パートでも保育園に子どもを預けられる?入園条件や保育料を解説!

  • パートで働くために子どもを保育園に預けたいと考える人は多いでしょう。しかし、扶養の範囲内でパートとして働く場合は、保育園に入りづらいのではと心配している人もいるかもしれません。

    この記事では、パートで働く人が子どもを保育園に入園させる方法を解説します。保育園に入園する流れもまとめているので、ぜひ参考にしてください。


パートでも子どもを保育園に預けられる?


  • ここでは、パートでも子どもを預けられるか考えるうえで基本となる情報を解説します。


  • 共働きの強い味方である保育園
    夫婦共働きで日中は子どもの世話をできない状況なら、保育園へ子どもを預ける方法が有力な選択肢の1つとなります。保育園は単に子どもを預けられる施設ではなく、子ども自身の成長につながる遊びや学びも得られる場所です。

    友達との関わりにより、小さいうちからコミュニケーションの練習もできます。パートとして働く場合も日中は世話ができないため、子どもを保育園に預ける必要があるでしょう。


  • パートだと保育園に入りにくい?
    正社員やフルタイム勤務でないと、保育園に入りにくいというイメージがあるかもしれません。しかし、実際はパートでも子どもを保育園に預けられます。特に、両親の勤務時間が長いと保育園に入りやすい傾向があります。パートでは子どもを保育園に預けにくいと感じる場合、以下で解説するポイントをぜひ確認してください。


パートが子どもを保育園に入れる方法


  • パートでも子どもを保育園に入れる方法はあります。具体的にはどうすればよいのでしょうか。ここでは、パートが子どもを保育園に入れる方法について詳しく解説します。


  • 認可保育園
    認可保育園とは、児童福祉法の基準を満たしている保育園のことです。認可保育園に入園するには、保育園を管轄している自治体に申し込む必要があります。また、入園するには子どもの保育の必要性が認定されなければなりません。1つの自治体のなかにも認可保育園は複数あり、公立も私立もあります。どの認可保育園に入るとしても料金は一律です。


  • 認可外保育園
    認可外保育園とは、認可保育園のような認定を受けていない保育園です。認可外保育園への入園を希望する場合は、その施設に対して個別に申し込む必要があります。認可保育園よりも入園のハードルが低く、たとえば専業主婦(主夫)がいる家庭でも入園可能です。

    各施設と直接契約するため、保育料も施設に対して支払います。認可外保育園の料金は各施設が独自に定めており、一律ではありません。各施設の保育の特徴とともに、料金も比較して選ぶ必要があります。


  • 自治体の利用案内を読み込んでおく
    認可保育園に入園するための条件は、自治体によって異なります。認可保育園への入園を希望する場合、入園できる可能性を高めるためにも利用案内をよく確認しましょう。自治体によっては利用案内に入園の条件を記載しているところもあります。早めに入園の条件を確認すれば、対策できる可能性があります。


  • 認可外保育園に通わせる
    認可外保育園は比較的入園が容易です。認可外保育園に通えば保育が必要という実績ができるため、認可保育園に入りやすくなります。ただし、認可外保育園は費用が高めであるため、よく検討しましょう。また、待機児童問題を解消するために作られた「認定こども園」を利用する方法もあります。「認定こども園」は、保育園と幼稚園の両方の機能を併せもつ施設です。


  • 0歳から保育園に通わせる
    0歳から保育園への入園を希望すると、比較的入りやすいと言われています。0歳は全員が新しく入園するため、もともと空きがあるからです。すでに保育園に通っている子どもは基本的に通い続けるケースが多く、年齢が上がると空きも少なくなります。保育園の利用を希望するなら、小さいうちからの利用を検討しましょう。


保育園の点数の決まり方


  • 保育園の点数は、どのように決まるのでしょうか。以下で詳しく解説します。


  • 基本指数・調整指数を考慮
    自治体によっては、基本指数と調整指数から点数を算出しています。基本指数とは、保育が必要になる理由を点数化したものです。具体的には、就労や出産、病気、けが、入院、介護などが理由として認められ、それぞれ点数がついています。

