バイトの応募先への電話のかけ方は?|前準備しておくことやトークの流れなど解説

  • 応募したいバイトを見つけて電話をかけたとき、何をどのように話せばよいか迷ってしまう人は多いのではないでしょうか。しかし、事前に基本的な流れを押さえておけば、応募先への電話でも緊張しすぎることなく話せるようになります。

    本記事では、バイトの応募先への電話のかけ方から流れ、ポイントや注意点まで解説しています。これから電話をかけようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。


バイトの応募先へ電話する前に準備しておくこと


  • バイトの応募先へ電話する前に、持ち物や気持ちの準備を済ませておきましょう。迷ったり取り乱したりせずに対応できると、応募先によい印象を持ってもらえます。応募先に電話する前に準備しておくことを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


  • 1. 持ち物を準備
    バイトの応募先へ電話する前に、以下の持ち物を準備しておきましょう。

    ・メモ用紙
    ・筆記用具
    ・自分のスケジュール
    ・求人広告が掲載されているページや紙面

    多くの場合、初めての電話で面接のスケジュールが決まります。そのため、詳細を記録できるようメモ用紙と筆記用具を手元に置いておきましょう。また、あわせて自分の直近のスケジュールも見られるようにしておくと便利です。

    さらに、求人広告を見ながら電話すると、話の内容を理解しやすくなるだけでなく、記載されている情報を質問してしまうといったことも防げます。


  • 2. 音が聞こえない静かな場所に移動する
    お互いの声がしっかり聞こえるように、静かな場所で電話をかけましょう。

    意思疎通がスムーズにできないと、応募先の採用担当者に時間を取らせるうえに、伝達ミスが発生しやすくもなるからです。また、何度も聞き直すうちに、失礼な人だと思われる場合もあります。


  • 3. 話す内容や聞きたい内容を整理しておく
    話す内容や聞きたい内容は事前に整理しておき、漏れのないようにしておきましょう。

    緊張して話す内容を忘れてしまいそうな人は、メモに書き出しておくと安心です。次の項目では、電話で確認しておくことを解説しているので参考にしてください。


バイトの応募先への電話で確認しておくこと


  • 応募先への電話で確認しておくことは、主に以下のとおりです。

    ・現在の募集状況
    ・面接日程や場所、必要な持ち物
    ・面接に履歴書を持参すべきか、事前に送付すべきか
    ・時給や交通費は支給されるか
    ・1週間の勤務日数はどのくらいか

    すでに募集が締め切られている場合もあるため、まずは現在の募集状況を確認しましょう。募集していると言われたら、上述した内容を採用担当者とやり取りしてください。


バイトの応募先との電話で気をつけたいマナー


  • 電話のマナーによっては、バイトに採用されないケースもあります。以下では、気をつけたいマナーを解説しています。


  • 電話をかける時間帯に気をつける
    電話をかける時間帯を間違えると、丁寧に対応してもらえない場合があるため注意が必要です。できるだけ忙しい時間帯は避け、比較的落ち着いていると考えられる時間帯に電話をかけるようにしましょう。

    一般的には、大体14~17時が電話をかける時間帯として適切とされています。ただし、応募先の業種や職種によっても忙しい時間帯は変わるため、事前に調べておくといいでしょう。


  • 細かく聞きすぎない
    最初の電話であまりにも細かく質問しすぎると、応募先の採用担当者に不快に思われる可能性があります。相手は、仕事を中断して電話に対応してくれているため、やり取りが手短に終わるように配慮しましょう。

    また、求人広告に記載されている内容を重複して質問してしまうと、しっかりと確認していないと思われるかもしれません。そう思われないためにも、求人広告はくまなく読み込んでおきましょう。


  • はっきりとした声色で話す
    バイトの応募先に電話するときは、できるだけはっきりとした声で丁寧に伝えましょう。早口や小さな声で話すと、応募先の採用担当者に伝わりづらい(聞こえにくい)ためです。

    先述したように静かな場所で電話をかけることも大切ですが、声色も意識してください。


  • フランクな言葉遣いは控える
    応募先の採用担当者は、これからお世話になる可能性のある人です。社会人としてのマナーがなっていないと思われないためにも、「大丈夫っす」「ごめんなさい」などのフランクな言葉遣いは避けましょう。

    基本的なマナーが分からなければ、実は相手に不快な思いをさせているかもしれないのにも関わらず、自分としては丁寧な言葉で話しているつもりかもしれません。不安があれば電話する前に正しい敬語を練習しておきましょう。慣れていないと、とっさのときに言葉遣いが乱れる恐れがあります。


  • 「もしもし」を使わない
    基本的に、ビジネスシーンでは「もしもし」という表現を使いません。電話をかけるときは「お忙しいところ失礼いたします」と切り出しましょう。

    相手の声が聞こえないときは「恐れ入りますが、お電話が遠いようです」「申し訳ございませんが、聞こえていらっしゃいますでしょうか?」などの表現で対応します。


バイトの応募先へ電話する際の流れと例文


  • ここでは具体的なイメージが分かるよう、バイトの応募先へ電話する際の流れについて例文を交えて解説します。


  • 1. 応募先へ電話をかける
    番号が合っているか確認し、応募先へ電話をかけます。相手が出たら自分の名前を名乗り、求人に応募したい旨を伝えましょう。必ずしも電話に出た相手が採用担当者とは限らないため、いきなり採用関連の話を始めないよう注意してください。

