コンビニアルバイト特集
コンビニバイトの履歴書の書き方と面接で心得ておきたいこと
コンビニバイトに応募する際、まず最初に取り組むのが履歴書の作成です。
中でも最も大切にしたいのは、志望動機と自己PRです。面接担当者は、書いてある内容と対面で話した印象に一貫性があるかを見ています。丁寧に書いて好印象を与えることが、コンビニバイトに採用される近道です。
初めてのバイトの人も、経験がある人も以下のことを意識して面接に臨みましょう。面接当日に気を付けたいことや、店舗への入り方、基本的なマナーについてもご紹介します。
「自宅から近いので通いやすく、長期で働ける場所だと思い応募しました」
「早朝・深夜勤務を希望しているので、自宅から通いやすいと思い応募しました」。
これらの理由は長く継続してアルバイトをしたいという想いが伝わります。
しかし、近隣にいくつかコンビニがある場合は「なぜうちに来たいのですか?」と言われる場合があるので、
「自宅から近いので通いやすいと思いました。また、日頃からこちらの店舗を利用しており、店内の雰囲気も良く、長期で働ける場所だと思い応募しました」。
このようになぜこの店舗で働きたいのか、を説明できるようにしておくと良いでしょう。
店頭に掲示されているアルバイト募集の貼り紙や、求人サイトを見て応募する人が多いと思います。
「授業終了後の17時~22時までの時間で働きたいと思っていたところ、店頭のアルバイト募集と条件が合っていたので応募しました」
「早起きが得意なので朝働きたいと思っていたところ、早朝の時間帯のアルバイト募集を見て応募しました」
など、求人内容と自身の働きたい条件が合っているところをアピールするのがおすすめです。
働くこと自体初めての人は、
「人と接する仕事を通して社会性や挨拶、マナーを身につけたい」
「アルバイトをするのは初めてですが、人と話すことが好きなので自分の特技を活かせそうだと思い、応募しました」
などとポジティブな印象を与えると良いでしょう。
アルバイト経験がある人は、これまでの仕事の経験を踏まえながら
「人と接する仕事が好きなので、お客様との会話も楽しみつつ商品を勧めることができます」
「これまでに接客の仕事の経験があるので、コンビニのお仕事でも経験が活かせそうだと思いました」
「コンビニの商品が好きで日頃からこちらの店舗でも買い物をしています。気持ちの良い接客で店内の雰囲気も良く、私もここで働きたいと思いました」
など、なぜこのお店で働きたいのかと聞かれたときに丁寧に答えられると好印象です。
“生活費を稼ぎたい”も立派な志望動機です。しかし、この理由だけだとストレート過ぎて、お金が入ったら辞めるのかな?と思われることがあります。本音と建前をまじえながら、稼ぐためにシフトに多く入り貢献したいことをバランス良くアピールするのが望ましいです。
学生なら
「学費を稼ぎたくて。生活費の足しになるように」
など、仕送りしてくれている親の負担を少しでも軽くしたいという想いを伝えましょう。
主婦やフリーターなら
「家計の足しになるように」
「安定的に稼ぎたい」
「旅行や趣味の時間を充実させたくて」
本音も交えつつ、自分が働くことでどのような貢献ができるかを説明できるようにしておくといいでしょう。
例:私はこれまで人と接する仕事が好きで、飲食店で働いたり、販売の仕事をしてきました。コンビニでも接客の経験を活かせますし、自宅から近いところで働くことで通いやすく、安定的に稼げるので応募しました。シフトにたくさん入って貢献したいと思います。
このように「稼ぎたい」という素直な動機も大切ですが、他の動機や目標も組み合わせてアピールすると採用担当者にも好印象をもたれることでしょう。
「こちらのスイーツが好きでよく購入しています」「こちらの総菜が好きでよく購入しています」にプラスして、
「商品の入れ替わりが激しいコンビニですが、好きだから覚えることができますし、自分で商品を試すことでお客様からの質問にも答えることができます」
などと、説明できると好印象です。
上記の理由に加えて、
「お店の雰囲気がよく、自分が利用した際にスタッフの方も感じが良く、ここで働きたいと思いました」
などと言えると良いでしょう。
「近くに同じコンビニがあるのに、なぜうちで働きたいのですか?」と聞かれたときに話せる理由があると安心です。
コンビニバイトは24時間営業の店舗が多く、早朝や深夜の時間帯に働ける人を募集しているところも多いです。
昼間のパートタイマーと比べて人手不足になりがちなので、コンビニ側としてはその時間帯の時給を高く設定しているところもあります。また深夜(午後10時から午前5時まで)の労働には、25%以上の割増賃金を支払う義務があります。
法定労働時間と割増賃金についてこちらをご覧ください。
深夜業とは、午後10時から翌日午前5時までの間に労働させることをいいます。深夜業に対する割増賃金は25%以上となります。
と定められているので、生活リズムが夜型の人や稼ぎたい人には最適です。
ダブルワーカーやシニアの方なら
「退職後の時間を有効に使いたく、早朝勤務なら日中の時間を有効に使えるため、これまで培ってきた社会経験を活かしながら頑張っていきたいです」
