バイトをしない大学生の割合は?働かないメリットやデメリットを解説

  • 大学生になるとそれまでと比べてバイトをしている人の割合が増えます。大学生としてバイトすべきか迷っている人もいるかもしれません。バイトをするかしないか決めるためには、大学生がバイトをするメリットやデメリットを知っておく必要があるでしょう。

    この記事ではバイトをしない大学生の割合や、バイトをしないことのメリットやデメリットなどを紹介します。ぜひ参考にしてください。

バイトをしない大学生の割合

  • まずはバイトをしない大学生の割合を解説します。JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)の「令和2年度学生生活調査」によると、昼間部の大学生でアルバイトに従事している割合は80.7%です。つまりバイトをしない大学生は19.3%となり、全体の2割程度と割合としては少ないことがわかります。

    ※参考:令和 2 年度 学生生活調査結果 | JASSO: 独立行政法人日本学生支援機構

大学生がバイトをしない理由

  • 大学生がバイトをしない場合の理由はいくつか挙げられます。主な理由を解説します。
  • 学業・部活・サークル活動が忙しい
    大学での学業や部活、サークル活動が忙しい大学生だと、バイトをしていない場合があります。大学や学部、受講している授業によっては課題やレポート提出が多く、バイトに時間を割けないこともあるでしょう。部活やサークル活動に力を入れている場合も、バイトをするための時間的な余裕がなくなってしまうかもしれません。
  • やりたい仕事がない
    やりたい仕事がないことも大学生がバイトをしない理由の一つです。バイトにおいて収入を得ることだけを目的としているなら、仕事にこだわりを持つ必要はありません。しかし、やりがいを求める場合は希望するような仕事が見つからない場合があります。やりたいと思える仕事が見つからなければ、バイトをしないことを選ぶ人もいるでしょう。
  • お金に余裕がある
    保護者からのお小遣いや仕送りによってお金に余裕があれば、大学生でもバイトをしない理由となります。また、学生で起業していたり学生フリーランスとして収入を得ていたりする場合でも、バイトをする必要がありません。大学生がバイトをする大きな目的の一つが収入なので、バイトによってお金を得る必要がなければバイトをしない理由となります。
  • 自分の時間を大切にしたい
    人によっては自分の時間を大切にしたいと考え、バイトをしないことを選択します。バイトよりも趣味や遊びといったプライベートを充実させたいと考える人もいるでしょう。お金に余裕がある人や、お金をあまり使わないという人なら、バイトをしないことで自由に使える時間を増やすことも選択肢の一つです。
  • 働きたくない
    そもそも働きたくないと考えている人なら、バイトをしないことを選択します。バイトをすると時間や体力を消耗します。また、バイトの人間関係でストレスが溜まったり、トラブルになったりする場合もあるでしょう。バイトによる負担を避けるため、大学生の間は働かないと決めている人もいます。
  • 周りの人間がやっていない
    周りの人間がバイトをしていない環境なら、自分自身でもバイトをする必要性をあまり感じられないでしょう。例えば勉強が忙しい学部に所属していると、周りでもバイトをせず学業に力を入れている人が多いと考えられます。また、練習に熱心な部活に入っていると、周りもバイトをせず部活に打ち込んでいるでしょう。

大学生がバイトをしないメリット

  • 大学生がバイトをしない場合の主なメリットを解説します。
  • プライベートの時間を確保できる
    大学生でバイトをしていないとプライベートの時間を確保できます。時間の使い方は人それぞれです。大学時代は勉強に力を入れたいという人もいれば、趣味に費やしたいという人もいます。また、時間の融通がききやすい大学時代に、旅行を楽しんでおきたいという人も少なくありません。バイトをしていなければ働くために時間を割かずに済むため、時間の使い方を自分で自由に決められます。
  • バイトによるストレスがない
    バイトをしなければバイトによるストレスを受けることもありません。バイトによっては肉体的な労働が多く、体力を消耗しやすい仕事もあります。また、バイトの業務内容や人間関係によっては、精神的なストレスを受ける可能性もあります。バイトをしないとストレスが生じにくいため、気持ちに余裕が生まれやすいでしょう。学業や部活などに集中しやすくなります。
  • 服装や髪型が制限されない
    バイトをしていないと服装や髪型の制限を受けません。バイトによっては服装や髪型を指定されるケースも珍しくないでしょう。例えば塾講師のバイトならスーツの着用が指定され、髪も黒髪や落ち着いたトーンの茶髪でなければならない傾向です。飲食店のバイトでも清潔感のある髪色での勤務が求められます。バイトをしないなら服装や髪型の制限がなく、おしゃれを自由に楽しめます。

大学生がバイトをしないデメリット

  • 大学生がバイトをしない場合の主なデメリットを解説します。
  • お金に困る場合がある
    大学生がバイトをしていないとお金に困る場合もあるでしょう。保護者からのお小遣いや仕送りが十分であれば金銭的な問題は生じませんが、少なければお金に困る場面が発生しやすくなります。お金がないと大学時代にできることが減ってしまい、活動範囲が狭まってしまいます。バイトをしていれば金銭的な余裕が生まれやすくなり、大学時代の経験を充実させられるでしょう。
  • バイトを通じた人脈ができない
    大学生でバイトをしていないと、バイトを通じた人脈を作れません。バイトをしているとバイト仲間ができ、プライベートでも集まったり遊んだりするようなコミュニティを形成できます。また、大学を卒業してからもやりとりが続く人脈ができるケースもあります。しかし、バイトをしなければ人との出会いがないため、人脈を広げる機会にも恵まれません。
  • 社会経験を積めない
    お金を稼げるだけでなく、社会経験を積める点もバイトをする大きなメリットです。バイトを通じて収入を得ることの難しさや働くことの達成感などを学び、人間として成長することができます。しかし、バイトをしていなければ社会経験を積む機会がなく、視野が広がりにくくなってしまいます。大学時代のバイト経験は、大学卒業後に社会に出るための準備ともいえるでしょう。
  • 暇な時間が増える
    大学生でバイトをしていないと暇な時間が増えてしまいます。前述したように、バイトをしない大学生は代わりに学業や部活、サークル活動などに時間を割いている場合が珍しくありません。一方、目的や他にやりたいことなどがないのにバイトをしない選択をすると、暇だと感じる時間が増える可能性があります。

