アルバイトの給料日はいつ?どの時間帯に振り込まれる?振り込まれない際の対応も解説

  • アルバイトを始める際には、給料が支払われるタイミングの確認も大切です。給料を受け取るタイミングが分からなければ、支払い計画やプライベートな用事など、予定が立てにくくなります。

    この記事では、アルバイトの一般的な給料日や振り込まれる時間帯などについて解説します。アルバイトの給料日に関して、締め日や支払い日を知りたい人は参考にしてください。


アルバイトの給料が支払われるのはいつ?


  • アルバイトなどの給料の支払い日は、月末締め翌月25日払いのケースが多くあります。労働基準法では、給料計算の終点となる「締め日」と計算した給料を支払う「支払い日」が定められており、企業から労働者に対して、書面で明示する義務があります。

    給料の支払いは、月に1回以上と定められていますが、具体的に何日に設定しなければならないという決まりはありません。そのため、月払いだけでなく、週払いや日払いなどのケースもあります。働き始める前に、給料がどのように支払われるかを確認しておきましょう。

    以下では、月払い・週払い・日払いに分けて、いつ頃の支給が多いか解説します。


  • 長期アルバイト・月払いの場合
    長期アルバイトの場合、月払いで給料が支払われるケースがほとんどです。月払いとは、定められた締め日までに働いた分の給料が、月に1回ある支払い日に支払われる給料体系です。

    長期アルバイトや月払いのアルバイトでは、「月末締め翌月25日払い」が一般的です。この場合、月末までの1か月分の労働報酬が、翌月の25日に支払われます。

    【例】5月1日から働き始めた場合
    ・給料計算に含まれる労働期間:5月1日~5月31日
    ・労働期間中の給料が支払われる日:6月25日

    また、企業によっては、15日締め翌月10日払いや20日締め翌月15日払いなど、異なるケースもあります。労働月の給料が振り込まれるのは翌月であるケースがほとんどですが、15日締め末日払いなど、当月中に支払われる企業もあるので、確認が必要です。


  • 短期アルバイト・週払いの場合
    短期契約のアルバイトの場合、「週払い」となるケースもあります。週払いは、毎週1回締め日や支払い日が定められている料金体系です。

    締め日当日や翌日に給料が支払われる場合や、翌週や翌々週の特定の曜日が支払い日に定められている場合もあります。給料支払いのタイミングは企業によるため、規定を確認しておきましょう。

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  • 短期アルバイト・日払いの場合
    短期アルバイトでは、週払いのほかに「日払い」というケースがあります。日払いとは、1日に働いた分の給料を、その日中または定められている支払い日に受け取るという給料体系です。

    単発のアルバイトや短期のアルバイトでは、日払いが採用されているケースが多く、給料を早く受け取りたい人にはおすすめです。

    日払いのなかでも、働いた日に給料をもらいたいという場合は、「即日払い」と書かれているアルバイトを選ぶといいでしょう。

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アルバイト先の給料支払い日が不明な場合


  • アルバイト先の締め日や支払い日が不明な場合は、あらかじめ人事や経理担当者に確認しておきましょう。基本的には、企業ごとに規則で定められているため、面接時に説明されます。

    また、採用通知書に記載されている場合もあるので、聞き逃したり、説明がなかったりした場合はチェックしてみるといいでしょう。すでに支払い日を迎えており、給料明細を受け取っている場合は、明細のなかにも記載されています。


アルバイトの給料が振り込まれる時間は?


  • 給料は、基本的に口座に振り込みとなります。以下では、給料支払い日当日の振り込み時間帯について解説します。


  • 一般的な時間帯
    口座への給料振り込みの時間帯は、労働基準法によって給料日の午前10時頃までと通達されています。金融機関の営業時間は一般的に午前9時からであるため、前日までに振り込み手続きが終わっていれば、給料日の午前9時には振り込まれているでしょう。

