【トーク例あり】バイト中に早退するときはどうする?注意点を解説
- 体調が優れないままバイトに出勤すると、途中で体調が悪化し早退したい場合があります。他にも、家庭や学校の事情などで早退しなければいけないケースもあるでしょう。その際、どのように対応すべきかわからないという人も多いのではないでしょうか。
本記事では、バイトを早退する場合の手順や注意点、伝え方などを解説します。ぜひ、参考にしてください。
- 体調不良や家庭の事情などで、バイトを早退しなければいけない場合があります。ここでは、ケース別の伝え方について解説します。
- 体調不良で早退する場合
体調が悪くて早退したい場合は、どのような症状なのかを具体的に説明しましょう。体調や症状は本人にしかわかりません。具体的な状況を説明したうえで、早退したい旨を伝えます。伝え方の例は以下のとおりです。
「今朝から体調が優れず、今になって熱が上がってきたようで頭痛と倦怠感がひどく、仕事を続けるのが辛くなってきました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、早退させていただけないでしょうか」
- 家庭の事情で早退する場合
家庭の事情とは、家族の体調が急変した、事故や病気で病院に運ばれたなどです。家庭の事情や家族の病状などを事細かに説明するのに抵抗がある場合、可能な範囲で状況を伝えます。個人情報などを無理に伝える必要はありません。伝え方の例文は以下のとおりです。
「母が急病で病院に運ばれたと連絡があり、すぐに病院に行く必要があります。急で申し訳ありませんが、早退させていただけないでしょうか」
- 学校の事情で早退する場合
学校の事情とは、たとえばレポートや課題の提出を忘れていたなどです。自分の過失によって早退したい場合には、しっかりと非を認めて謝罪をしながら早退したい旨を伝えましょう。また、今後はミスがないようにするといった、言葉を付け加えておくと印象がよくなります。
「本日が提出期限のレポート提出を忘れていたため、早退させていただけないでしょうか。申し訳ございません。今後このようなことがないように気を付けます」
- 悪天候で早退する場合
台風や大雨、大雪など天候によって、電車などの公共交通機関が動かなくなるかもしれないという場合、早退を考える人も多いでしょう。この場合、状況を正確に伝えて相談することがポイントです。運休の可能性がある、計画運休が発表されているなど具体的な状況を伝えましょう。
「先ほどの大雪警報によって、自宅までの〇〇線が運休になる可能性が出てきてしまいました。そのため、本日は早めに上がらせていただければ幸いですが、可能でしょうか」
- バイトを早退した場合、仕事についていない時間帯の給料は支払われません。たとえば、就業時間が13時~21時のところ、体調不良で17時に早退したとしましょう。13時~17時までの給料は支払われますが17~21時までの給料は支払われません。ノーワーク・ノーペイの原則といい、給料から差し引かれるので注意が必要です。
- バイトを早退する際には、注意したいポイントがあります。ここでは、具体的な注意点を3つ解説します。
- 相手の都合を考えて、手短に伝える
早退したい旨を責任者に相談する際には、相手の都合をまず確認しましょう。「今お時間ありますでしょうか」などと都合を確認したうえで、手短に事情を伝えます。仕事中のためできるだけ簡潔に状況を伝えましょう。また、店長などの責任者が不在で相談できる相手がいない場合は、本社などに連絡を取ります。
- 仕事をきちんと引き継ぐ
早退する場合、仕事をしっかりと引き継ぐことが大切です。自分の仕事の進捗状況やこの後にお願いしたい業務内容、イレギュラー事項などをバイト仲間に引き継ぎましょう。仕事の引き継ぎは口頭で行っても構いません。しかし、紙などにまとめておくとわかりやすいため、余裕があれば紙に引き継ぎ事項をまとめておくとよいでしょう。
- 感謝を伝える
バイトを早退した場合、次の出勤日にしっかりと感謝を伝えることも大切です。仕事を代わってくれたバイト仲間や上司、責任者などにお礼を伝えましょう。過度に気にする必要はありませんが、早退によって迷惑をかけたことは事実です。バイト先の人たちと良好な関係を築くためにも、丁寧な謝罪と感謝の言葉を伝えておくとよいでしょう。
