バイトの履歴書の本人希望記入欄の書き方は?例文や注意点なども解説!

  • バイトに応募するための履歴書には、本人希望記入欄があります。本人希望記入欄の内容が不適切な場合、採用担当者に悪い印象を与える可能性があるため、注意が必要です。この記事では、バイトの履歴書にある本人希望記入欄の適切な書き方を、例文とあわせて解説します。注意点も解説するため、ぜひ参考にしてください。

履歴書の本人希望記入欄とは

  • 履歴書の本人希望記入欄は、勤務において応募者が譲れない条件を記載するためにあります。事前に伝えておきたい特記事項がある場合も、本人希望記入欄に記載して構いません。応募者と企業の間にギャップが生じないようにするためにも、本人希望記入欄には適切な内容を記載する必要があります。

    ただし、給与面をはじめとする待遇の希望は、本人希望記入欄には書き込まないようにしましょう。なお、希望条件が多すぎると印象が悪くなり、選考で不利になる恐れがあります。そのため、絶対に譲れない条件のみを記載することが大切です。

バイト応募用履歴書の本人希望記入欄に書く内容と例文

  • ここでは、バイトに応募するにあたって、履歴書の本人希望記入欄に書く内容と例文を紹介します。
  • シフト
    シフトの希望を書く際は、募集要項の条件を参考に希望のシフトを記入しましょう。週の勤務日数、曜日、時間帯などを具体的に示すと、バイト先にも希望が伝わりやすくなります。シフト希望を記載する際は、以下の例文を参考にしてください。

    ・週3~4日の勤務を希望します
    ・水曜日と木曜日に勤務可能です
    ・月曜日・火曜日は16時から、金曜日は17時から勤務できます

    「朝の勤務」や「夕方まで」といった表現は、曖昧で分かりにくいため避けましょう。例文のように、働ける曜日や時間帯を明確に記載することをおすすめします。
  • 職種
    応募先が複数の職種を同時に募集している場合、自分が希望する職種を記載する必要があります。職種について記載する例文は、以下のとおりです。

    ・職種:ホール担当を希望します
    ・職種は、キッチンを担当したいです

    略称で記載しても伝わる職種はありますが、基本的には正式名称を記入しましょう。また、「です・ます口調」にすると、より丁寧な印象になります。
  • 勤務地
    募集要項で複数のエリアや店舗が示されているなら、本人希望記入欄で自分が働きたい場所を伝えましょう。以下のように、地域名や店舗名を具体的に記載することが大切です。

    ・勤務地は、東京都または神奈川県のいずれかを希望します
    ・◯◯店での勤務を希望します
  • 連絡が可能な時間帯
    応募先とスムーズにやり取りするには、連絡がとりやすい曜日や時間を記載するとよいでしょう。連絡できる時間帯を記載する際は、以下の例文を参考にしてください。

    ・平日は大学の講義があるため、15時以降にご連絡いただけますと幸いです。土日の連絡は何時でも対応可能です
  • 勤務開始が可能な日
    採用された場合に勤務を開始できる日付を、具体的に記載しましょう。いつから勤務可能かを記載する際の例文は、以下のとおりです。

    ・◯月◯日以降、勤務可能です
    ・大学の夏季休暇が始まる7月21日から勤務できます

    勤務を開始できる日付のみを記載するのではなく、理由も添えてあげることで、認識のずれを避けられます。

    バイトの初日についての記事はこちら
  • 通勤手段
    通勤手段の希望があるなら、他の内容とともに本人希望記入欄に記載します。通勤手段について記載する際は、以下の例文を参考にしてください。

    ・自動車での通勤を希望します

    ただし、募集要項で禁止されている通勤手段は避けるべきです。また、駐車場や駐輪場などを利用したい場合は、バイト先の周辺にあるか、面接の際に確認する必要があります。

学生が本人希望記入欄に書く内容と例文

  • ここでは、学生が本人希望記入欄に記載する内容と例文を紹介します。
  • 長期休暇中のシフト
    夏季休暇や春季休暇など、長期休暇中の希望シフトが通常時と異なる場合は、本人希望記入欄でその旨を伝えておきましょう。長期休暇中のシフトについて記載する例文は、以下のとおりです。

    ・夏季休暇中は夏期講習があるため、月〜水曜日は午後からの勤務を希望します
    ・春季休暇中の日曜日は部活の試合があるため、出勤が難しいです

    単にシフトの要望を伝えるだけでなく、具体的な理由も添えましょう。
  • テスト期間中のシフト
    テスト期間中にバイトを休みたいと考えているなら、本人希望記入欄に記載して伝えましょう。テスト期間中のシフトについて記載する際は、以下のように明確に伝えることが大切です。

    ・6月末から7月中旬にかけて試験があるため、出勤できません

    面接においても、具体的な日程やシフト変更の期限などについて、詳しく相談する必要があります。
  • 受験や進学に伴う期限
    受験や進学を控えている場合や、進学後に働けない場合は、退職日の希望についても記載しておくとよいでしょう。以下の例文を参考に、受験や進学に伴う希望欄を作成してください。