    午前9時までに振り込みがない場合でも、午前10時過ぎまでに振り込まれる可能性があります。


  • ATMで引き出せるようになる時間
    基本的に、企業が前日のうちに振り込みを終えていれば、支払い日の銀行の営業時間以降にはATMなどから給料の引き出しが可能です。また、24時間稼働するATMや、インターネットバンキングの口座を利用していたりする場合は、午前0時を超えると引き出せるケースもあります。

    ただし、労働基準法による通達はあくまで原則であるため、企業によっては前日までに対応できていない場合もあるので注意が必要です。担当者が窓口やATMで給料を振り込んでいる場合、振り込み時間が遅れるケースも考えられます。

    年末やボーナス時期など、銀行が多忙な時期や入金データに問題があり銀行の処理が遅れた場合などは、振り込まれる時間帯が遅れることもあります。給料日の午前10時を過ぎても、翌日までは待ってみましょう。


  • 給料の支払い日が休日と重なった場合
    給料の支払い日が、土曜日や日曜日、祝日などの休日と重なった場合、多くの企業では給料の支払いが前倒しになります。前倒しの場合、給料支払い日直前の平日に振り込まれるので、確認しておきましょう。

    ただし、週払いや日払いの企業を中心に、後ろ倒しになるケースもあります。支払い日が休日になる場合、あらかじめ確認しておくと安心です。


給料日に振り込まれていなかった場合の対応


  • 何かしらのトラブルなどが発生し、給料日のうちに給料が支払われないことがあります。本来、規定されている支払い日より遅延したり、未払いだったりすると、労働基準法違反です。

    想定した給料が給料日に受け取れない場合、すぐに確認しましょう。ここからは、給料日に給料が支払われていなかった場合に取るべき対応について解説します。


  • 1.給料日を確認する
    給料日に給料の振り込みが確認できない場合、まずは、企業の就業規則を確認しましょう。基本的に、面接で説明されている場合がほとんどですが、不明点や疑問点があれば、前もって確認しておくと安心です。

    アルバイトを始めたばかりの場合、締め日と支払い日を勘違いしていたというケースもあります。職場に連絡する前に、就業規則を確認し、定められている締め日と支払い日が認識と相違ないか確認しましょう。

    就業規則によって定められている支払い日を過ぎても給料が振り込まれない場合は、職場に確認が必要です。


  • 2.未払いであれば確認・抗議する
    給料日に支払いがなかった場合、企業へ確認・相談し、締め日と支払い日の勘違いや経理担当者のミスなどがあればすぐに対応してもらいましょう。

    どのような理由であれ、働いた分の給料を支払わないのは違法です。いつまでも支払いがない場合は、企業に抗議しましょう。働いた証拠や給料未払いの証拠には、雇用契約書や労働条件通知書、給与明細、口座の取引履歴などの書類やタイムカードやシフト表などが役立ちます。

    きちんと証拠を集めたうえで企業に抗議すれば、支払いに応じてくれる可能性があります。ただし、抗議にも応じてもらえない場合は、公的書類である「配達証明付内容証明郵便」で請求書を送付したり、後述する労働基準監督署などへ相談したりと、さらに対応が必要です。


  • 3.労働基準監督署に相談する
    給料日に支払いがなく、抗議したり、配達証明付内容証明郵便を送付したりしても解決しない場合は、労働基準監督署に相談しましょう。労働基準監督署に相談する際は、抗議の際に集めた証拠を用意しておくと説明しやすくなります。

    相談すると、未払いとなっている給料の申請書類の作り方を教えてもらえます。相談後、指示通りに申請書類を作成し、企業へ送付しましょう。さらに、労働基準法違反として申請すれば、企業に給料の支払いを勧告してくれます。

    ただし、労働基準監督署はあくまでも企業体制に関する問題を是正する機関であるため、悪質なケースへの対応は、弁護士への相談が必要になる場合もあります。


まとめ


  • アルバイトを始める際には、給料日の確認は必須です。企業によって締め日や支払い日の設定が異なるので、面接時や採用が決まったタイミングで確認しておきましょう。

    また、給料日になっても支払われないなどのトラブルがあった場合は、すぐに対応が必要です。企業が対応してくれない場合は、本記事で紹介した対応方法を参考に行動してください。

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