ドラッグストアアルバイト特集

登録販売者はシニアで実務未経験でも可能?働くためのポイントを詳しく解説



シニアから登録販売者になりたいと考えている人もいるでしょう。登録販売者の資格は年齢を問わず取得できるため、セカンドキャリアの選択肢としておすすめです。

この記事では、シニアかつ実務未経験でも登録販売者になれるのかや、登録販売者試験の概要、働くためのポイントなどを解説します。ぜひ参考にしてください。



1 シニアでも登録販売者として働くことは可能?

登録販売者としてシニアでも働くことは可能です。求人の条件によっても異なりますが、基本的にシニアでも登録販売者の求人に応募できます。登録販売者が募集されている職場はドラッグストアや薬局、スーパー、コンビニなどです。ドラッグストアの接客系の求人では、登録販売者の資格があることで資格手当がつく場合もあります。

2 登録販売者試験はシニアでも受験可能?

前提として、登録販売者になるには試験合格が必須です。それでは、登録販売者試験はシニアでも受験可能なのでしょうか。ここでは、試験の難易度や勉強方法を解説します。


2-1. 登録販売者試験に受験資格はない

登録販売者試験には、年齢や学歴、性別などの受験資格が設けられていません。そのため、シニアでも合格を目指せます。また、登録販売者試験の受験では、これまでの実務経験も不問です。

以前は受験資格として実務経験が必要でしたが、薬事法改正によって経験が問われなくなりました。そのため、現在では試験に合格し、資格さえ取得できれば登録販売者として働けます。これまでにドラッグストアや薬局での勤務経験がない人でも、年齢を問わず登録販売者試験に挑戦することが可能です。

2-2. 試験の難易度

登録販売者試験の難易度は、しっかり対策していればそれほど高くありません。試験の出題範囲は地域によって異なりますが、厚生労働省による「試験問題の作成に関する手引き」で確認できます。出題範囲を把握して重点的に勉強すれば、合格できる可能性が高くなるでしょう。また、東京都で令和5年に実施された登録販売者試験の合格率は44.0%でした。


参考:

東京都保健医療局 | 令和5年度登録販売者試験について
2-3. 資格試験の勉強方法

資格試験の勉強方法には、独学のほか、通信講座を利用する方法があります。独学で挑戦する場合は、市販のテキストや過去問を揃えましょう。まずは、説明を読み込んで基礎知識を身につけ、次に演習問題を解いていきます。分からない問題を繰り返し問いて、正答率を上げることが重要です。

効率的に学びたい人や、独学だとモチベーションが維持しづらい人は、通信講座がおすすめです。通信講座なら自分で教材を選ぶ必要がなく、疑問が生じた際も講師から説明を受けられます。勉強のスケジュールも策定してもらえるため、勉強への意欲を維持しやすいでしょう。

3 シニア・実務未経験で登録販売者として働く際のポイント

シニア・実務未経験で登録販売者として働く際のポイントは、下記のとおりです。


  • シニアで未経験可能な求人を探す
  • 実務経験がない場合は研修中扱いとなる
  • 売り場担当には正規の登録販売者になる必要がある

以下で、詳しく解説します。


3-1. シニアで未経験可能な求人を探す必要がある

登録販売者試験には、年齢や学歴、性別などの受験資格が設けられていないものの、求人によっては実務経験があることを条件としています。そのため、実務未経験の状態で職場を探すなら、経験不問の求人を探す必要があるでしょう。求人を見る際は、条件の欄をしっかり確認し、年齢制限や実務経験の有無が要件に含まれていないかを見てください。

3-2. 実務経験がない場合は「研修中」扱いとなる

登録販売者試験に合格しても、すぐに登録販売者として働けるわけではありません。実務経験がない場合は、研修中の登録販売者として扱われます。前述したように、登録販売者試験を受けるには実務経験は不問です。しかし、資格取得後に実務経験を積まなければ、正規の登録販売者にはなれません。

研修中から正規の登録販売者となるには、薬剤師または正規の登録販売者による管理下で、2年以上の実務経験が必要です。詳しくは、以下で解説します。

3-3. 1人で売り場を担当するには正規の登録販売者になる必要がある

研修中の登録販売者は、1人で売り場を担当できません。売り場で医薬品を販売するには、正規の登録販売者になる必要があります。正規の登録販売者となるには、下記条件のいずれかを満たすことが不可欠です。


