメリットがあります。
  • 仕事内容がわかる
    以前働いていた職場に戻ると、仕事内容や仕事の流れ、職場の雰囲気などがわかるので、新しい環境に飛び込むときに感じやすいストレスを軽減できます。仕事内容がわかることで、「想像していた仕事と違う」「職場の雰囲気が合わない」などのミスマッチも防げます。求人情報だけではわからないことも少なくありません。仕事内容や職場の雰囲気がわかっていると、安心感をもってパートを始められます。
  • 即戦力になる
    パートの出戻りは、企業にとってもメリットがあります。新たに仕事を教える必要がなく、その人の能力や仕事ぶりを把握しているからです。新しい人を採用する場合は、1から仕事を教えなければならず、時間と手間がかかります。即戦力になる出戻りのパートなら、その時間と手間がかからないため歓迎されやすいでしょう。
  • パート先を探す時間が短縮できる
    パートを探す場合は、仕事内容や条件を調べて自分に合った職場に応募することが一般的です。自分に合った職場を探すことにも手間がかかり、すぐに見つからない可能性もあります。希望の職場が見つかっても、採用までに書類選考や面接など複数の段階を踏まなければなりません。出戻りなら採用試験を免除してもらえるなど、採用までの段階が短縮されるケースがあります。

パートに出戻りするデメリット

  • パートに出戻りする場合は、デメリットもあります。メリットだけでなく、デメリットも踏まえて検討しましょう。
  • 時給が下がる可能性がある
    以前働いていたからといって、そのときと同じ待遇になるとは限らない点はデメリットです。たとえば、以前はパートをまとめる役割があった、長期間働いていたなどの理由で時給が上がっていても、出戻りの場合は新人と同じ時給になることもあります。時給だけでなく、役職や立場が新人扱いになる可能性がある点も考慮しましょう。
  • 辞めづらくなる
    再び辞めたくなったときに「せっかく受け入れてもらったのに、また辞めるといったらどう思われるだろう」などと考え、辞めづらくなります。以前退職する際に、待遇や職場の雰囲気などに不満があった場合は特に注意が必要です。待遇や職場の雰囲気は簡単に変わるものではありません。以前と同じ形で続いていれば、再び辞めることになる可能性があります。

パートに出戻りする前に確認すること

  • パートに出戻りする際は、デメリットを感じないようにするため、確認しておくべきことが2つあります。
  • 職場の現状
    以前退職した理由が職場の環境や人間関係の問題だった場合は、出戻りする前に現状を確認しておくことが大切です。環境が変わっていなかったり、衝突した上司や同僚がまだ働いていたりすると、出戻りしてもうまくいかない可能性があるからです。現在も働いている人に話を聞く、面接の際に聞いてみるなどして、現状を確認してみましょう。
  • 志望動機を明らかにする
    なぜその職場に戻りたいのか、志望動機を明らかにすることも大切です。ただ単に「新しい職場を探すのが面倒だから」「慣れているから」といった理由の場合、面接のときにしっかりした志望動機を伝えられません。環境や人間関係に不満があったことなどを忘れているケースもあるため、そもそも本当にその職場に出戻りしたいのかを、もう一度よく考えてみることも必要です。

パートの出戻りの方法

  • パートに出戻りするには、求人募集に応募する方法と、現在も働いている人に声をかける方法があります。
  • 求人募集に応募する
    求人募集が出ている場合は、通常のパートを探すときと同様に求人募集から応募します。応募する際は、以前働いていたことを伝えておくとよいでしょう。近年は出戻りを歓迎している企業もあるので、Webサイトなどを確認してみることも1つの手段です。求人情報サイトには掲載していなくても、企業のWebサイトには求人募集が掲載されている可能性があります。
  • 当時の上司や同僚に声をかける
    退職後も連絡を取っていたり定期的に会ったりしている元同僚や元上司がいる場合は、出戻りしたいと相談することも1つの方法です。採用担当とつないでくれる可能性があります。また、求人募集をしていなくても、相談することで採用を検討してもらえるかもしれません。相談する際に職場の現状を確認してみることもよいでしょう。

パートの出戻りが向いている人

  • パートの出戻りが向いている人や、受け入れてもらいやすい人は、どのような人なのでしょうか。以下で詳しく解説します。
  • 在籍中の人間関係が良好だった人
    パートをする場合、良好な人間関係を築けるかは重要なポイントです。仕事内容が好きでも、人間関係がぎくしゃくしている職場ではストレスが溜まり、続けられなくなってしまいます。以前働いていたときに「また一緒に働けたらうれしい」と思ってもらえるような人間関係を築けていた人は、出戻りを受け入れてもらいやすくなります。
  • 円満退職をした人
    育児や介護、配偶者の転勤で一時的に引っ越しが必要だったなど、やむを得ない事情で円満退職をした人は、受け入れられやすくなります。同僚のなかには、退職した理由や退職したときのことを覚えている人がいるかもしれません。退職の理由や退職時に何かトラブルはなかったか、思い出してみましょう。
  • 実績がある人
    仕事をスムーズにこなせる、お客さまからの評判がよいなど、以前働いていたときの実績がある人は出戻りに向いています。企業も「この人なら任せても大丈夫」と安心して採用できるからです。ただし、以前と同じ、もしくはそれ以上の実績を期待されやすいため、場合によってはプレッシャーになる可能性もあります。

パートの出戻りに向いていない人

  • 在籍中の姿勢に問題があった人や勤務年数が少なかった人は、あまりパートの出戻りには向いていません。以下で詳しく解説します。
  • 在籍中の姿勢に問題があった人
    以前在籍していたときに仕事関係でトラブルがあった、お客さまからの評判がよくなかった、パート仲間と揉めていたなど、何らかの問題があった人は出戻りに失敗しやすくなります。在籍中は問題がなくても、突然辞めて周囲の人に迷惑をかけた場合も「また突然辞められるかもしれない」と懸念され、採用してもらえなくなる可能性があります。
  • 勤務年数が短い人
    数か月で辞めてしまったなど勤務年数が短かった場合、採用に結びつかない可能性があります。出戻りのメリットである「即戦力」にはならないと判断されることがあるからです。実績や周囲の人との信頼関係が少なければ、企業も採用の判断が難しいため、初めて応募してきた人と変わらない立場になります。

パートの出戻りの注意点

  • パートに出戻りすることが決まった場合は、働くときの気持ちや働く環境の面で意識したい注意点があります。
  • 周囲に感謝の気持ちをもつ
    即戦力になるパートの出戻りは、企業からするとありがたい存在です。しかし、なかには出戻りを良く思わない人や、詮索しようとする人もいます。仮にパート先から声がかかったとしても、「必要とされているから」という気持ちで働くのではなく、「1から出直す」気持ちをもちましょう。知っている人が多い職場でも、新人のつもりでスタートすることが大切です。
  • 職場環境が変わっている可能性もある
    業務のやり方や人間関係など、職場環境が変わっている可能性もあります。同僚や以前は後輩として入ったパートが上司になっていることもあるでしょう。環境が変わっていた場合も、新人のつもりで新しい環境に慣れていくよう心がけます。環境が変わっていると、すぐに馴染めるわけではないため、一定の時間がかかることは想定しておきましょう。

まとめ

  • 以前働いていた職場で再び働くパートの出戻りは、仕事面や仕事を探す時間の面でメリットがある一方、デメリットもあります。また、在籍していたときの状況によっては歓迎されるものの、必ずしも採用されるとは限りません。自分の状況や職場の現状をしっかり考慮したうえで、出戻りするかを検討しましょう。

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