バイトで交通費は支給される?もらい方や支払いのパターンを解説
- バイトを探したいと考えているが、バイトでも交通費は出るのかと不安に感じている人もいるでしょう。希望のバイト先まで距離がある場合、交通費の負担は重くなりがちです。この記事では、バイトで交通費が支給されるケースや支払いのパターンなどを解説します。あわせて、交通費のもらい方なども解説するため、ぜひ参考にしてください。
- バイトで交通費が支給されるかどうかは、バイト先の会社の規定によります。交通費の支払いは、法的には義務がないため交通費の支給がないという会社も珍しくはありません。
そのため、応募先の会社では交通費が出るかどうかを事前に確認しておかなければいけません。また、交通費の支給の際に週6時間以上、週3日以上の勤務というように、勤務時間や勤務日数で条件をつけている会社もあるようです。
- バイト先が通学定期圏内の場合は、交通費が支給されるかどうかはバイト先により異なります。基本的には交通費の支給をすると規定されていれば、通学定期があっても支給されるケースが多いでしょう。
ただし、交通費支給の規定がない場合など、支払われないケースもあるため事前に確認しましょう。
- 交通費が支給される場合は、一般的に給与と一緒に銀行口座に振り込まれるケースが多いようです。給与と一緒に振り込まれる場合は、一時的に交通費を立て替えることになるため注意が必要です。1か月分がまとめて支給されることになるため、交通費を自分で用意しておく必要があります。
- バイトの交通費支給のパターンは、全額支給・一律支給・一部支給の3パターンに分けられます。ここでは、各パターンについて解説します。
- 全額支給
交通費の全額支給とは、その名のとおり通勤の際に支出した交通費が全額もらえるパターンです。1日に支給される額の上限はなく、すべての交通費が支給されます。そのため、バイト先が遠方にある場合にはよいでしょう。バイト先が遠方だと通勤手段によっては交通費が多くかかってしまいますが、全額支給であれば自己負担する必要がありません。
- 一律支給
一律支給とは、通勤距離に関係なく、事前に金額を決めて支給するパターンです。たとえば、「1日に一律で700円」というように1日の支給額が決められているケースです。バイト先によって支給される金額は異なります。通勤距離に関係なく決められた金額が支給されるため、バイト先が遠方にある場合は自己負担が重くなるでしょう。
- 一部支給
一部支給とは、支給する交通費の金額に上限を設けるパターンです。たとえば、「1日に1,000円まで」「月に1万円まで」というように、1日の上限や期間ごとの上限を決めてその範囲内で支給されます。上限を超えた分は支給されないため、一律支給と同様にバイト先が遠方の場合は自己負担が大きくなってしまいます。
- 交通手段によって、交通費の決め方は異なります。ここでは、それぞれの交通手段別の交通費の決め方を解説します。
- 電車・バス
電車やバスなどの公共交通機関で通勤する場合には、最短距離かつ最安でかかった交通費が支給されるケースが一般的です。ただし、合理的なルートであれば最短距離もしくは最安でなくても採用されることがあります。たとえば、交通費は安く済むが通勤時間が倍以上かかるといった場合には、最安ではないルートでも交通費がもらえるケースがあります。
支給額は、まず自宅からバイト先までの最短距離を出して片道の交通費を確認、交通費は往復分が支給されるため、片道分の交通費に2を掛けて算出しましょう。
- 車・バイク
車やバイクなどのマイカー通勤の場合は、距離によって決まるパターンや一律支給されるケース、実費で支給されるなどバイト先によって支給の方法は多種多様です。
距離に応じて支給される場合は、1キロごとに○円というように基準が設けられており自宅からバイト先までの距離に応じて支払われるケースが多いようです。また、実費の場合は通勤にどのぐらいの金額がかかったのかを証明する必要があるため、ガソリン代の領収書を管理する必要があります。
- 自転車・徒歩
自転車や徒歩の場合、通勤にかかる費用がありません。交通費が発生しないため、交通費は基本的には支給されないと覚えておきましょう。ただし、一律支給などの規定がある場合には交通費をもらえるケースがあります。また、交通手段に関係なく通勤手当を支給している場合もあるため、確認してみましょう。
- 交通費は非課税の対象になるのでしょうか。ここでは、交通費が非課税になるかどうかを解説します。
- 公共交通機関での通勤の場合
公共交通機関で通勤する場合は、月15万円までの交通費が非課税の対象となります。月15万円を超える分は課税対象所得となるため注意しましょう。
扶養内で働きたい場合などは、課税対象所得になると困るという場合も少なくありません。しかし、一般的に交通費が月15万円を超えるケースはほとんどないといえます。そのため、交通費が課税対象になるかどうかを心配し過ぎる必要はありません。
- 車・バイク通勤の場合
車やバイクで通勤する場合には、通勤距離によって課税される上限金額が決まっています。通勤距離が片道2キロメートル未満である場合は全額が課税対象となります。通勤距離ごとの非課税限度額を表にしてまとめたため、参考にしてください。
- 給与に交通費が含まれているケース
交通費が給与として振り込まれる場合には、課税対象となるため注意しましょう。たとえば、時給に交通費が含まれており交通費と給料がまとめて給与として振り込まれる場合です。この場合、公共交通機関で交通費が15万円以下であっても課税対象となります。非課税の項目に交通費が含まれていれば非課税となるため、給与明細を確認しましょう。
- バイトの交通費をもらう際には、注意したいポイントがあります。ここでは、2つの注意点を解説します。
- ウソをついて交通費はもらわない
ウソをついて交通費をもらうのはやめましょう。たとえば、実際は自転車で通勤しているにもかかわらずバスで通勤していると虚偽の申告をして申請する、実際は最短距離で通勤しているのに遠回りする通勤経路を申請するなどして、本来もらえないはずの交通費をもらうのはNGです。
全額返金を要求されたり、悪質な場合には罪に問われたりするケースもあります。そのため、ウソをつかずに正確な通勤経路や金額を申告しましょう。
- 応募前に支給条件をきちんと確認しておく
交通費が支給される会社でバイトをしたい場合には、必ず求人情報を確認しておくことがポイントです。求人情報には、交通費が支給されるかどうか、前述した「全額支給」や「一律支給」というような支給のパターンなどの条件が記載されています。
遠方のバイト先だから全額支給がよい、徒歩だから一律支給がよいというように、自分がどのパターンで交通費をもらいたいのかをはっきりさせて、条件に合ったバイト先を探すとよいでしょう。
- 自分に合ったバイト先を探したい場合には、交通費支給の有無や交通費支給の条件だけでなく、時給や勤務時間、シフトの調整がしやすいかなどの快適に働くための条件も確認しておきましょう。たとえば、学生で働ける曜日や時間が決まっている場合は、曜日や時間から求人を探せるようなサイトを活用するのもおすすめです。
- 交通費支給のバイトを探すのなら、シフトワークスがおすすめです。シフトワークスは、働ける曜日や時間で求人を探すことができるため、自分の空き時間を有効活用できるバイトが見つけやすくなっています。また、「学生歓迎のお仕事」や「未経験歓迎のお仕事」というように特集から自分の条件に合ったバイトを探すことも可能です。
- バイトの場合、交通費が支給されるかどうかはバイト先の規定によって異なります。交通費の支給パターンは全額支給や一律支給など、会社によって異なるため自分の求める支給パターンを明確にして、条件に合ったバイト先を探しましょう。
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