留学生のアルバイト事情を調査
- 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が平成26年１月に行ったアンケートをわかりやすくまとめました。
全体の約 7 割以上の方（75.3%）が、何らかのアルバイトをしています。
留学生のみんながどんなアルバイトをしているか？どのくらい働いているか？などを参考にしてみてください。
- ・第1位：(全体の70％が回答)『生活費のため』
･･･奨学金や、母国からの仕送りだけで日本での生活をまかなうのはやはり大変です。生活のためにアルバイトをしているという留学生が1番多くて約70％を占めています。
・第2位：(全体の20％が回答)『日本人・日本文化との交流のため』
･･･大学や日本語学校だけで過ごすよりも、より多くの場面で日本と触れ合うためにバイトをしているという留学生が2番目に多く全体の20％。実際に生きた日本語と触れ合えるので、アルバイトをした方が日本語のレベルUPも早いという意見もあるようです。興味のあるジャンルのお店でアルバイトをするのも魅力的ですね。
- ・第1位：(全体の30％が回答)『週に20～25時間』
･･･資格外活動許可で認められるのは、最大でも1週間に28時間まで。そのぎりぎりの週に25時間ほどアルバイトしている留学生が30％を占めています。
・第2位：(全体の23％が回答)『週に15～20時間』
・第3位：(全体の18％が回答)『週に10～15時間』
※バイト代もある程度もらいつつ、本来の来日目標である勉強の妨げにならにように、自分にあったペースでアルバイトをするようにしたいですね。
- ・第1位：(全体の55％が回答)『800～1000円』
･･･学生のアルバイト時給の相場です。
・第2位：(全体の22％が回答)『1000円～1200円』
･･･都心部や、時間帯の遅いアルバイトだと時給が高くなります。
※例えば時給800円で、週に25時間働いた場合、800円×25時間×4週間＝8万円/月。1000円だと1000円×25時間×4週間＝10万円/月。生活費の足しにしようと思うと、なるべく時給の高いバイトを見つけたいと思いますよね。効率よくお金を稼ぎたい人に人気なのは、時給がさらに高くなる深夜帯(夜22時以降)のアルバイト。通常の時給の25％UPが一般的なので、通常の時給が800円のバイトなら800円×1.25×25時間×4週間＝10万円/月、通常の時給が1000円なら1000円×1.25×25時間×4週間＝12.5万円/月。必要なバイト代に合わせて、シフトがどれくらい入れるかや時給など、よく確認しながらアルバイトを探すと良いでしょう。
- ・第1位(全体の40％が回答)『飲食店』
･･･お店も多く、日本語を使う場面も多い接客業が人気となっています。アルバイトの求人もたくさん出ていますので、働きやすい場所や時間を選ぶと良いでしょう。また、お店の種類も喫茶店から居酒屋さんなどたくさんあります。
・第2位(全体の20％が回答)『コンビニ』
･･･24時間営業なので、時給のいい深夜や早朝の時間帯も人気です。
・第3位(全体の25％が回答)
･･･語学講師や翻訳・通訳、また家庭教師など、母国語や勉学を生かす仕事が17％となっています。最近では日本を訪れる外国人観光客向けのお仕事や、海外とのやり取りで通訳をするお仕事なども増えているようです。自分の得意な分野を生かしてアルバイトが出来たら素敵ですね。
- いかがでしたか？
ご自身の勉強のスケジュールや、興味のあるジャンルなどに合わせて、ぜひ希望のアルバイトを探してみて下さい。
