バイトのフルタイムとは?フルタイムで働くメリットや注意点などを解説!

  • バイトの働き方の1つとして挙げられるのが、フルタイムです。バイトにおけるフルタイムは、一般的に正社員と同程度の時間働く状態を指します。

    この記事では、フルタイムとして働くメリット・デメリットについて解説します。フルタイムのバイトとして働く際の注意点や、正社員との違いについても解説するので、参考にしてください。

フルタイムのバイトとは?

  • バイトにおけるフルタイムとは、正社員と同じ程度の時間働くことを指します。一般的には、週5日・1日8時間の週40時間働くと、フルタイムという扱いになります。

    なお、正社員の労働時間は、週5日・1日8時間の週40時間が一般的なので、他の雇用形態を指す言葉と併せて用いられやすいです。

    例えば、バイトは基本的に短時間だけ働く非正規雇用者という扱いです。しかし、フルタイムのバイトと言うと、正社員の所定の労働時間で働く非正規雇用者という意味になります。

    他にも、派遣社員や業務委託など、正社員以外の雇用形態とも併せて、フルタイムという言葉は使われています。

フルタイムのバイトと正社員の違い

  • フルタイムのバイトと正社員は、どちらも働く時間の水準が同程度です。しかし、さまざまな面でフルタイムのバイトと正社員には違いがあります。代表的な違いは、以下の通りです。
  • 他にも、給料や福利厚生の待遇などで、フルタイムのバイトと正社員では差があります。

フルタイムのバイトとして働くメリット

  • フルタイムのバイトとして働くメリットは多岐にわたります。ここからは、具体的なメリットとそれぞれの詳細を解説します。
  • 収入が増える
    フルタイムのバイトの労働時間は、基本的に週5日の1日8時間です。一般的なバイトよりも働く日数・時間が多くなるため、比例して収入も増えます。

    なお、年収が増える関係上、税金や社会保険料の支払いが発生することがほとんどです。しかし、それ以上に手取りが増えるため、毎月安定した収入を得られるのは、フルタイムのバイトにおける大きな利点です。
  • 待遇が改善されやすい
    フルタイムのバイトは、さまざまな面で待遇が良くなる傾向にあります。まず、健康保険加入の要件を満たすため、業務とは無関係の怪我・病気をした際にも傷病手当を受けることが可能です。

    また、通常のバイトは最初に付与される有給日数が7日なのに対して、フルタイムのバイトは10日になります。さらに、フルタイムのバイトなら、会社が独自に設けている法定外福利厚生の対象となる場合もあります。
  • 厚生年金の受給額が増える
    フルタイムのバイトとして働くと、短時間しか働かないバイトよりも、厚生年金の受給額が増える可能性が高くなります。

    厚生年金保険料の計算方法は、標準報酬月額×18.3%です。なお、実際は労使折半で支払うため、実質的な負担分は9.15%となります。

    月収が多くなると納める保険料も高くなりますが、将来に備えたい場合はフルタイムで働くことがおすすめです。
  • 働き方の自由度が高い
    フルタイムのバイトとして働くメリットとして、自由度の高さが挙げられます。フルタイムのバイトは正社員と同程度の時間働きますが、責任の大きい仕事や複雑な業務は正社員が担当します。バイトにはノルマや目標などが課されるケースも少なく、勤務時間外の対応を迫られる状況も多くありません。

    立場的にも融通が利きやすいため、精神的な負担が少ない状態で働けます。

フルタイムのバイトとして働くデメリット

  • フルタイムのバイトとして働く場合は、いくつかのデメリットに注意が必要です。以下は、具体的なデメリットとそれぞれの詳細です。
  • 扶養から外れやすい
    フルタイムのバイトとして働くと、扶養から外れやすくなります。扶養内である条件は年収が103~130万円に収まることですが、週5日・1日8時間勤務だと、最低賃金で働いたとしても超えてしまいます。