大学生がバイトをしないことの就職活動の影響とは?

  • 大学生がバイトをしないと就職活動に影響があるのか気になる人も多いでしょう。バイト経験による就職活動への影響を解説します。
  • 必ずしもバイト経験の有無が就職活動に影響するとはいえない
    結論から述べると、必ずしもバイト経験の有無が就職活動に影響するとはいえません。例えば、大学時代にバイトをしていても、何も学びを得られていなければ就職活動でアピールすることはできないでしょう。ただし、バイトをしていない人は社会経験がないと考えられる点から、面接官は不安を感じるかもしれません。大学生でバイトをしないなら、就職活動時に他にアピールできる経験を積んでおくことが望ましいでしょう。
  • 経験によってはアピール材料になる場合がある
    バイト経験によっては、就職活動でのアピール材料になる場合があります。例えばバイトリーダーを任された経験があるなら、リーダーシップや視野の広さ、真面目な働きぶりなどを強みとしてアピールできます。バイトリーダーの経験を通じてコミュニケーション能力やチームワークが向上した点などを伝えるとよいでしょう。

    バイトは多くの大学生が経験しているため、ただバイトをしていたというだけではアピールポイントにはなりにくいです。バイトでの具体的なエピソードから、自分ならではの強みを伝えることが就職活動では大切です。

大学生がバイトをしていないと周囲の人間からどう思われる?

  • 大学生がバイトをしていないと周囲の人間からどう見られるのか、気になる人もいるかもしれません。バイトをしていない人は周りから「なんでバイトをしないのか?」と聞かれるケースもあります。ときには、バイトをしないのは甘えだと言ってくる人もいるでしょう。しかし、バイトをしない理由がきちんとあるなら、周りに流されてバイトを始めるのではなく、自分の中の優先順位を大切にすることが大切です。

大学生がバイトをするかの判断ポイント

  • 大学生がバイトをするかしないか決める際のポイントはいくつかあります。例えば、学業や部活、サークル活動などバイト以外に優先すべきものがあれば、バイトをしない選択が無難だと考えられます。忙しい状況でさらにバイトを始めてしまうと時間や体力が足りなくなり、どれも中途半端に終わってしまう可能性が高まるでしょう。

    反対に時間に余裕があり、かつお金が必要な場合はバイトをする必要性が高いと考えられます。お金が欲しいがそこまで働く必要がなかったり、普段は学業が忙しかったりする場合は、期間を決めてバイトすることも可能です。例えば夏休みといった長期休暇だけバイトしたり、単発で土日だけバイトしたりといった選択肢もあります。

大学生がバイトをする場合の注意点

  • 大学生がバイトをする場合の主な注意点を解説します。
  • 学業などとバランスをとる
    大学生がバイトをする際は、本業である学業とのバランスをとることが重要です。バイトに時間を割きすぎると学業が疎かになり、成績が落ちてしまったり授業の単位を落としてしまったりする可能性があります。また、バイトに力を入れすぎて留年してしまうケースもあります。バイトをする場合は無理してしまわないよう、シフト調整を大切にしてください。
  • ブラックバイトは避ける
    大学生がバイトをする際はブラックバイトに気をつける必要があります。ブラックバイトとは厳密な定義はありませんが、一般的に不当な労働条件を押し付けるバイトを指す言葉です。バイト先によっては学生という弱い立場につけ込んで、重労働や責任を負わせて働かせようとします。

    ブラックバイトに勤務していると負担が大きく、学業に支障をきたす場合が少なくありません。バイトを始める際はブラックバイトを避け、もし気づかずに働き始めてしまった場合は早めに辞めることが重要です。

    ブラックバイトについての記事はこちら

大学生がバイトを探すなら「シフトワークス」

  • もし大学生でバイトをする選択をしたら、バイト探しには「シフトワークス」の利用がおすすめです。シフトワークスとはバイトの求人情報サイトで、全国の求人が掲載されています。大学生がバイトをする際は、学業や部活、サークル活動などと両立できるバイト先を探すことが重要です。シフトワークスなら曜日や時間などの条件で絞って仕事を探せるため、忙しい学生でも自分に合ったバイト先を見つけやすいでしょう。

まとめ

  • バイトをしている大学生は全体の約8割と大多数です。バイトをすると社会経験を積めて、バイトを通じた人脈作りも可能です。就職活動でもバイトでのエピソードから、自分の強みをアピールしやすくなるでしょう。ただし、他に優先したい活動があるなら、バイトをしないことも選択肢の一つです。

    もしもバイトをすることに決めたのなら、学業とのバランスがとれるバイト先を見つけることが大切です。「シフトワークス」を利用すれば自分が希望する曜日や時間に勤務できるバイト先を探せます。大学生でバイトを探したいと思っている場合は、ぜひ利用してみてください。