バイトをクビになりそう!主な理由や解雇を言い渡されたときの対応を解説

  • バイト先からクビを宣告されると、どうすればよいか戸惑ってしまう人は多いのではないでしょうか。突然のことでも、あっさり受け入れると損をする場合があります。自分のどのような点が至らなかったか、不当解雇に該当しないかなどを確認して落ち着いて対応しましょう。

    本記事では、バイトをクビになる理由や、クビと言われたときの対処方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

バイトを突然クビにすることは不当解雇?

  • バイトを突然クビにされそうなときは、不当解雇にあたる場合があります。パートタイム労働法など、バイトを守る法律について解説します。
  • バイトは法律で保護されている
    バイトは、パートタイム労働法で守られています。パートタイム労働法は、正社員と非正規雇用労働者の待遇差を改善するために導入されました。パートタイム労働法のポイントは、以下のとおりです。

    ・雇用管理の改善
    ・適正な労働条件の確保
    ・教育訓練を受ける権利
    ・福利厚生を受ける権利

    パートタイム労働法では、バイトが雇用管理や労働条件に対して意見する権利が保障されています。
  • 突然のクビには正当な理由が必要
    バイトをクビにする際は、正当な理由が必要です。雇用主が個人的に気に入らないバイトや、体調不良で休まざるを得なかったバイトなどを突然クビにすると、不当解雇に該当する可能性があります。天災でバイト先が事業を継続できないときや、労働者側に故意による過失があるときなど、よほどの理由がない限り、バイトを突然クビにすることはできません。

    またバイトは、パートタイム労働法に加え、労働基準法によっても守られています。労働基準法では「バイト先が労働者を解雇する場合、遅くとも30日前までに伝える必要がある」と定められています。

    ※参考:労働契約の終了に関するルール|厚生労働省

バイトがクビになる主な理由とは

  • バイトがクビになる主な理由を解説します。以下の理由であれば、クビにされても妥当な可能性が高いと考えられます。
  • 理由1:職務怠慢
    職務怠慢は、バイトをクビにする理由として妥当といえます。職務怠慢とは、勤務態度に責任が見られない状態のことです。職務怠慢と呼べる状態を以下に示しています。

    ・無断欠勤や無断早退を繰り返す
    ・欠勤や遅刻が多い
    ・仕事を覚えようとしない
    ・仕事中に悪ふざけをする
    ・仕事中にスマートフォンなどの私物をいじる

    前述のように、職務怠慢でも突然クビにはできません。ただし、バイト先が何度も注意しているにもかかわらず改善されない場合は、バイトをクビにされる可能性があります。
  • 理由2:経営不振
    バイト先の経営が振るわない場合もクビにされる場合があります。経営不振については、労働者側の問題ではありません。ただし、本当に人員削減が必要かを、バイト先と労働者は十分に協議・交渉しなくてはいけません。
  • 理由3:人間関係
    バイト先の人間関係も、クビにつながる場合があります。オーナーや他のスタッフなど、周囲と衝突が多いバイトは、トラブルを起こす可能性が高いためです。また、不倫に見られるように、男女関係が原因で問題を起こした場合も、クビを言い渡される可能性があります。
  • 理由4:犯罪行為
    金銭トラブルや傷害事件、自動車事故、経歴詐称や学歴詐称などの犯罪行為も、クビの正当な理由になります。法律に違反する行為に手を染めると、バイトをクビになるどころではありません。将来、就職や結婚をするときにも、過去の犯罪行為の影響が出る恐れがあります。

バイトがクビになる前兆がある

  • バイトがクビになる前兆について解説します。以下の状態の場合は、自分の勤務態度や、バイト先の経営状況などを振り返りましょう。
  • 早上がりが続く
    早上がりとは、本来の勤務終了時刻よりも早くバイトを終わるように指示されることです。早上がりが増えた場合、バイト先の業績悪化が考えられます。クビを言い渡されるまで働き続けてもよいですが、早いうちに新しいバイト先を見つけて自分から辞めてもよいでしょう。

    なお、早上がりが続いたとしても、経営が持ち直す場合もあります。労働者の努力で業績アップが狙えそうな状況を感じ取り、意欲的に働き続ける人もいます。
  • 勤務日数を減らされる
    これまで週4日バイトに入っていたのに突然週2日に減らされた、というように、勤務日数を減らされたときもクビになる前兆かもしれません。バイト先に人件費の余裕がなく、やむなくバイトを減らして対応している可能性があるためです。
  • 責任者などから避けられる・当たりが強い
    バイト先のオーナーやバイトリーダーなどの態度が変わったときも、クビになる恐れがあります。急に冷たい態度が見られたり、作業を手伝ってくれなかったりしたときは、自分に思いあたる節がないか考えてみましょう。