    短時間のバイトとして働いていた状態からフルタイムのバイトに切り替えても、基本的に扶養から外れてしまいます。扶養から外れると、健康保険料や国民年金を支払わなければなりません。
  • 手取り額が減る可能性がある
    フルタイムのバイトとして働いて扶養から外れると、健康保険料や国民年金を自分で払うことが求められます。そのため、実際の手取り額は額面よりも減ってしまいます。

    特に、年収が140万円前後の場合は、扶養内のときよりも手取りが減りがちです。扶養外となることで損をしないためには、年収が150万円以上になるように調整しましょう。
  • 在職老齢年金が減る可能性がある
    在職老齢年金とは、60歳以上の人が働きながら受け取れる年金です。しかし、在職老齢年金は一定の条件を満たすと減額されてしまいます。

    具体的な条件は、厚生年金に加入して、基本月額と総報酬月額相当額の合計が48万円を超えた場合です。以上の条件を満たしてしまうと、在職老齢年金の支給が一部または全額停止になります。

    60歳以上でフルタイムのパートとして働く場合は、注意が必要です。なお、厚生年金に加入しない場合は対象になりません。
  • 家族手当の対象外になりやすい
    配偶者が勤務している会社が家族手当を出している場合は、フルタイムのバイトとして働く際に注意が必要です。

    なぜなら、フルタイムのバイトとして働くと、家族手当の対象外となる可能性があるからです。家族手当を受け取れなくなった結果、世帯での収入が下がる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
  • 体力的な負担が増える
    フルタイムのバイトは、通常のバイトよりも働く日数・時間が増えます。そのため、体力的な負担も大きくなりがちです。自身が家事や育児などに多くの時間を割いている場合、フルタイムのバイトと両立できるかを検討して、無理のない働き方を目指しましょう。

フルタイムで働くバイトの選び方

  • フルタイムで働きたい場合の、バイトの選び方について解説します。具体的な基準と、それぞれの詳細は以下の通りです。
  • 時給の高さ
    フルタイムのバイトは長い時間働く分、時給の高低が収入の程度に大きな影響を及ぼします。また、同じ職種や系列だとしても、会社や店舗によって時給が異なる場合もあります。通いやすさなども考慮しつつ、時給の高いバイトを選びましょう。
  • シフトの安定性
    希望したシフト通りに働けないと、想定していた収入を得られない可能性があります。そのため、フルタイムとしてシフトを入れやすいバイトや、シフトが固定されている会社・店舗などを選ぶように意識しましょう。
  • 休みの取りやすさ
    休みの取りやすさも、フルタイムで働くバイトの選び方の1つです。フルタイムで勤務する場合は、有給休暇の取得が義務付けられています。

    しかし、有給休暇があっても自分が使いたいタイミングで使えなかったり、取得を申し込みづらい環境だったりする可能性もあります。

    特に、仕事と育児を担う場合は、子どもが体調不良になった場合に、緊急で休みを取らせてもらえる職場を選択するようにしましょう。
  • 待遇・福利厚生の充実度
    バイトによって、待遇・福利厚生の充実度は異なります。例えば、交通費支給の条件や、社会保険の加入条件などの待遇が挙げられます。他にも、従業員割引やまかないといった制度を設けているかも、バイトを選ぶ際のポイントです。
  • 正社員登用制度の有無
    フルタイムのバイトとして働いていても、ライフスタイルに変化があったり、収入を増やしたくなったりすると、正社員を目指すことも考えられます。

    そのため、正社員登用制度があるバイトがおすすめです。正社員登用制度を活用すれば、転職活動をせずにその会社・職場で働き続けられるといったメリットがあります。

    正社員登用制度は必ずある訳ではありません。将来的に正社員になることを視野に入れているなら、バイトを選ぶ際にあらかじめ確認しておきましょう。

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まとめ

  • フルタイムのバイトとして働く場合は、労働時間が長くなるため、時給や待遇の良さなどがより一層重要となります。そのため、条件の良いバイトを選ぶことが大切です。

    シフトワークスは、時間やシフトなどの条件から仕事探しができます。他にも、職種やエリアなどを絞って検索することもできるため、自分に合ったバイトを見つけられるでしょう。

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