    ・大学受験に専念したいため、◯年◯月までの勤務を希望いたします

    具体的な理由を添えたうえで退職日の希望を記載すれば、理解が得られる可能性を高められるでしょう。

本人希望記入欄に書かないほうがよい内容

  • 本人希望記入欄には、記載すべきでない内容もあります。ここでは、具体的にどのような内容が該当するか解説します。
  • 給与や待遇
    本人希望記入欄には、給与や待遇に関する内容の記載は避けましょう。給与や待遇の希望を履歴書に書くと、採用担当者からの印象が悪くなる恐れがあります。給与の具体的な金額については、内定後に交渉が可能です。また、待遇に関しては、面接の際に直接相談しましょう。
  • 優先度の低い希望条件
    本人希望記入欄に書く内容は、客観的に見て、事前に伝えておく必要性がある内容だったり、やむを得ない理由があったりするものだけにしましょう。自分の都合による希望は、書かないほうが無難です。たとえば、ワークライフバランスを重視するための条件、通勤距離の条件などは、特別な理由がない限り記載を避けるべきです。
  • 希望条件以外の内容
    希望条件と関係のない内容は、本人希望記入欄に記載しないようにしましょう。たとえば、志望動機、アピールポイント、免許、資格などは、履歴書に専用の記入欄がある可能性があるため、そちらに記載してください。

    また、仕事についての疑問も、本人希望記入欄への記載は不適切です。まずは募集要項をよく確認してください。それでも分からないなら、面接の際に直接質問しましょう。

本人希望記入欄を書く際のポイント

  • 本人希望記入欄を書くときは、意識したいことがいくつかあります。以下では、具体的なポイントを解説します。
  • 空欄を避ける
    特に希望する内容がないとしても、本人希望記入欄を空欄にしてはいけません。空欄の場合、記入漏れだと判断される可能性があるためです。ただし「特になし」と記載すると、意欲が低いと判断される恐れがあります。特に希望がないなら、「勤務条件は貴社の規定に従います」と記載しましょう。
  • 簡潔な内容にする
    冗長な表現が多くて長い文章だと、伝えたい内容がうまく伝わりません。本人希望記入欄のスペースは限られているため、簡潔な内容を意識すべきです。なるべく内容を短くまとめて空白部分を残すと、読みやすさが向上します。また、バイトに対する要望が多いという印象を与えずに済むでしょう。
  • 理由を記載する
    本人希望記入欄に要望を書き込むなら、理由もあわせて記載しましょう。たとえば、単に「17時以降の勤務ができません」と記載するよりも、子どもの送迎や親の介護など、具体的な理由を添えたほうが理解を得られます。

本人希望記入欄を書く際の注意点

  • 本人希望記入欄の記載にあたり、気をつけたいこともあります。ここでは、注意点を具体的に解説します。
  • 休日の要望は適切な理由を記載する
    本人希望記入欄には自分の要望を記載して構いませんが、応募先が納得できない内容は避けましょう。たとえば、毎年恒例の旅行やライブへの参加など、プライベートを楽しむ目的による休みの希望は、基本的に認められません。

    一方で、定期的な通院や親の介護など、やむを得ない理由であれば、休みの希望を認めてもらえる可能性が高くなります。
  • 掛け持ちで働く場合は事前に確認する
    バイトの掛け持ちや副業としての勤務を想定している場合、本人希望記入欄で応募先に伝える必要があります。働ける曜日や時間帯なども細かく記入すべきです。なお、それぞれの職場で掛け持ちや副業が認められているかについても、事前に確認しておきましょう。就業規則で禁止されているにもかかわらず掛け持ちをすると、停職や減給などの処分の対象になります。

    バイトの掛け持ちについての記事はこちら
  • 扶養の範囲内で働きたい場合は明確に記載する
    扶養の範囲内で勤務したいなら、その旨を本人希望記入欄に記載しましょう。「年収103万円以内」や「夫の扶養範囲内」など、具体的な数字や条件を記すと伝わりやすくなります。採用が決定してから、扶養の範囲内で働きたいと伝えることはトラブルになりやすいため、注意してください。履歴書の本人希望記入欄への記載を忘れた場合、面接で忘れずに伝えましょう。
  • 健康上の不安がある場合は詳細を記す
    応募先に伝えておきたい健康上の不安がある人は、本人希望記入欄に詳細を記載しておくと安心です。採用担当者は通常業務に支障がないか確認したいため、支障がない旨が伝わるように意識しましょう。ただし、健康状態欄が設けられている履歴書を使用する場合は、本人希望記入欄ではなくそちらに記載してください。
  • 短期バイトが希望な場合は該当期間を書く
    短期バイトを希望するなら「勤務希望期間:3か月間」や「◯月末日まで勤務を希望します」のように、具体的な期間を本人希望記入欄に記載しましょう。ただし、長期間の雇用を前提としている求人に短期での勤務を希望すると、印象が悪くなります。そもそも採用されない可能性があるため、注意が必要です。

まとめ

  • 履歴書の本人希望記入欄には、バイトについて特別な希望がある場合に活用し、応募先に自身の希望を伝えましょう。希望はなるべく具体的に記載し、理由も添えてあげることで、応募先も納得しやすくなります。ただし、本人希望記入欄に記載すべきでない内容もあるため、注意が必要です。

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