とアピールするのもいいです。
学生なら
「昼間は大学に通っているので、夜間や早朝の時間に働いて学費を稼ぎたいと考えています。夜は自分の生活リズムにも合っているので、週に2〜3日なら無理なく働けます」。
などと自分の生活スタイルと働き方が合致している部分をアピールしながら、貢献できることを伝えるようにしましょう。
ここで履歴書の書き方、基本的なルールをふまえておきましょう。
応募先から指定がない限り、履歴書は手書きでもPCでも構いません。形式よりも内容を正しく伝えることが重要です。手書きにして字が汚くて読めない…ということがないようにしましょう。
誤字脱字、空欄のまま提出など、採用担当者に悪印象を与えてしまわないようにすることが大事です。
面接に臨む前に志望理由や勤務条件を自分の中でもまとめておきましょう。スムーズに受け答えができると、好印象を与えることができます。
以下に面接官からよく聞かれる質問をまとめてみました。
アルバイトの応募でも志望動機を丁寧に書くと採用担当者に好印象を与えることができます。
これまでの仕事の経験を交えながら、コンビニで活かせそうなポイントを入れたり、自身の長所、シフトが合う理由、商品が好きな点などを具体的に書きましょう。
例:私はこれまでに接客の仕事をしてきましたので、コンビニでも問題なくコミュニケーションスキルを発揮して働くことができます。自分が希望している条件で求人募集が出ていたこともあり、自宅からも無理なく通勤できます。
齟齬を生まないためにも、どうしても入れない曜日や時間帯があれば事前に伝えましょう。
ですが、面接官は働いてほしい時間帯にシフトに入ってくれるかをみています。募集要項に書いていない勤務時間帯や細かな条件が多くなると、シフトが組みづらくなってしまいます。採用担当に面倒だと思われないためにも、
「平日は週3日、8時~17時」「土日は早朝から働けます」
など、具体的に答えられるようにしておきましょう。
「いつから働けますか?」と聞かれたときは、
「いつでも可能です」「明日からでも!」と答えられるといいですが、面接日を含めて1〜2週間以内の最短の日を伝えるのがベターです。勤務開始日が遠くなればなるほど、採用見送りになる可能性が高くなります。
「○月○日は私用のため、それ以外なら大丈夫です」など、働けない特定の日があるならきちんと伝えましょう。
履歴書にもこれまでの職歴を書いていると思いますが、仕事内容について質問されることもあるので、自身でもおさらいしておきましょう。接客の仕事の経験がある方なら、コンビニバイトと共通した仕事経験をアピールできるようにしておくと良いです。
面接官から「以前の仕事はどうして辞めたんですか?」と聞かれた場合に備えて、対策をしておきましょう。
学生なら
「学業優先で辞めましたが、今年は授業数に余裕があり、働く時間の確保ができます」。
フリーターやダブルワークをしている人なら
「お店が閉店してしまい…」
「人件費の削減で辞めることになり…」など。
これは仕方ない。と思える理由やポジティブな内容に言い換えて答えられるようにしておきましょう。
「自宅から徒歩で約10分です」「学校から約15分で通勤できます」など、通勤時間を把握しておきましょう。自転車で通いたい場合は、その旨も伝えましょう。
高校生をアルバイトで雇用する際は、保護者の同意書が必要です。また、規則でアルバイトの禁止をしている学校もあるので、勤務後に迷惑をかけないためにも保護者の同意書や学校の許可書があることを伝えましょう。
コンビニの面接当日に慌てないためにも、知っておきたいポイントをご紹介します。事前に準備しておけば、余裕をもって面接に臨めるので安心です。
以下のことを意識するだけで、採用の可能性も高まるはずです。
髪の毛は最も「清潔感」を感じるポイントです。
長すぎる髪は結んだり、ぼさぼさ頭はスタイリング剤で整えましょう。
また、体臭や服装にも注意が必要です。
コンビニバイトでは必ずしもスーツである必要はありませんが、ヨレヨレの服を着ないように配慮しましょう。
面接当日はコンビニに入店するとスタッフの方にアポイントメントがあるということで声をかけると思います。
その際は以下のように
「こんにちは。本日○時の面接のお約束をしている○と申します。担当の○さんはいらっしゃいますか?」と丁寧な口調で話すようにしましょう。
遅刻は厳禁ですが、早く行き過ぎるのもNGです。
相手の立場になって考えることが大切です。担当者も仕事をしていたり予定もあるので、早くても5分前、できれば2〜3分前がベストです。
遅刻しそうな場合は、面接開始時間の前に連絡を入れましょう。
当日慌てないためにもこれらの持ち物を準備しておきましょう。いつから働けるか答えられればスケジュール帳はなくても大丈夫です。気になることや質問内容はメモ帳に記載しておくと良いでしょう。
履歴書を書く前に、自分で志望動機をいくつか羅列して整理しておくことをおすすめします。考えをまとめたら、履歴書には誠実に事実を書きましょう。面接の際にもハキハキと答えることで、好印象を与えることができます。
コンビニバイトへ応募する際はぜひ参考にしてください。