  • 直近5年以内に2年間以上かつ通算1,920時間以上の実務経験
  • 直近5年以内に1年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験、加えて継続研修の受講・指定された追加的研修の修了

実務経験においては合計の年数・時間数がカウントされるため、連続で勤務している必要はありません。つまり、1年間勤務してから1年間休職し、その後復職して再び1年間働くなど、1,920時間以上の条件を満たしていれば、通算2年間の実務経験として認められます。2つ目の条件は令和5年4月1日より適用が開始されました。指定の追加的研修は、対面またはオンラインで合計6時間以上の受講が必要です。

研修中の登録販売者は、医薬品の販売に制限がかかりますが、レジ打ちや品出しといった一般的な業務は可能です。


参考:

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行等について
4 シニア・実務未経験で登録販売者を目指すメリット

シニア・実務未経験で登録販売者を目指すメリットは、セカンドキャリアの選択肢となる点です。また、登録販売者として働くことで、医薬品に関する知識を身につけられます。以下で、詳しく解説します。


4-1. セカンドキャリアの選択肢となる

前述したとおり、登録販売者試験は誰でも受けられます。そのため、登録販売者は老後におけるセカンドキャリアの選択肢となるでしょう。正社員の場合は、60歳〜65歳で定年退職となる企業が多い傾向です。一方、パートやアルバイトなら、年齢に関係なく長く働き続けられる場合があります。

体力的な問題から、フルタイムでの勤務が不安でも、パートなら勤務時間を柔軟に調整できます。もし品出しといった力仕事に自信がなければ、接客中心の仕事を選ぶとよいでしょう。

4-2. 医薬品に関する知識を身につけられる

登録販売者になれば、医薬品に関する知識を身につけられます。登録販売者試験における勉強に加え、仕事で日常的に医薬品と関わるためです。医薬品の知識があれば自分自身の健康管理にも役立ちます。自分の体調や体質に応じて医薬品を選べるようになり、知識を効果的に活用できるでしょう。また、病気の予防に役立つ知識も学べます。

5 シニアで登録販売者を目指すのが向いている人

シニアで登録販売者を目指すのが向いているのは、接客・販売業に興味がある人、そして健康管理に関する関心が高い人です。それぞれについて詳しく解説します。


5-1. 接客・販売業に興味がある人

接客・販売業に興味がある人は、シニアで登録販売者を目指すのに向いています。登録販売者の求人が多いのは、ドラッグストアや薬局、ホームセンター、コンビニなどです。主に医薬品売り場での接客や販売を担当し、医薬品の購入希望者に対して症状のヒアリング、情報提供や商品の提案を実施します。

登録販売者の仕事では、お客さまと直接コミュニケーションをとる機会が多いです。そのため、接客が得意な人におすすめです。

5-2. 健康管理に関する関心が高い人

シニアで登録販売者を目指すなら、健康管理に関する関心が高い人も向いています。近年では、セルフメディケーションへの関心が高まっています。セルフメディケーションとは、軽微な体調不良は自分で手当し、自分自身で健康を守るという考え方です。

登録販売者の仕事では、日常的に医薬品に携わります。自分の健康はもちろん、家族の体調も気にかけているなら、登録販売者の実務経験が役に立つでしょう。仕事をしていくなかで、医薬品や健康に関する知識が身につき、適切な処置やアドバイスができるようになります。

6 登録販売者の求人を探すならシフトワークス


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シニア・実務未経験で登録販売者として働くには、年齢制限がなく経験不問の求人を探すことが不可欠です。条件に合う求人を見つけるなら、ぜひシフトワークスをご活用ください。

7 まとめ

登録販売者の資格には、受験時の年齢制限がありません。そのため、シニアでも登録販売者の資格取得が目指せます。出題範囲をしっかりと対策していれば、試験の難易度もそれほど高くはないでしょう。資格取得後は実務経験を積むことで、研修中扱いから正規の登録販売者として、ステップアップすることが可能です。

シニア・実務未経験で登録販売者の求人を探す際は、シフトワークスがおすすめです。時間・曜日の条件から仕事を探せるため、自分の都合に合わせた勤務時間で働けます。ぜひ利用を検討してみてください。

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