感謝の言葉だけでも十分ですが、お菓子などの差し入れを持って行ってお礼を伝える方法もあります。
- バイト前に体調不良になり、出勤が難しいという場合もあるでしょう。ここでは、バイト前に体調不良になった場合の対応方法を解説します。
- 休みたい場合はバイト先に連絡する
バイト前に体調を崩してしまい出勤できないという場合には、早めにバイト先に連絡しましょう。バイトはシフト制の場合が多いため、急に欠勤すると人手が足りなくなる可能性があります。
できるだけ早めに連絡することで、代役を見つけたり配置調整ができたりするため、体調が悪く働けないと思ったらすぐに連絡します。この際、連絡に気付くのが遅れやすいメールやLINEではなく、早くて確実に状況を伝えられる電話での連絡がおすすめです。
- 症状を伝える
バイト先に連絡をして、どのような症状があるのかを伝えましょう。たとえば、頭痛がひどい、発熱している、咳がひどくて話すのが難しいなどです。
前日から体調が悪くて出勤できない可能性があり、前日などに連絡する場合には、翌日体調不良で休む可能性がある旨を伝えておくとよいでしょう。当日の朝になっても症状が治まらない場合には、責任者に連絡して症状を伝えて休むかどうかを伝えます。
- バイトの代わりを探してほしいと言われたら?
バイトを休むと伝えた場合、代わりを探してほしいといわれるケースもあります。この場合、可能であれば代役を探しましょう。しかし、バイトには代わりの人員を探す責任はないため、代役を必須で探す必要はありません。ただし、代役を探したほうが良好な関係を築きやすくなるため、無理のない範囲で代役を探す努力をするとよいでしょう。
「代わりがいないなら休ませられない」などといわれる場合もありますが、代わりを探すのを強要する行為は業務命令権の乱用にあたります。
バイトの代わりについての記事はこちら
- 必要に応じて次回の出勤日を相談する
次回の出勤日が近い場合や体調不良が長引きそうな場合には、合わせてシフトについても相談しておきましょう。おおよそでよいので、どのぐらい体調不良が続きそうかを伝えて、出勤日を調整してもらいます。長くシフトを空けることになるなら、その分シフト調整の負担も重くなるため、できるだけ早めに相談しておくことが大切です。
必要に応じて病院で受診して、医師の診断結果を参考にしながら次回の出勤日を相談するとよいでしょう。
- バイト中、急に体調不良になるケースもあるでしょう。ここでは、バイト中に体調不良になった場合の対応について解説します。
- まずは上司に相談する
バイト中に急に具合が悪くなったら、店長やバイトリーダーなどの責任者に相談しましょう。そのうえで、少し休憩させてもらう、早退するなどの判断をします。無理に働いて倒れたり症状が悪化したりしないようにします。
- 休憩室などで休みを取らせてもらう
体調が悪くなったら、休憩室や更衣室などで休憩させてもらい、様子を見てみましょう。少し休憩して症状が落ち着いたり改善したりしたら、仕事に復帰します。ただし、無理はしないようにしましょう。
- 悪化する前に早退する
休憩室などで休憩しても体調が良くならない、症状が悪化してきたという場合には、早退を検討します。体調不良のまま無理に働くと、さまざまなリスクがあるため無理しないようにしましょう。
たとえば、無理に働いたことで体調不良が悪化してしまう、パフォーマンスが落ちてミスが増えバイト仲間に迷惑がかかる、クラスターが発生するなどのリスクが考えられます。休憩しても体調が戻らない場合は、責任者に相談して早退したほうがよいでしょう。
- 体調不良や家族の事情などで、バイトを早退したいケースもあるでしょう。早退したい場合は責任者に相談します。この際、相手の都合を考えて簡潔に伝えること、仕事を引き継ぐこと、次回の出勤日に感謝を伝えることなどが重要です。
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