    <例文>
    「お忙しいところ失礼いたします。アルバイト募集の求人を見てお電話をしました、○○と申します。恐れ入りますが、採用ご担当者様(名前が分かる場合は名前)はいらっしゃいますでしょうか?」


  • 2. 現在募集しているか確認する
    採用担当者につないでもらったら、現在募集しているか確認しましょう。バイト先が求人を掲出してからタイムラグがあるため、募集期間内でもすでに予定人数の採用が終わっているケースもあります。

    <例文>
    「お忙しいところ、失礼いたします。求人広告を見てお電話した、○○と申します。こちらのバイトは、まだ募集していますか?」


  • 3. 面接日程を相談のうえ決める
    バイトがまだ募集中であれば、面接の日程について話を進めます。採用担当者にいつ面接に来られるかを尋ねられた場合のみ、できる限り直近で面接可能な日時を伝えるようにしてください。

    <例文>
    「直近でしたら、今週の木曜日以外であれば空いています。時間帯は午前中か、15時以降なら問題ございません」


  • 4. 当日必要な持ち物を確認する
    採用担当者が、面接当日の詳細について伝え忘れる場合もあります。必要な持ち物や場所などは、以下のように自分から確認するようにしましょう。

    <例文>
    「面接当日に必要な持ち物を伺ってもよろしいでしょうか?」
    「当日は、○○店に伺えばよろしいでしょうか?」


  • 5. 電話を切る
    面接の日程が決まり、質問することがなければやり取りを終えます。このとき、電話を切る前に面接日程を復唱すると、間違いを避けられます。

    ビジネスシーンでは、相手が切ってから自分も切るのがマナーです。ただし、採用担当者が電話を切る気配がない場合は、こちらから電話を切っても失礼にはあたりません。

    <例文>
    「それでは、8月8日の15時に伺います。お忙しいところ、ご対応いただきありがとうございました。失礼いたします」


働きたいお店がバイト募集しているか分からない場合


  • 働きたいお店があっても、求人広告が見つかるとは限りません。そのようなときはお店の電話番号を調べて、バイト募集について伺いたい旨を申し出て、採用担当者につないでもらえないか確認しましょう。具体的には、以下のように問い合わせてください。

    「お忙しいところ突然のお電話大変恐れ入ります。私○○と申します。アルバイトの募集についてお聞きしたいのですが、採用ご担当者様はいらっしゃいますでしょうか?」


こんなときどうする?バイト応募先へ電話する際の対処法


  • バイトの応募先へ電話するときには、留守電やかけ直しなどが起きる可能性もあります。対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


  • ケース1:担当者が不在だった
    採用担当者が不在のときは、現在応対してくれている相手に採用担当者がいる時間帯を尋ねたうえで、その時間にかけ直すことを伝えます。

    また、求人広告に記載がない場合は、採用担当者の名前も聞いておきましょう。名前が分かると、次回の電話をかけやすくなります。


  • ケース2:留守電につながった
    電話付近にバイトの応募先の人がいない、忙しくて電話に出られないなどの場合は、留守電につながるときがあります。

    一般的に、留守電には端的にメッセージを残しておくものです。自分の名前・求人広告を見てバイトの応募で電話したこと・改めて電話するということなどを伝え残して、電話を切りましょう。


  • ケース3:かけ直しを頼まれた
    採用担当者が外出している、ほかの電話に対応しているなど、かけ直しを頼まれる機会は少なくありません。かけ直しを頼まれた場合は「お忙しいときに大変失礼いたしました」と一言お詫びしたうえで、いつ頃にかけ直すとよいか時間帯を確認しておきましょう。


  • ケース4:折り返しの電話がなかなかこない
    採用担当者から「折り返しします」と言われて待っていても、電話がかかってこない場合もあります。

    早急に連絡を取りたいかもしれませんが、間を置かずに自分から電話をかけてしまうと、迷惑になるため控えましょう。採用担当者の事情を考慮して、翌日くらいまで待ってから自分から再度連絡します。


  • ケース5:折り返しの電話に出られなかった
    採用担当者が折り返しの電話をかけてきても、着信に気がつかなかったり、ほかの用事で手が離せなかったりして電話に出られないこともあります。出られなかったことは問題ありませんが、着信に気づいた次点で、すぐに折り返すようにしましょう。

    ただし、夜遅くやお店の営業時間外に気がついた場合は、かけ直すと迷惑になる恐れがあります。翌日に折り返してください。


電話以外で選考手続きができる求人もある


  • 電話以外には、チャットボットでやり取りするケースもあります。手順は以下のとおりです。

    1.バイトに応募する
    2. SMSが届くので、添付されたURLからWebチャットを開き設問に回答する
    3.チャット上で面接日程を予約する


  • SMSやメールで応募したときの文章の書き方
    バイトに応募すると、採用担当者からSMSやメールで面接の連絡が来る場合があります。返信する際の例文を以下に示しましたので参考にしてください。

    「お世話になっております。応募いたしました○○と申します。アルバイトの面接についてご連絡いただき、ありがとうございます。ご提示いただいた日時に伺います。よろしくお願いいたします」

    不明なことがあれば、返信する際に質問しても構いません。返信する前に、誤字脱字がないか丁寧に確認しましょう。


まとめ


  • バイトの応募先へ電話をかけるときは、必要なものを準備して、話す内容や聞きたい内容を整理しておくとスムーズに話せます。ただし、電話をかける時間帯や、はっきりと丁寧な言葉遣いで話すなど、基本的なビジネスマナーへの理解も求められます。

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