    また、調整指数とは、特筆すべき事情を点数化したものです。たとえば、1人親家庭や生活保護の受給家庭などには調整指数がつきます。


  • 同点なら優先順位で決まる
    基本指数や調整指数の点数が同点の場合、あらかじめ決められている優先順位をもとに入園できるかどうかが決まります。たとえば、その自治体での居住歴が長い場合や、収入が低い場合などは優先順位が高くなります。ただし、優先順位のつけ方は自治体によって異なるため、個別に確認しましょう。


保育園に入園する流れ


  • 保育園に入園する場合、どのような流れになるのでしょうか。以下で入園までの4つのステップを解説します。


  • 保育園選び
    保育園に入園するには、保育園を選ぶところから始める必要があります。パンフレットや資料を確認し、希望に合致する条件の施設を絞り込みましょう。施設の環境はそれぞれ異なるため、実際に見学に行くことも大切です。それぞれの違いをよく理解したうえで選択しましょう。


  • 入園を申し込む
    入園したい保育園を絞り込んだら、申し込みの手続きを行います。複数の保育園に申し込むほど入園できる可能性は高くなります。たとえば、認可保育園に4月から入園を希望する場合、申し込みの時期は毎年10月から12月にかけてです。申し込みの時期は各自治体によって異なるため、期限に間に合うよう手続きしましょう。


  • 保育園との面談
    入園の申し込みが通った場合、入園前に保育園との面談があります。子どもや保育に関する希望があれば、面談で伝えておきましょう。面談では保育園の先生と直接対面できるため、細かい情報共有も可能です。子どもが安心して保育園で過ごせるよう、不安や疑問があれば面談の際に確認を済ませてください。


  • 入園内定の通知
    入園が正式に決まると、入園内定の通知が届きます。通知が届く時期は自治体によって異なり、面談前のケースもあれば面談後のケースもあります。通知が届いたら、入園手続きや子どもの健康診断などを済ませましょう。産休や育児などでパートの仕事を休んでいる場合は、復帰のための手続きも同時に進める必要があります。


保育園の入園までの主なスケジュール


  • 4月から保育園への入園を希望する場合、その前年に以下のスケジュールで手続きを進める必要があります。

    ・4月~5月:保育園の情報収集
    ・6月~10月:保育園の絞り込み
    ・11月~12月:申し込み
    ・1月~2月:審査
    ・2月~3月:結果の通知
    ・3月:入園説明会や健康診断の実施

    実際のスケジュールは自治体によっても異なります。年度の途中からの入園を希望する場合は随時応募も可能です。


保育園の利用を避けるべきケース


  • 状況によっては、保育園の利用を避けたほうがよいケースもあります。どのような場合が当てはまるのか、以下で解説します。


  • パート代と料金とのバランス
    子どもを保育園に通わせる場合、パート代と料金とのバランスを考える必要があります。世帯収入が高い家庭ほど、認定保育園の料金も高くなります。そのため、パート代が低くても世帯収入が高ければ、保育園の料金も高額になるでしょう。その結果、保育園の料金がパート代を超える可能性もないとは言えません。


  • 保育園との距離
    保育園から自宅やパート先との距離も重要です。保育園が遠方の場合、子どもの送り迎えの負担が大きくなります。複数の保育園に申し込んだほうが入園できる可能性は高まるものの、現実的に通える範囲かどうかよく確認しましょう。通園とパートの両立について、申し込み前にイメージしておくことが大切です。


まとめ


  • パートでも保育園の利用は可能です。少しでも保育園に入りやすくするには、自治体の利用案内を熟読したうえで早めに対策する必要があります。認可保育園ではなく認可外保育園を利用する方法もあるため、条件や料金なども考慮して判断しましょう。

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