    本来、バイトの責任者であれば、居心地が悪い環境は改善しようと思うはずです。あえて冷たい態度を取られるときは、人間関係のトラブルや職務怠慢などが原因でクビになる可能性があります。
  • 大事な仕事を任されなくなる
    クビになるときは、大事な仕事を任されなくなりがちです。仕事を任されないときは、「このバイトには、仕事を任せられない」とバイト先が考えている可能性があります。入ったばかりで伸び代がある時期は、失敗しても大事な仕事を任されてもらえるでしょう。しかし、仕事をさせてすらもらえないならば、能力に見切りをつけられたかもしれません。

    一部の仕事を任されないだけなら、クビにならない可能性はあります。ただし、そのバイト先で将来的に重要なポストにつくことは難しいと考えられます。
  • ミス・遅刻を注意されなくなる
    ミス・遅刻などの勤務態度を注意されなくなったときも、クビになる可能性が高いと考えられます。注意されているうちは、改善見込みがあるとバイト先は考えてくれています。しかし、度重なる注意でも行動に変化が見られなければ、諦められてしまうでしょう。

    クビを防ぐためには、これまでの印象を変えるべく勤務態度を大きく改める必要があります。
  • 急にノルマが課せられる
    急にノルマが課せられたときは、達成できないことを理由にクビにしようと考えている可能性があります。少し努力すれば達成できそうなノルマなら、成長を促そうという気持ちが隠されているかもしれません。

    しかし、自分の実力にまったく合わないノルマを与えられた場合は、クビになる可能性があるため注意しましょう。

クビと言われたときに確認するべきことを解説

  • クビと言われたときは、理由やバイト先の就業規則を確認しましょう。状況を整理して、不当解雇にあたるか判断してください。
  • クビになった理由
    まずはバイト先に、自分をクビにする理由を聞きましょう。正当な理由のない解雇は不当解雇にあたるためです。法律で禁止されている解雇理由を、いくつか以下に示しています。

    ・出産したため
    ・宗教上の理由のため
    ・性別に関連した理由のため
    ・労働中に事故やケガを起こしたため
    ・バイト先の問題を労働基準監督署に申告したため

    納得できない理由でクビにされるならば、話し合いによりクビが撤回される可能性があります。
  • バイト先の就業規則
    採用が決まった時点で確認しているかもしれませんが、クビと言われたときは就業規則を再度確認しましょう。自分が就業規則を守れていたか、バイト先が就業規則に則ってクビにしているかをチェックしてください。自分ではクビになる理由に納得できなくても、就業規則に記載されていれば正当な解雇だと見なされるためです。

    他にも、解雇予告のタイミングや、解雇予告手当の有無、退職金の有無なども調べておきましょう。
  • 不当解雇に該当するか否か
    仮に就業規則に反した内容でクビになる場合は、不当解雇の可能性があります。繰り返しになりますが、結婚・妊娠を理由とした解雇や、労働中の事故やケガを原因とした解雇などは不当解雇です。バイトであっても労働者の立場は法律で守られているため、不当解雇であればクビを避けられる可能性があります。
  • 自分の意見
    クビと言われても、直ちに従う必要はありません。事実とは異なる部分や、クビになるような行動を改善できる見込みがあれば、クビを撤回してもらえる可能性があります。自分の意見をバイト先に伝えましょう。

    不当解雇でもバイト先が話を聞かない場合は、労働基準監督署や労働組合、弁護士に相談すると状況が改善する場合があります。

バイトをクビになった後の対処方法とは

  • 確認すべき内容をチェックしたうえでクビを避けられないと分かったら、潔く次のバイトを探すことをおすすめします。無理を言ってバイト先に残ろうとしても、居場所がなく精神的に辛く感じるでしょう。

    バイト先には、いつまで働けるか、いつまでの給料が支払われるかを尋ねて、今後のスケジュールを検討してください。また、雇用保険に加入していれば失業手当をもらえる可能性があるため、加入状況も併せて確認しましょう。

バイトでも解雇予告手当がもらえるケースがある

  • 労働基準法では、解雇予告手当が定められています。バイトが解雇予告手当をもらえるケースについて解説します。
  • 解雇予告手当とは何か
    労働基準法では、労働者をクビにする場合は30日前までに伝えるよう定められています。解雇予告手当とは、30日前までにクビを伝えられなかった場合に支払われる、30日分の平均賃金です。

    ※参考:労働契約の終了に関するルール|厚生労働省
  • 解雇予告手当には期間がある
    解雇予告手当でもらえる額は平均賃金の30日間分で、解雇予告の翌日から解雇日が30日以内の場合に手当が支払われます。つまり、解雇予告から実際にクビになるまで30日を超える余裕があるときは、手当をもらえません。

    ※参考:労働契約の終了に関するルール|厚生労働省

まとめ

  • バイトをクビにすると言われたときは、クビになる理由や就業規則を確認してください。納得いかない理由でクビになるときは、不当解雇の可能性があるためです。話し合ったうえでバイトをクビになると決まったら、速やかに新しいバイトを探しましょう。

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